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社会福祉士の新カリキュラムの内容は?変更の背景や将来性も確認!

Socialworker Curriculum
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福祉のエキスパートとして日常生活に困っているさまざまな人をサポートする社会福祉士。そんな社会福祉士の国家試験を受験するには、一定のカリキュラムを受講する必要がありますが、その内容が新しくなったのをご存知ですか?

こちらでは、社会福祉士の新カリキュラムについて、変更の経緯やその中身などをくわしくご紹介します。

2024年には国家試験にも新カリキュラムの内容が反映されることとなりますので、要チェックです!

目次

社会福祉士の役割とは?

新カリキュラムをご紹介する前に、まずは社会福祉士の役割を確認しておきましょう。

社会福祉士は、さまざまな理由から日常生活を送ることが困難な方を、福祉の面から支える役割を担っています
困っている方の相談に乗り、自立した生活を送るための計画を立て、関係機関と連携を取りながら相談者をサポートしていきます。

社会福祉士として施設で働く女性相談の対象は高齢者や障がい者、子どもや子育て世帯、生活困窮者などあらゆる方になります。社会福祉士の就職先も高齢者施設、障がい者施設、児童福祉施設、医療機関、行政サービス機関など幅広く、仕事の内容も職場により変わります。

社会福祉士は相談内容に関係するさまざまな専門職や事業所、ボランティアなどと連携し、ときには橋渡し役をしながら総合的に相談者の援助をしていきます。 そのほかにも、地域の福祉の課題を把握するなど、地域福祉の増進を働きかける役割も担います。

近年では教育や司法の分野まで活躍の場を広げており、多様化する福祉ニーズに対応する社会福祉士は、さらなる活躍が期待されています。

社会福祉士養成課程 見直しの背景は? 地域共生社会とは

日本では少子高齢化が進み社会も複雑化するなか、ひきこもりの「8050問題」やLGBTなどのマイノリティの支援、外国人労働者の生活支援など、さまざまな支援すべき課題が出てきています。そのような状況と比例して社会福祉士の活躍の場は広がってきています。
しかし、社会福祉士の養成カリキュラムは2007年に見直しが行われてから、10年以上見直しが行われていませんでした。

さらに、国の目指す「地域共生社会」の実現に社会福祉士は中心的な役割を担う専門職と位置付けられ、養成カリキュラムの見直しが行われることとなったのです。

地域共生社会と社会福祉士の役割

国の目指す「地域共生社会」とはどのような社会なのでしょうか。

地域共生社会とは、年齢や障がい、背景などに関係なく、誰もが生きがいを持ちながら安心して住み慣れた地域で暮らせる社会のことです。 また、地域のあらゆる住民が支え合いながら自分らしく生活し、困難を抱えた場合でも孤立せずに生活を送ることができるコミュニティの上で成り立つ社会でもあります。

そのような社会を構築するためには、介護業界、医療業界、行政機関などの関係機関が連携し、業界の垣根を超えたネットワークを構築することが必要です。専門職や地域住民が協力しながら困っている方をサポートできるコミュニティを作り上げていく必要もあります。

幅広い分野に関わることができる社会福祉士は、さまざまな関係機関と情報を共有し連携しながら、困っている方それぞれに合った方法で自立できるようサポートすることができます。

公的支援と地域住民による支え合いを連動させ、切れ目なくサポートできるコミュニティを構築する際にも、橋渡し役となり得る社会福祉士の活躍が期待されています。

新カリキュラムの内容は?旧カリキュラムとどう違うの?

上記のような流れから2021年度から新カリキュラムの実施となりましたが、その内容はどのようなものなのでしょうか。こちらで確認してみましょう。

新カリキュラムの総時間数は旧カリキュラムと同じ1200時間ですが、新科目の創設や実習時間の変更などが行われました。

社会福祉士の新カリキュラム
科目 時間数
医学概論 30
心理学と心理的支援 30
社会学と社会システム 30
社会福祉の原理と政策 60
社会福祉調査の基礎 30
ソーシャルワークの基盤と専門職 30
ソーシャルワークの基盤と専門職(専門) 30
ソーシャルワークの理論と方法 60
ソーシャルワークの理論と方法(専門) 60
地域福祉と包括的支援体制 60
福祉サービスの組織と経営 30
社会保障 60
高齢者福祉 30
障害者福祉 30
児童・家庭福祉 30
貧困に対する支援 30
保健医療と福祉 30
権利擁護を支える法制度 30
刑事司法と福祉 30
ソーシャルワーク演習 30
ソーシャルワーク演習(専門) 120
ソーシャルワーク実習指導 90
ソーシャルワーク実習 240
合計 1200時間

旧カリキュラムからのおもな変更点

  • 科目名の変更:「相談援助」→「ソーシャルワーク」
  • 新設科目追加:「地域福祉と包括的支援体制」
  • 実習の名称変更と時間数および実習先の追加 など

旧カリキュラムの科目名にあった「相談援助」という言葉はなくなり、「ソーシャルワーク」という言葉が使われるようになりました。これまで個別の相談援助が仕事のメインだった社会福祉士がより幅広く活躍できる人材に育成することを表しています。

社会福祉士が今後、地域共生社会を構築する役割を担うために、「地域福祉と包括的支援体制」の科目が新設されています。こちらの科目で地域福祉の考え方から多職種との連携、地域ネットワークを構築するための知識などを学びます。

旧カリキュラムの「相談援助実習」は「ソーシャルワーク実習」に変更となり、時間数も180時間以上から240時間以上に増えました。実習先も1カ所以上だったところが、2カ所以上の事業所・施設・相談機関で行うことになりました。

見直しのスケジュール

新カリキュラムは福祉系大学・短大の2021年度入学者から実施されています。2024年の第37回社会福祉士国家試験から試験の内容にも反映されます。

参考:厚生労働省 社会福祉士養成課程のカリキュラム

社会福祉士の国家試験の概要と難易度

社会福祉士の国家試験は年に1回例年2月に行われます。合格率は30%に満たない程度で、難易度はやや高いといえます。スクールの試験対策講座を利用するなどして、しっかり対策しておくと良いでしょう。

試験概要
試験申込期間 例年9月上旬~10月上旬
試験日 例年2月上旬
合格発表 例年3月中旬
受験手数料 15,440円

社会福祉士試験についてくわしくはこちら>>

社会福祉士の需要と将来性

社会福祉士の活躍できる場所は介護施設や障がい者福祉施設や医療施設、児童相談所や学校、地域包括センターなど幅広くあり、現状求人がとぎれることはありません。 高齢化が進むなか、高齢者向けの施設での需要は特に増えており、学校に勤務するスクールソーシャルワーカーの需要も増えています。 さまざまな分野で必要とされる社会福祉士は、就職に困ることはほとんどないといえるでしょう。

社会福祉士は国家資格ですので、信頼性も高い資格です。新カリキュラムにも見られるような新たな役割も期待され、今後はますます需要が高まると予想されています。 また、人同士のコミュニケーションが重要な職業ですので、将来どんなにAIなどの技術革新があっても淘汰されることもないでしょう。

社会福祉士の仕事は社会貢献度も高くやりがいもあります。将来性もありますので、資格を取得すれば生涯の仕事として活躍することが可能です。

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