ケア資格ナビ> 介護職員初任者研修ガイド> 講座の選び方
※表示の最安講座・最短期間はこのサイトで紹介している一例であり、地域・コースによって差があります。
※タイミングにより最安講座の募集が終了している場合があります。
介護職員初任者研修(以下、初任者研修)の講座は、都道府県知事から指定された事業者によって行われています。
初任者研修では、基本的な介護の知識や技術を身に付けます。家庭や事業所で、高齢者への介護がスムーズに行えるよう全国各地で実施されている研修です。
介護の資格はキャリアパスがはっきりしており、その中で初任者研修は初歩の資格に位置しています。
筆記試験による修了評価に合格すると修了証明書が発行され、全国どこへ行っても初任者研修の修了者として働くことができます。
このページでは、民間スクールの場合を例に挙げてご紹介していきたいと思います。
初任者研修のカリキュラムは厚生労働省の取扱細則に基づいて、講義や演習の合計130時間で構成されています。どのスクールにおいても、この細則により初任者研修が行われるので、どこで初任者研修を受講しても学ぶ内容は同じです。
130時間のうち最大40.5時間は通信で授業を受けることができるので、受講の形態は、ケア資格ナビの掲載スクールのほとんどが「通学+通信型」で開講されています。
この130時間という時間をどのように進めていけば、どのくらいの期間で終了できるのでしょうか。
通学日数 | 終了予定期間 |
---|---|
週4日 | 約1カ月程度 |
週3日 | 約1.5カ月程度 |
週2日 | 約2カ月程度 |
週1日 | 約3.5カ月程度 |
初任者研修を修了するのに必要な通学すべき日数は、スクールによって異なりますが、ほとんどのスクールが15日~17日程度の通学日数となっています。
決められた通学日にきちんと参加し、それと並行して自宅学習やレポート提出、筆記試験が終了すると、上記のような期間で初任者研修の資格を取得することが可能となります。
初任者研修の科目内容と時間は、以下のように実施されています。
通信で学習を行える40.5時間については、各科目の上限を超えないように行うことになっています。*
* 新型コロナウイルス感染症に係る介護員養成研修の臨時的な取り扱いにより、一部の地域ではすべて通信学習の講座も開講されています。
参考 厚生労働省 新型コロナウイルス感染症に係る介護員養成研修(介護職員初任者研修・生活 援助従事者研修)の臨時的な取扱いについて
科目 | 合計時間 | 通信形式で実施できる上限時間 |
---|---|---|
1.職務の理解 | 6時間 | 0 時間 |
2.介護における尊厳の保持・自立支援 | 9時間 | 7.5 時間 |
3.介護の基本 | 6時間 | 3 時間 |
4.介護・福祉サービスの理解と医療との連携 | 9時間 | 7.5 時間 |
5.介護におけるコミュニケーション技術 | 6時間 | 3 時間 |
6.老化の理解 | 6時間 | 3 時間 |
7.認知症の理解 | 6時間 | 3 時間 |
8.障害の理解 | 3時間 | 1.5 時間 |
9.こころとからだのしくみと生活支援技術 | 75 時間 | 12 時間 |
10.振り返り | 4時間 | 0 時間 |
合 計 | 130 時間 | 40.5 時間 |
初任者研修には受講資格はなく、誰でも受講することができます。 家庭内の介護に役立てるために基本的な介護について学びたい方はもちろんのこと、居宅介護支援事業所や施設など介護の仕事に就きたい人、 とくに訪問介護事業所で働きたい人は、初任者研修以上の資格が必要 *なので資格取得が役に立ちます。
* 新型コロナウイルス感染症に係る介護サービス事業所の人員基準等の臨時的な取扱いにより、無資格でも事業所等で高齢者へのサービス提供に従事したことがあれば、ヘルパーとして従事することができるようになっています。
新型コロナウイルス感染症の影響で、介護業界にはさまざまな特例措置が導入されています。それでも資格は取得しておいた方が就職には有利ですし、資格手当がつく職場では収入もアップします。
「介護について学んでみたい!」「介護の仕事に就いてみたい!」と思った人には、まずは介護の基本資格である「初任者研修」で学ぶことが、適切で分かりやすい方法です。
初任者研修の講座はどなたでも受講できるので、たとえ介護職に就いていない他業種の方でも受講することは可能です。
ただし仕事をしながら資格を取得したい人は、就業時間以外でないと学ぶことはできませんね。でも心配は無用です。スクールには週1回コースで土曜日を選択できるコースなど、働きながら学べるコースがあります!
初任者研修には、働きながら受講できる環境が整っています。
さて「初任者研修の資格を取得しよう」と思い立ったならば、どんなふうに進めていけば良いでしょうか。
ケア資格ナビのスクールで実施されている「通学+通信型」なら、無理なく取得できます。以下のフローチャートを参考にしてみてください。
スクールでは、不合格者に対して補講や再試験対応を行っているので、万が一、不合格でも心配することはありません。
資格取得までスクールの講師陣がていねいに指導してくれるので、安心です。
初任者研修の講座を開講しているスクールは複数ありますが、何をポイントに選べばよいのでしょうか。
初任者研修の講座を選ぶにはいくつかのチェックポイントに着目してみると、選びやすくなります。大事なチェックポイント、費用・立地・受講期間について見ていきましょう。
初任者研修の受講費用は2万円~10万円程度の費用で開講されており、スクールによって費用は変わります。
よく見てみると費用は高くても就業成約制度などを利用すると、費用がキャッシュバックされることがあるので、結果的には費用が安くなるスクールもあります。
スクールで受講する場合は、資料請求して比較検討すると分かりやすいでしょう。
とくに費用を優先したい場合は、スクールのサポート制度やキャンペーンなどがスクールごとに異なるので、比較検討は重要です。
初任者研修の通学日数は、通学+通信型の場合で15~17日間程度です。初任者研修は基本的には通学して学ぶ必要があるため、通いやすさは重要ポイントになります。
自宅や勤務先から通いやすい方が良いか、駅から近い方が良いか、車でも通えるのかなどがポイントになるでしょう。
初任者研修は、カリキュラムの項で詳述したようにスクールの通い方によって受講期間が変わってきます。受講期間は早いと1カ月程度で、修了することができます。
スムーズな資格取得ができるかどうかは、予定通りにスクールへ通うことと並行して通信学習を進めることがポイントになってきます。
働きながら受講している人も多くいます。自分が通いやすい曜日は何曜日なのか、通いやすい曜日に開講しているスクールを選ぶことも大切です。
全国各地で講座を開催している大手スクールは知名度も実績もあり、信頼度は抜群です。
グループ会社が人材紹介会社や人材派遣会社を運営しているスクールもありますので、初任者研修を受講するだけにとどまらず、全国的なネットワークのある大きな会社で、将来的なことを相談できるのは魅力です。
一方、地域密着型スクールは定員を少な目に抑えているところも多く、アットホームな雰囲気で学べます。知名度が低い分、サービスを充実させ費用を抑えているスクールもあります。
大手と異なりグループ企業はなくとも、長年地域に根付いているスクールは地域の介護事業所とのつながりも多く、地元に密着した就職サポートを売りにしているところもあります。
さまざまな介護事業所などで経験を積んできた特徴のある講師陣を売りにしているところもありますので、スクール情報は要チェックです!
どのスクールでも就職相談を行い、資格取得後の就職状況を開示していることが多いので、ケア資格ナビで資料を取り寄せて、ぜひ講座選びの参考にしてみてくださいね。