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掲載希望スクール様はこちらケア資格ナビ> 心理カウンセラーガイド> 通信で取れる人気の心理カウンセラー資格 3つの資格の違いは?
うつ病などのこころの病気によって医療機関にかかっている人の数は、近年増加しています。厚生労働省の資料によると、全国で約400万人以上にのぼっています。
こころの病気を抱える人が増えていると同時に、ストレスや問題に対応する心理カウンセラーへの注目も年々高まっています。
この記事にたどりついた方も、心理カウンセラーに興味を持っている一人ではないでしょうか?
心理カウンセラーとして問題を抱える人の相談に乗るには、心理学やカウンセリングの知識を身に付けるために資格を取得するのが一般的です。
こちらの記事では比較的手軽に取得できる人気心理カウンセラー資格
についてご紹介していきたいと思います。
心理カウンセラーに興味のある方は、まずはこの3つの資格を検討してみてください。
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人気の3つの心理カウンセラー資格ですが、どの資格を取得すれば良いのか迷う人も多いのではないでしょうか。
何がどのように違うのか、まずはそれぞれの概要から見てみましょう。
メンタルケアカウンセラー(R) | メンタルケア心理士(R) | メンタル心理カウンセラー | |
---|---|---|---|
受講資格 | なし | なし | なし |
費用 | 39,000円(税込) | 49,000円(税込) | 28,600円(税込)) |
標準学習期間/在籍期間 | 3カ月/6カ月 | 4カ月/8カ月 | 2カ月/700日 |
内容 | 入門的な知識 | カウンセリング技法・医学的知識など | カウンセリング基礎・理論・実践事例や開業方法など |
認定団体 | メンタルケア学術学会 | メンタルケア学術学会 | 一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)認定 |
認定方法 | 添削課題を一定のレベルでクリアすれば、メンタルケアカウンセラー(R)が授与されます。 | こころ検定2級合格後、メンタルケア心理士資格登録を行うことでメンタルケア心理士が授与されます。 | 在宅試験に合格後、メンタル心理カウンセラーが授与されます。 |
3つの資格とも他資格の有無や学歴、年齢などの受講の条件はありませんので、取り組みやすい資格といえます。
標準学習期間は2~4カ月でテキストは2~3冊ですので、ペースを決めてテキスト学習をこなしていけば無理なく取得できるでしょう。
では、3つの資格について紹介していきます。
こころのメカニズムや学問としての心理学をベースに、カウンセリングの基礎知識、身近なメンタルヘルス、心の病気についてなどを学びます。
自分自身の心の健康状態を正しく認識できるようになることで、ストレスに対処したりコミュニケーションを円滑にすることができるようになります。
こんな人におすすめ!
メンタルケアカウンセラー(R)は心理学の入門的な知識を学べる資格ですので、初学者におすすめの資格です。
実技試験もありませんので、気軽に心理学を学んでみたい人、自分自身の生活に役立てたい人、将来的にカウンセラーを目指すための第一歩として資格を取得したい人におすすめです。
カウンセリングの基礎技法を学べるほか、解剖生理学や生化学など、医学的なアプローチを含めた学習を行います。身体疾患や精神疾患、薬剤論も受講内容に含まれており、幅広く学ぶことができます。
医療や産業、教育の分野で相談援助や心理カウンセリングができる基礎能力を身に付けることができます。
資格取得には、正答率70%以上が必要な「こころ検定2級」に合格する必要があります。
こんな人におすすめ!
メンタルケア心理士(R)は実践的なカウンセリングの技法や医学的な知識も学ぶことができますので、心理カウンセラーとして活躍したい人におすすめです。自身のメンタルヘルスケアに役立てたい人にも向いています。 メンタルケア心理士(R)は、資格取得後にさらに知識メンタルケア心理専門士(R)を目指すこともできますので、 学びを深めていきたい人にも最適な資格といえます。
現役の心理カウンセラーが大学で学ぶようなカリキュラムの中から、厳選された学習内容を学ぶことができます。
心理学の基礎はもちろん、カウンセリング基礎・理論やその実践事例、さらにカウンセラーとして自ら開業する方法を学ぶことができます。
自身の日常生活にいかせるだけでなく、カウンセラーとして活躍できる知識を身に付けられます。
試験は在宅でテキストを見ながら受験できますので、丸暗記をする必要はありません。
こんな人におすすめ!
メンタル心理カウンセラーはカウンセリングルームの開業方法まで学べますので、将来的に自分でカウンセリングルームを開きたい人にもおすすめです。 また、標準学習期間は短いものの在籍期間は長いので、忙しいなかでも少しずつ取り組んで資格を取得したい人にもおすすめです。
こちらでは3つの心理カウンセラー資格を難易度から比較してみます。
受講要件もなく添削課題にしっかり取り組めば取得できますので、難易度は低めといえる資格です。はじめて心理学を学ぶ人でも挑戦しやすいでしょう。
メンタルケア心理士(R)の称号を受けるには、こころ検定(R)2級に合格する必要があります。こころ検定(R)2級は試験問題が40問で正答率は70%で合格ですので、難易度としは中程度でしょう。
認定団体指定の教育課程を修了した後、在宅で試験を受験します。100問の試験で正答率70%ですが、在宅受験ですので難易度は高くはないといえます。
平均受講期間は2カ月と3つの資格のなかでは最も短いので、取得が難しいということはありません。
ご紹介した3つの資格はどれも比較的短期間で取得でき、難易度も高くなく、基礎的な知識を身に付けられる資格です。
学習内容にはやや違いがありますので、自分の学びたい内容に近いものを選ぶと良いでしょう。
もっと知識を広く深く学びたいと感じた人は、後から難易度を上げた資格に挑戦しても良いでしょう。
実際、複数の資格を取得して活躍する心理カウンセラーもたくさんいます。
極めたい専門分野ができたら、専門分野に特化した資格を取得することもできます。
メンタルケアカウンセラー(R)とメンタルケア心理士(R) は、2つ同時に資格取得を目指せる講座もあります。同時受講ですとリーズナブルに受講できることがほとんどですので、検討してみても良いかもしれません。
こちらの記事でご紹介した3つの心理カウンセラー資格は、どれも通信講座で比較的お手軽に学べる資格といえます。
しかし、そのお手軽さから、資格を取得した後に心理カウンセラーとして活躍できるのか、不安な方もいるのではないでしょうか。
心理カウンセラーとして活躍するには、資格を取得した後に実務経験を積むことが大切です。それはどの職業でもいえることで、例えば簿記を取得したからといって企業の経理でいきなり活躍できるかというと、そうはいかないでしょう。
資格を取得した後は、まずはボランティアをするなど、とにかくカウンセリングの経験を増やしていきましょう。
資格や知識は、実践のためのベースとなるもので、信頼につながるものです。経験を積むことで、将来的にカウンセリングルームを開くなどの道も開けてきます。
通信講座で心理カウンセラーとして活躍できる知識とスキルを学ぶことはできます。あなたの目指す心理カウンセラー近づくために、まずは一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。