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ケア資格ナビ> 心理カウンセラーガイド> 通信で取れるメンタル心理カウンセラーってどんな資格?難易度や活用方法もご紹介!
メンタルの不調を抱える人が増える昨今、心理学やカウンセリングに興味を持つ人が増えています。
「メンタル心理カウンセラー」資格は、通信でどなたでも手軽に取得できるカウンセラー資格ということから、注目されている資格です。
この記事では、「メンタル心理カウンセラー」について、資格の取得方法や難易度、活用の仕方などをくわしくご紹介していきます。
メンタル心理カウンセラー資格に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
メンタル心理カウンセラーの資格は、
などを学べる資格です。
心理カウンセラーとしての基礎的な知識や技術を2カ月という短い期間で習得することができる資格です。
資格試験に合格することで、「JADP認定メンタル心理カウンセラー(R)」の称号が与えられます。
資格試験を受験するには指定された講座の受講が必要ですが、講座はどなたでも受講が可能です。
例えば心理系資格として知名度の高い「臨床心理士」は受験するまでに大学や大学院の卒業が必要ですが、メンタル心理カウンセラーは学歴などの要件もありません。
指定の講座を受講することで、試験を受験でき資格を取得できます。
「心理カウンセラー資格が欲しいけれど、これから大学や大学院で学ぶには、ハードルが高すぎて難しい」という方でも、こちらの資格なら無理なく取得できます。
メンタル心理カウンセラーの講座では、心理カウンセラーになるためのカウンセリングの理論と実践や心理学、精神医学などの基本を学べます。
基礎的な内容で構成されており、テキストも初学者にもわかりやすい内容になっています。心理学についてまったく知らなかった方でも、取り組みやすいでしょう。
短期間で取得できますので、心理カウンセラー資格ができるだけ早く欲しい方にもおすすめの資格です。
メンタル心理カウンセラーは、講座から資格試験まで自宅で受けることができます。
通信講座は、送付されたDVDとテキストを使用して学んでいきます。DVDは聞き逃しがあっても繰り返し学習できますので、知識もしっかり定着させることができます。DVDプレーヤーがない方は、動画の視聴も可能です。
いつでも学習できますので、忙しい方にもおすすめといえるでしょう。
カリキュラム修了後に資格試験を在宅で受験しますが、講座で使用したテキストを見ながらの受験も可能です。
丸暗記をしなくても大丈夫ですし、自宅受験ですので過度に緊張することなく落ち着いて受験できます。
メンタル心理カウンセラーの資格を取得するには、認定された教育機関で全カリキュラムを修了したあとに、試験に合格すると資格を取得できます。
カリキュラムは1日1時間学習したとして、2カ月で修了できます。添削問題は4回用意されており、それとは別に3回まで任意でのカウンセリング実習(レポート)もあります。
認定講座を修了した後の試験概要は以下になります。
主催団体 | 一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP) |
---|---|
受験資格 | 団体指定の教育機関が行うカリキュラムをすべて修了した人 |
試験日 | カリキュラム修了後、随時 |
試験場所 | 在宅 |
受験料 | 5,600円(税込) |
申込~試験 | 協会ホームページより申込。 課題修了確認・申込・受験料の支払いが確認次第、試験問題が自宅に送付されます。 |
合否基準 | 得点率70%以上で合格 |
大学の心理学科などで学ぶカリキュラムの中から、心理カウンセラーになるために必要な基礎的な知識を厳選した内容になっています。
また、大学では学べない開業のノウハウまで学べるのも特徴です。
認定講座の受講は標準2カ月で、試験も自宅で受験できます。テキストを見ながら受験できますので難易度は低いといえるでしょう。
標準2カ月で修了できる講座ですが、ゆっくり学習したい方は最大23カ月の延長が可能ですので、自分のペースで取得を目指せます。
心理カウンセラーになるための基礎知識を自宅で手軽に身に付けられるのが、最大のメリットです。働いている方や子育て中の方など、忙しい方でもすき間時間に学習することができます。
最短で心理カウンセラー資格を取得できることもメリットです。
反面、学習中に疑問があった際や、この資格だけでは実践が足らない不安があるというデメリットがあります。
学習中にわからないことがあった場合は、講座を開催するスクールの講師が質問を受け付けるなど、サポート体制があります。
添削指導やカウンセリング実習もありますので、活用して疑問点は解消し、実践力もつけていきましょう。
通信講座ですとどうしても実践が足らない不安が残りますので、資格取得後にボランティアをするなどして、経験を積むことをおすすめします。
メンタルクリニックや教育の現場などで心理カウンセラーとして働く場合、臨床心理士や公認心理師の資格を求められることがほとんどで、メンタル心理カウンセラー資格のみで採用されることは難しいでしょう。
そのような現場で活躍したい方は、難易度の高い臨床心理士や公認心理士の資格取得が必要になってきます。
それではメンタル心理カウンセラーの資格は、どのような場面で活用できるのでしょうか。
難易度が低く取得しやすい資格ですが、幅広い場面でいかすことができます。
資格を取得して知識や技術を学ぶことが、心理カウンセラーとしての第一歩となります。
資格があることで、友人や同僚、家族など身近な人から相談を受ける際により良い対応ができるようになります。心理カウンセラーのボランティアをする際にも、学んだ知識が役立つ場面がたくさんあります。
資格のために学んだ知識は、現在就いている仕事をしていく上でもいかせます。
会社勤めをしている管理職の方ならマネジメント力を向上できますし、営業や接客の方ならコミュニケーションスキルを高めることもできます。
人間的な魅力のアップにもつながりますので、職場の人とより良い人間関係を築くことができるようになり、仕事のパフォーマンスアップにもつながります。
開業の知識も学べますので、実際に悩める人の相談を受ける経験を積んだ後は、カウンセリングルームを開業することも可能です。
実際、将来的に自宅での開業などを考えて、メンタル心理カウンセラー資格を取得する人もいます。
メンタル心理カウンセラーのように、通信講座を受講し短期間で取得できる資格はほかにもあります。どのような資格があるのか、メンタル心理カウンセラーとの違いも確認しながら見てみましょう。
メンタルケア心理士(R)は、指定の講座を修了し文部科学省後援のこころ検定(R)2級に合格後、資格登録を行うことで資格を取得できます。
指定講座はどなたでも受講可能ですので、メンタル心理カウンセラーと同じ流れで取得ができます。
こちらの資格ではカウンセリングの基本技法のほか、精神解剖生理学や精神医科学を学べるのが特徴です。
くわしく知りたい方は以下の記事でご紹介しています。
注目の高まる「メンタルケア心理士(R)」ってどんな資格?>>
メンタルケアカウンセラーは、指定の通信講座を修了後、資格申請をすることで資格を取得できます。こちらもどなたでも受講できる通信講座です。
試験もなく入門的な資格ですので、気軽に心理学を学んでみたい方や、自分や身近な人のメンタルヘルスケアに役立てたい方におすすめの資格です。
3つの資格を比較すると、それぞれ学習内容に違いがあるのがわかります。メンタル心理カウンセラーは開業まで学べるところも特徴です。
認定団体 | 標準学習期間 | 学習内容 | 費用(税込) | |
---|---|---|---|---|
メンタル心理カウンセラー | 日本能力開発推進協会(JADP) | 2カ月 | カウンセリングや心理学の基礎知識のほか、開業についてなどを学べる | 38,600円 |
メンタルケア心理士(R) | メンタルケア学術学会 | 4カ月 | カウンセリングの基本のほか、精神解剖生理学や精神医科学を学べる | 49,000円 |
メンタルケアカウンセラー(R) | メンタルケア学術学会 | 3ヵ月 | 基本的な心理療法や心理学、心のトラブルについて学べる | 39,000円 |
通信で学べる「メンタル心理カウンセラー」「メンタルケア心理士」「メンタルケアカウンセラー」の3つの資格の違いは、以下の記事でもくわしくご紹介しています。
先の見えないコロナ禍の閉塞感から、メンタルの不調を起こす人が昨今さらに増えています。
この記事にたどりついた方は、心理系の資格を取得して「少しでも悩んでいる人の助けになりたい」と考えている方ではないでしょうか?
メンタル心理カウンセラーは、カウンセリングや心理学の知識を学ぶことで、あなたの身近で悩んでいる人を支えたり、ボランティアなどで多くの人たちをサポートするきっかけになる資格です。
心理カウンセラーとなって、自らカウンセリングルームを開業する夢を実現に近づける資格です。
まずは資格を取得して、心理カウンセラーになる土台を作ってください。
そして経験を積んで開業をしたり、難関資格にチャレンジしてみてください。
将来的に多くの方をサポートできる心理カウンセラーを、ぜひ目指してみてくださいね。