介護・福祉・医療資格講座紹介
ケア資格ナビ> 心理カウンセラーガイド> カウセリングとセラピー、コーチングはどう違う?
「ストレスで体調を崩した」「心の病になって会社を休職した」そんな話を聞いたことはありませんか? メンタルのトラブルを抱える人が多くなっている昨今、カウンセラーやセラピストという職業が注目されています。
カウセリングやセラピーは心理療法のひとつと言えますが、その2つはどのように違うのでしょうか。そして最近注目されているコーチングは、実際どのようなものなのでしょうか?
こちらの記事では、よく耳にするけれど詳しくは知らない「カウセリング」「セラピー」「コーチング」について、違いを見ていきたいと思います。
心理カウンセラーが行うカウセリングとは、クライアントの悩みや心配事を聞いていくことで、クライアント自身が自分を見つめて成長し、解決していけるようにサポートする方法です。心理カウンセラーは、話を聞いて共感したり一緒に物事を整理する中で、本人が「どうすればよいか」を見つけられるように導きます。普段から取り入れることができそうな行動を一緒に考えたり、アドバイスや情報提供も行います。
こんな人をサポートします
セラピーはもともと精神科の医師が医療行為として行うもので、症状のある患者に対して行う治療のことです。最近よく耳にする癒しのためのセラピーは、医師が行う治療ではなく、アロマセラピストやボディセラピストがクライアントに癒し効果を与えるために行う行為です。最近では、赤ちゃんとお母さんの日々のストレスを解消し、絆を深める手伝いをするベビーセラピストも注目されています。リラックス効果のあるアロマを使ってクライアントを癒したり、直接体に触れて施術を行うなど、積極的に心身に働きかけるところがカウセリングとの違いです。
こんな人を癒します
コーチングは、クライアントが持つ目標や未来像に向かって行動できるように促す方法で、目標達成に結びつける技術です。コーチは、クライアントに質問や提案をすることで、目標を達成するためにやるべきことを自ら見出して行動するように促します。コーチは、クライアントが持つスキルや資質などを高めることを支援していきます。心理療法ではありませんが、コーチングの方法としてメンタルに作用する心理学的なアプローチを取り入れることもあります。
こんな人をサポートします
「カウセリング」「セラピー」「コーチング」がどのようなものか、分かりましたでしょうか? 一見、似ていそうですがそれぞれ意図するところも違い、クライアントが求めるものも違うことが分かります。
ストレスの多い日常を生きていく中、悩んだり疲れてしまう人はたくさんいます。そんな人たちをサポートしたり癒したりするのがカウンセラーやセラピーです。そして、目まぐるしく世の中が変わり、スピード感を持って対応することが求められる現代、自らのパフォーマンスを向上するコーチングもとても注目されています。
どれも今だからこそ求められる職業です! ぜひ、資格を取得してみてはいかがでしょうか。