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実務者研修が新たにできた理由とは?経緯など紹介

  • 介護福祉士を受験するための必須資格
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※表示の最安講座・最短期間はこのサイトで紹介している一例であり、地域・コースによって差があります。

実務者研修の資格は2013年に誕生しました。
改めて実務者研修が誕生した経緯をご紹介します。

実務者研修が新設された経緯

実務者研修は、旧ホームヘルパー1級と旧介護職員基礎研修を一本化する形で新設された資格です。
それ以前の介護の現場では、ホームヘルパー・介護職員基礎研修・介護福祉士の3種類の資格が混在していました。

そのため、介護福祉士などへのキャリアアップを目指す場合、資格によって必要な従事期間などが異なるため、進むべきルート分かりづらくなっていました。

国はこうした問題を解決するため、実務者研修を新設しました。

そして実務者研修の修了を介護福祉士国家試験の受験条件に定め、介護の現場におけるキャリアパスを明確化しました。

実務者研修の資格を取得するには

実務者研修の資格は養成機関(スクール)の講座を修了することで取得できます。

無資格者の場合、6カ月(合計450時間以上)で修了となります。この実務者研修を受講するための要件は特にありません。

つまり、介護の仕事が未経験でも、旧ホームヘルパー2級や介護職員初任者研修といった介護の資格がなくても受講することはできます。

実務者研修のうち通学が必要なのは、介護過程III医療的ケア。残りの研修は通信で受講することができます

実務者研修には卒業試験がないので、じっくりと取り組むことができます。

所持資格によってはカリキュラム免除を受けられます

実務者研修は、持っている資格によってカリキュラムの一部が免除されるため、短い受講時間で修了することができます。

すでに取得している資格 免除時間 受講時間 受講期間*
なし 0時間 450時間 6カ月
介護職員初任者研修 -130時間 320時間 4カ月
ホームヘルパー3級 -30時間 420時間 5カ月
ホームヘルパー2級 -130時間 320時間 4カ月
ホームヘルパー1級 -355時間 95時間 2カ月
介護職員基礎研修 -400時間 50時間 1カ月

* 受講期間はおおよその目安です。詳細は養成機関にお問い合わせください。

旧ホームヘルパー2級または介護職員初任者研修を修了済の人

「人間の尊厳と自立」「社会の理解 I」「介護の基本 I」「介護の基本 II」「生活支援技術I」「生活支援技術 II」「介護課程I」「こころとからだⅠ」を受講する必要はありません。

旧ホームヘルパー1級を取得済の人

「介護課程III」と「医療的ケア」だけを受講すれば実務者研修を修了することができます。

介護職員基礎研修を修了済の人

「医療的ケア」だけを受講する必要があります。

実務者研修のカリキュラムについて>>

実務者研修を修了すると、実践的な知識や技術が身に付くだけでなく、訪問介護において必須となる役職であるサービス提供責任者の職種に就くことも可能です。
たん吸引や経管栄養といった医療的ケアも学ぶため、介護の現場で重宝されます。

介護福祉士国家試験を受ける場合には必要資格でもあるため、受講料金はかかりますが、修了して損のない資格と言えるでしょう。

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