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実務者研修っていきなりとれるの?無資格でも大丈夫?

  • 介護福祉士を受験するための必須資格
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目次

実務者研修は無資格でも受けられるの?無資格でも大丈夫?

実務者研修は無資格でもいきなり受講できるのでしょうか?
結論からいうと、受講することができます

実務者研修は、厚生労働省が示しているキャリアアップのルート上では初任者研修の上位資格となっていますが、初任者研修を修了していない人でも受講が可能です。

実務者研修はほかの資格を保有している場合は、免除される科目があり受講時間が削減されます。無資格の人は450時間以上のすべての科目を受講することになり、すべての科目を修了すると資格を取得することができます。無資格者の取得期間は6カ月になります。

実務者研修は誰でも受講可能

実務者研修は無資格者のほか、介護の経験がない人も受講できます。そのほか学歴や年齢、性別も問わず、どなたでも受講することができます。
未成年や高齢の人でも受講できますが、スクールによっては「16歳以上の方」と年齢に条件を設けているところもあり、未成年の場合は保護者の同意が必要なこともあります。外国籍の人でも、日本語の読み書きや聞き取りが可能であれば問題なく受講できます。

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実務者研修の難易度は?いきなりとっても大丈夫?

実務者研修は、より質の高い介護支援ができるようになる資格です。学習内容は医療的ケアなど専門的な部分も出てきますが、無資格や未経験からでも問題なく修了できる資格でもあります。講義と演習をすべてしっかり受講し理解することができれば、どなたでも取得できる資格です。

学習時間がやや長くはありますが、「実務者研修を取得する」という目標をしっかり持って取り組めば、難易度は高くないといえるでしょう。
ただし、目標はあっても「やはり学習に不安を感じる……」という人は、無理せず初任者研修から取得して、次に実務者研修を受講することをおすすめします。

実務者研修をいきなりとるのに向いている人は?

介護福祉士になりたい人

実務者研修は、介護現場で働く人が介護福祉士を受験する際に必須となる資格です。無資格のまま働いていて経験が3年以上ある人は、実務者研修を取得すれば介護福祉士試験を受験することが可能になります。
実務経験がすでにあってできるだけ早く介護福祉士試験を受験したい人は、初任者研修は受けずに実務者研修をいきなり取得すると介護福祉士へ最短でなれるでしょう。

無資格で介護経験もない人も、「将来的に介護福祉士になる」という目標が明確な人にもおすすめです。

サービス提供責任者になりたい人

実務者研修を持っていると、訪問介護事業所に配置義務のあるサービス提供責任者になることができます。
訪問介護事業所で責任のある仕事をしたい人やキャリアアップをしたい人にもおすすめです。

無資格・介護経験なしの人が実務者研修を受講する際のポイント

スクール選びが重要ポイント

実務者研修の通信講座を計画的に進めるにはスクール選びが大切 実務者研修は初任者研修の上位資格で、介護の実践的な知識やスキルを学びます。通信+通学で学ぶスタイルが主流で、無資格者が受講する場合は通学講座が50時間以上、通信講座は400時間以上を自宅で学ぶことになります。

無資格で介護の経験や知識のない人が、介護の実践的な知識を400時間以上自宅で自分のペースで学ぶことは、人にもよりますが決して楽ではないことが想像できます。最後まで計画通りに学習するにはスクール選びが重要です。

スクールのスタンスを確認する

介護を多少経験していることが前提で内容が進むスクールと、まったく経験のない人にも配慮しているスクールとでは内容の理解のしやすさが変わってくることがあります。選ぶ際にはスクールがどのようなスタンスなのかも確認しておくと良いでしょう。

サポート制度を確認する

スクールによって、さまざまなサポート制度が用意されています。理解できないところが出てきたときに質問しやすいか、途中で学習が滞らないために定期的に連絡をくれるかなど、自分に合ったサポートがあるスクールを選びましょう。

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無資格・介護経験ありの人が実務者研修を受講する際のポイント

介護福祉士試験を見据えながら学習する

介護現場ですでに働いている人や介護経験がある人で実務者研修の受講を考えている人は、介護福祉士試験を目指している人が多いと思います。
実務者研修の内容は介護福祉士試験のベースとなる知識ですので、受講の際は先の試験を意識して知識と技術をしっかり身に付けることが大切です。

セット講座も検討する

スクールには、実務者研修と介護福祉士の受験対策講座がセットになっているコースや、介護福祉士試験受験を見据えた通信課題を出しているスクールもあります。
介護福祉士試験の受験を考える人は、目標の実現がより近くなりそうな講座を選ぶと良いでしょう。セット講座は料金がリーズナブルな設定になっているメリットもあります。

スケジュールを確認する

介護福祉士試験を実務経験ルート(実務経験3年と実務者研修修了が要件)で受験する場合、1月後半にある試験前の12月31日までに実務者研修を修了する必要があります。
無資格から実務者研修を受講する人は修了まで6ヶ月かかるので、間に合う日程を考えて講座の申し込みをしましょう。

実務者研修と介護職員初任者研修って何が違うの?

初任者研修と実務者研修のどちらを取得するか悩んだら、資格の違いを比較無資格で取得できる介護の資格には、実務者研修のほかに初任者研修があります。実務者研修は初任者研修よりも上位資格となっているので、先に初任者研修を受けた方がいいのではないかと悩む人も多いのではないでしょうか。

ここでは2つの資格を比較して、実務者研修の受講について考えてみましょう。

違い その1

実務者研修は介護福祉士の受験資格になる

大きな違いは、実務者研修は国家資格である介護福祉士の受験資格になるということです。将来的に介護福祉士を目指す場合、初任者研修だけでは受験できず実務者研修の修了が必要になります。そのことから最近では「いずれ取得しなければならないのなら」と無資格や未経験の人でも実務者研修から受講することも増えています。

違い その2

実務者研修を修了するとサービス提供責任者になれる

サービス提供責任者(サ責)とは、訪問介護事業所になくてはならない職種です。訪問介護事業所でケアマネージャーや訪問ヘルパーと連絡を取り合い調整するなど、コーディネート業務に携わります。実務者研修を修了すると、この職種に就くことができます。
サ責になるとほとんどの場合給料が上がることから、初任者研修を取得せずに実務者研修を目指す人もいるようです。

違い その3

学ぶ内容が違う

実務者研修は初任者研修と同じように介護の知識と技術について学びますが、初任者研修より実務に即した深い内容になっています。
例えば通学学習では、初任者研修は実際に身体を動かしながら食事や入浴などの基本的な介護サービスを学びます。これに対し実務者研修は、基本的な知識と技術を活用し、より総合的な観点から高齢者一人ひとりに合った介護ができるよう学習していきます
また、実務者研修の通学課程は、介護サービスの仕組みを理解する「介護過程III」や「医療的ケア」も学びます。

  • 介護過程III
    介護計画の立案・実施・見直しといった一連の流れを正しく把握し、実践と結び付けて考えられることを目標とします。
  • 医療的ケア
    たんの吸引・経管栄養・救急救命などについて学びます。

違い その4

学習期間が違う

学習期間は初任者研修が最短1カ月~、実務者研修は無資格者の場合で6ヵ月の期間が必要です。学習時間にすると初任者研修は130時間、実務者研修は450時間以上です。
実務者研修は学ぶ内容が多く難しく感じるかもしれませんが、実務者研修は国家資格介護福祉士の受験資格にもなる重要な資格です。介護職員として長く働き、キャリアを高めていくことを考えるなら、実務者研修の資格取得は必須といえるでしょう。

実務者研修 初任者研修
介護福祉士の受験資格になる 介護福祉士の受験資格にはならない
サービス提供責任者として活躍できる サービス提供責任者になれない
たんの吸引や経官栄養の方法など医療的ケアを身に付けることができる
実務者研修の特徴をまとめると
  1. 実務者研修は介護福祉士の受験資格になるため、将来的に介護福祉士を目指す場合は実務者研修の修了が必要
  2. 実務者研修を修了するとサービス提供責任者に就くことができ、給料アップの見込みあり
  3. 初任者研修より実務に即した深い内容で、一人ひとりに合った介護ができるよう学習していく
  4. 学習期間は長いが、キャリアを高めていくことを考えるなら実務者研修の資格取得は必須
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実務者研修を取得する方法

通信+通学コースが一般的

実務者研修は通信+通学コースで修了を目指すことが一般的です。
通信学習では自宅でテキストを使って学習を進め、決められた期日までにレポートや課題を提出し、添削指導を受けます。各科目が終わるタイミングで習熟度が目標に達しているか評価が行われます。
通学学習の「介護過程III」や「医療的ケア」では、評価のために筆記試験や実技試験などが行われます。

修了試験の義務付けなし

実務者研修では、それぞれの課程修了時にレポートや筆記試験、実技試験で評価が行われることが多いです。全課程が修了する際に行われる、いわゆる「修了試験」は義務付けされていないため、試験を行うかは各スクールに委ねられています

スクール独自で行う試験があった場合で仮に合格できなかったとしても、無料の追試験や受講期間の延長が可能な場合がほとんどです。問題内容も学んだことの確認なので、自宅学習を欠かさずきちんと講義を受けていれば、それほど難関ではないでしょう。

無資格者の通学日数は6~9日

「介護過程III」と「医療的ケア」が通学課程となっており、通学日数は6~9日、介護職員基礎研修修了者は介護過程IIIが免除されるため1~3日になっています。
実務者研修には通学も必要なので、講座やスクールを選ぶ際は通いやすい場所を選ぶと良いでしょう。

実務者研修は無資格・未経験でも受講できます。介護業界で長く活躍したい人はぜひ講座受講を検討してみてください。

*「ケアマネージャー」の表記について:厚労省や地方自治体による文書では「ケアマネジャー」が正式な表記とされていますが、当サイトでは、現在一般的に使用されていることから「ケアマネージャー」を使用しております。

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