ケア資格ナビ> 実務者研修ガイド> 実務者研修の格安講座はどこにある?
※表示の最安講座・最短期間はこのサイトで紹介している一例であり、地域・コースによって差があります。
※タイミングにより最安講座の募集が終了している場合があります。
実務者研修は2016年からは「介護福祉士」国家資格の受験要件になっており、その重要性はますます高まっています。介護福祉士資格を目指し、実務者研修の受講を考える人は増えていますが、「同じような内容ならできれば安く修了したい」「格安の講座を選びたい!」と思う人がほとんどではないでしょうか。
スクールの講座料金を見ると、1万円台~10万円台まで幅広く存在しますが、格安講座は誰でも受講できるのでしょうか? 実は実務者研修は、受講者が保有している資格によって免除される科目があり、その分料金が安くなるのです。
また、受講料を安く抑える方法が他にもあるので、紹介していきましょう。
「実務者研修」は、介護・福祉の実務経験や学習経験が無い人でも受講することができます。無資格の人の場合、計450時間以上(約6カ月)のカリキュラムを受ける必要があります。
既に介護の資格を取得している人の場合は、免除される科目があるため受講期間や受講料金が変わります。
参考:実務者研修 受講時間
受講期間について
実務者研修のうちスクーリング(通学学習)が必要なのは、介護過程III と医療的ケア(演習)です。 取得している資格別に必要な科目数や時間数を見てみましょう。
無資格者の場合
通信学習 | 全19科目 | 約405時間 |
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通学学習 | 「介護過程III」「医療的ケア(演習)」 | 計57時間 |
介護職員初任者研修修了者の場合
通信学習 | 全10科目 | 約275時間 |
---|---|---|
通学学習 | 「介護過程III」「医療的ケア(演習)」 | 計57時間 |
ホームヘルパー3級取得者の場合
通信学習 | 全16科目 | 約375時間 |
---|---|---|
通学学習 | 「介護過程III」「医療的ケア(演習)」 | 計57時間 |
ホームヘルパー2級取得者の場合
通信学習 | 全11科目 | 約275時間 |
---|---|---|
通学学習 | 「介護過程III」「医療的ケア(演習)」 | 計57時間 |
ホームヘルパー1級取得者の場合
通信学習 | 「医療的ケア」のみ1科目 | 約50時間 |
---|---|---|
通学学習 | 「介護過程III」「医療的ケア(演習)」 | 計57時間 |
介護職員基礎研修修了者の場合
通信学習 | 「医療的ケア」のみ1科目 | 約50時間 |
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通学学習 | 「医療的ケア(演習)」のみ | 計12時間* |
* 養成施設(スクール)によって医療的ケア(演習)の時間数が異なることがあります。
受講料金について
無資格で450時間以上のカリキュラム全てを受ける場合には、9万円程度~15万円程度かかります。取得している資格によって受講時間は短くなり、講座料金も安くなります。「介護職員基礎研修取得者」のカリキュラムであれば、通信と通学で62時間となるため、2万円程度から受講できるスクールもあります。
スクールによって受講料金の割引率も変わるので、資料などを取り寄せて検討することをおすすめします。
料金の高いスクール、その理由
実務者研修では「遅刻」「早退」が欠席扱いとなる場合があります。急な都合で受講できなかった、遅刻してしまったなどの場合には「補講(振替授業)」を受講する必要があります。また、働きながら受講する人であれば「夜間受講」などを希望する人も多いでしょう。
「すぐに振替授業が受けられる」「夜間・深夜の特別時間帯での授業が受けられる」など、さまざまなニーズに応えることのできるスクールは、その分料金が高い傾向があります。全国展開しているスクールは駅から近いなど通いやすい立地が多く、こちらも料金設定がやや高めの傾向です。
実務者研修のカリキュラムは、厚生労働省によって教育内容などの基準が定められているため、スクールによって大きな差が出ることはありません。
しかし、「安いからおすすめ」とは言えないというのも実際のところです。
実務者研修で学ぶ内容は、就職後すぐに必要とされる技術です。基礎的な資格である「介護職員初任者研修」と違い、実務経験期間を問わずサービス提供責任者として働くことのできる「実務者研修」修了者は、ワンランク上の知識や技術を身に付けている必要があります。
ですので、現場経験豊富な講師がいるかどうかや、手厚い学習サポートがあるかなども確認して講座を選ぶと良いでしょう。
受講料金が安くなるのは、保有資格だけではありません。
例えば期間限定の割引キャンペーン・紹介割引・ペア割引など、オリジナルの割引プランを用意しているスクールを選ぶことで、質の高い授業を割安に受けることも可能です。
さらに雇用保険の被保険者期間が3年以上の人など、実務者研修の料金の一部(最大10万円)を国が負担してくれる「教育訓練給付金制度」を利用できる場合もあります。
実務者研修を取得することによって、活動の幅は大きく広がります。保有資格や立地、そして各スクールの強みなどを確認して、あなたに合ったスクールを選びましょう。
資料請求をすると最新情報やキャンペーン割引の情報なども分かります。まずは複数のスクール資料を請求して、より良い講座をリーズナブルに受講したいですね。