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実務者研修の免除制度とは?受講科目の免除から費用の免除まで解説!

Jitsumushamenjo
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実務者研修の受講をお考えのみなさんは、保持資格によって受講が免除される科目があるのをご存知ですか? あなたがお持ちの資格によっては、実務者研修の受講時間450時間のうち、30時間~400時間が免除される可能性があるのです。
さらにその場合、無資格の方よりも受講料がずっとお安くなることもあります。

こちらの記事では保持資格により免除される科目や時間、それにともない免除される費用、条件によっては受講料が全額免除になる制度などを詳しくご紹介したいと思います。

初任者研修などの保持資格で実務者研修の受講科目が一部免除!

実務者研修は資格の有無、経験の有無にかかわらず、どなたでも受講することができます。
介護系の何らかの資格を持っている場合は免除される科目があり、受講時間を短縮でき無資格の方よりも短い期間で資格を取得できます

保持資格と受講時間

すでに取得している資格 免除時間 受講時間 受講期間*
なし 0時間 450時間 6カ月
介護職員初任者研修 -130時間 320時間 4カ月
ホームヘルパー3級 -30時間 420時間 5カ月
ホームヘルパー2級 -130時間 320時間 4カ月
ホームヘルパー1級 -355時間 95時間 2カ月
介護職員基礎研修 -400時間 50時間 1カ月

* 受講期間はおおよその目安です。詳細は養成機関にお問い合わせください。

保持資格と免除科目

授業内容 時間数 介護職員
初任者研修
ホームヘルパー 介護職員
基礎研修
1級 2級 3級
人間の尊厳と自立 5時間
社会の理解 I 5時間
社会の理解 II 30時間
介護の基本 I 10時間
介護の基本 II 20時間
コミュニケーション技術 20時間
生活支援技術 I 20時間
生活支援技術 II 30時間
介護過程 I 20時間
介護過程 II 25時間
介護過程 III 45時間
発達と老化の理解 I 10時間
発達と老化の理解 II 20時間
認知症の理解 I 10時間
認知症の理解 II 20時間
障害の理解 I 10時間
障害の理解 II 20時間
こころとからだのしくみ I 20時間
こころとからだのしくみ II 60時間
医療的ケア*1 50時間
実務者研修受講時間数 450時間 320時間 95時間 320時間 420時間 50時間
介護職員初任者研修 修了者
授業内容 時間数
人間の尊厳と自立 5 免除
社会の理解 I 5 免除
社会の理解 II 30
介護の基本 I 10 免除
介護の基本 II 20
コミュニケーション技術 20
生活支援技術 I 20 免除
生活支援技術 II 30 免除
介護過程 I 20 免除
介護過程 II 25
介護過程 III 45
発達と老化の理解 I 10
発達と老化の理解 II 20
認知症の理解 I 10 免除
認知症の理解 II 20
障害の理解 I 10 免除
障害の理解 II 20
こころとからだのしくみ I 20 免除
こころとからだのしくみ II 60
医療的ケア*1 50
実務者研修 受講時間数 320時間
ホームヘルパー1級 修了者
授業内容 時間数
人間の尊厳と自立 5 免除
社会の理解 I 5 免除
社会の理解 II 30 免除
介護の基本 I 10 免除
介護の基本 II 20 免除
コミュニケーション技術 20 免除
生活支援技術 I 20 免除
生活支援技術 II 30 免除
介護過程 I 20 免除
介護過程 II 25 免除
介護過程 III 45
発達と老化の理解 I 10 免除
発達と老化の理解 II 20 免除
認知症の理解 I 10 免除
認知症の理解 II 20 免除
障害の理解 I 10 免除
障害の理解 II 20 免除
こころとからだのしくみ I 20 免除
こころとからだのしくみ II 60 免除
医療的ケア*1 50
実務者研修 受講時間数 95時間
ホームヘルパー2級 修了者
授業内容 時間数
人間の尊厳と自立 5 免除
社会の理解 I 5 免除
社会の理解 II 30
介護の基本 I 10 免除
介護の基本 II 20 免除
コミュニケーション技術 20
生活支援技術 I 20 免除
生活支援技術 II 30 免除
介護過程 I 20 免除
介護過程 II 25
介護過程 III 45
発達と老化の理解 I 10
発達と老化の理解 II 20
認知症の理解 I 10
認知症の理解 II 20
障害の理解 I 10
障害の理解 II 20
こころとからだのしくみ I 20 免除
こころとからだのしくみ II 60
医療的ケア*1 50
実務者研修 受講時間数 320時間
ホームヘルパー3級 修了者
授業内容 時間数
人間の尊厳と自立 5 免除
社会の理解 I 5 免除
社会の理解 II 30
介護の基本 I 10
介護の基本 II 20
コミュニケーション技術 20
生活支援技術 I 20 免除
生活支援技術 II 30
介護過程 I 20
介護過程 II 25
介護過程 III 45
発達と老化の理解 I 10
発達と老化の理解 II 20
認知症の理解 I 10
認知症の理解 II 20
障害の理解 I 10
障害の理解 II 20
こころとからだのしくみ I 20
こころとからだのしくみ II 60
医療的ケア*1 50
実務者研修 受講時間数 420時間
介護職員基礎研修 修了者
授業内容 時間数
人間の尊厳と自立 5 免除
社会の理解 I 5 免除
社会の理解 II 30 免除
介護の基本 I 10 免除
介護の基本 II 20 免除
コミュニケーション技術 20 免除
生活支援技術 I 20 免除
生活支援技術 II 30 免除
介護過程 I 20 免除
介護過程 II 25 免除
介護過程 III 45 免除
発達と老化の理解 I 10 免除
発達と老化の理解 II 20 免除
認知症の理解 I 10 免除
認知症の理解 II 20 免除
障害の理解 I 10 免除
障害の理解 II 20 免除
こころとからだのしくみ I 20 免除
こころとからだのしくみ II 60 免除
医療的ケア*1 50
実務者研修 受講時間数 50時間

免除:実務者研修で免除になる科目(各資格で学ぶ科目)
●:実務者研修で学ぶ科目

*1 「医療的ケア」は受講50時間とは別に、通学講座で演習を行います。

上記の表を見てもわかるように、初任者研修の資格をお持ちの方は、130時間分の講義が免除され無資格者が6か月かかるところを4カ月で修了できるのです。介護職員基礎研修をお持ちの方の場合は、400時間が免除され1カ月で修了することが可能です。

「免除されるのは嬉しいけれど、本当に受講しない科目があっても大丈夫?」と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。免除される科目は基本的にお持ちの資格で学んだ学習と重複する部分です。学んでいない部分を実務者研修で学ぶことになっていますので、問題はありません。

例えば介護職員基礎研修とホームヘルパー1級の場合、2013年に一元化され実務者研修に移行したのですが、実務者研修で2つの資格のカリキュラムに「医療的ケア」と「介護過程Ⅲ」が追加されました。
そのため、介護職員基礎研修とホームヘルパー1級は上記の追加された科目を学ぶことで実務者研修を修了できるのです。

なお、介護職員基礎研修修了者で「喀痰吸引等研修」を修了している方は、実務者研修を修了した方と同様に介護福祉士国家試験の受験資格となります。「医療的ケア」も免除されることになりますので、実務者研修を受ける必要はありません。

初任者研修修了後の方が実務者研修は早く取得できる!?
初任者研修をお持ちの方は4カ月で実務者研修を修了できますので、初任者研修を最短の1カ月で修了した場合、合計5カ月で実務者研修を修了できることになります。つまり無資格で実務者研修から受講した場合は6カ月間かかるところを、1カ月早く修了できてしまうのです。
ただ、費用面や学習の仕方としてどちらから取得するのが良いとは言いかねる部分もありますので、よく検討して介護資格の取得方法を選んでくださいね。

受講科目の免除で受講費用もお安くなります!

保持資格によって免除される科目があり受講時間も減るため、受講費用もすべての科目を受けるよりもお安くなっているスクールがほとんどです。いくつか例として下記にあげましたが、スクールによって受講費用は幅があり減額される金額もさまざまでした。

実務者研修の受講費用例

スクール 無資格者 初任者研修修了者 ホームヘルパー1級修了者
スクールA 130,000円 100,000円 77,000円
スクールB 200,000円 176,000円 67,000円
スクールC 180,000円 150,000円 97,000円

どちらのスクールも受講科目は同じにも関わらず、金額に幅があるのはなぜなのでしょうか。スクールの知名度や立地、サポート体制、またキャンペーンで割引ができるなど、さまざまな要因が絡み合っているようです。
カリキュラムが一緒だからこそ、スクールにより他の部分で特色を出している部分がありますので、複数のスクールを比較検討してみると良いでしょう。

実務者研修修了で国家試験の実技試験が免除に

国家試験の介護福祉士試験には「筆記試験」と「実技試験」があります。介護等の実務経験が3年以上あり実務者研修を修了している方は、実技試験が免除されます

実務者研修を修了するとスクールから「修了証明書」が発行されます。修了証明書に期限はありませんので、実務者研修を修了してから長い期間が経ってしまったとしてもその効力は消えることがなく、介護福祉士試験を受ける際にはいつでも実技試験が免除されます。

受講資金貸付制度の返済免除で実務者研修費用が実質無料に!

各都道府県の社会福祉協議会などに、実務者研修の「受講資金貸付制度」というものがあります。名称の通り受講のための資金を貸し付けてくれるという制度ですが、条件を満たせば借りた費用の返済が免除になるという制度です

条件を確認し満たせそうな方は、制度を活用すれば研修費用は実質無料となるので、かなりお得と言えます。条件を満たせなかった場合は当然全額返還することになりますが、無利子なのでスクールに払う金額よりも高額になることもありません。
参考に、東京都社会福祉協議会の制度の中身を詳しく見てみましょう。

東京都社会福祉協議会の「介護福祉士実務者研修 受講資金貸付制度」

貸付額

20万円以内
実務者研修の養成施設(スクール)に払う授業料、実習費、教材費等の納付金のほか、参考図書、学用品、交通費、国家試験の受験手数料等の経費に充てることができます。

貸付期間

実務者研修のスクールの正規の修学期間

利子

無利子

対象者

実務者研修のスクールへ在学中(または入学手続きが済んでいる)方で、次の①~④のすべてを満たす方。※研修終了後の申込はできません。
① 次のいずれかを満たしている
(ア) 東京都内に住所を有している(住民登録している)
(イ) 東京都内の実務者研修施設に在学している
(ウ) 東京都内の介護事業所等にて介護業務等に従事している
(エ) 実務者研修施設の学生となった年度の前年度に東京都内に住所を有していて、実務者研修施設での修学の為東京都外に転居をした
② 申込日前日時点において、介護福祉士国家試験の受験資格として認められる介護等の業務に3年以上従事した(申込日前日までに従業期間1095日以上かつ従事日数540日以上を満たしている)※介護福祉士国家試験とは異なり、本貸付は「実務経験見込み」で申し込むことはできません
③ 他県等が実施する同種の修学資金を借り受けていない
④ 卒業後、介護福祉士として登録し、継続して2年以上東京都内の施設で介護業務等に従事する意思を有する

返還免除

次のすべてを満たした場合、返還免除となります。要件を満たさない場合は全額返還となります。

実務者研修施設卒業後、1年以内に(国家試験に不合格となった場合等は3年以内に)介護福祉士の国家試験に合格し、資格登録をしたうえで東京都内の施設等で介護業務等に従事し、2年間継続した場合

申込方法

入学予定または在学中の実務者研修施設を通じて、東京都福祉人材センターにお申し込みください。お申込みには実務者研修施設長の推薦が必要です

参考: 東京都社会福祉協議会  実務者研修施設在学者向け修学資金貸付事業

上記の内容を見て条件を簡単にまとめますと、「実務者研修を修了後、介護福祉士試験に3年以内に合格してその後に都内の介護事業所で2年以上働ける方」は、借りた資金を返さなくても良いということのようです。
「将来的に介護福祉士として地元で活躍していただける方」を応援する制度ということですね。

実務者研修を受けようと考えている方は、やはり介護福祉士国家試験の取得を視野に入れている方も多いと思います。まずはお住いの地域に制度があるかを確認し、条件が合いそうでしたら活用を視野に入れると良いかもしれません。
ただし、制度を利用できても全額返還に必ずなるとは限りませんので、スクール選びはしっかりとしておきたいところです。


介護の仕事をしている方が介護福祉士の資格を取得するには、実務者研修の修了が必要です。初任者研修やヘルパー資格など他の介護系資格を持っている場合、介護福祉士の受験資格にはなりませんが、無駄になるということはないのです。
受講科目が免除されることで、学習期間が短縮され費用もお安くなるなどのメリットもあります。この記事を参考に、スクールを比較検討してみてくださいね。

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