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実務者研修とは?講座料金を一覧比較!

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更新日:2020年7月31日

実務者研修とは

実務者研修とは、実際に介護をするための幅広い知識と技術を身に付けることができる研修で、質の高い介護サービスの提供を目標としている資格です。カリキュラムは介護の現場を経験するだけでは得られない知識と技術を学べる内容となっており、初任者研修よりレベルの高い資格となっています。
また、介護資格で唯一の国家資格「介護福祉士」試験を受験する際に、実務経験3年以上の要件とともに必須となる資格です

実務者研修は、以前にあった「ホームヘルパー1級」に相当する資格です。ホームヘルパー1級が訪問介護を行うことを目的としたカリキュラムであったのに対し、実務者研修は幅広い利用者に対して介護をすることを想定しています。なお、ホームヘルパー1級では、介護福祉士試験を受験することはできません。

実務者研修が介護福祉士受験の要件となったのは、2016年度(第19回)の試験からです。高齢化の進展や世帯構造が変化するなか、多様な介護のニーズに対し安定して質の高い介護サービスを提供することを目的として、制度が改正されたのです。
介護人材の確保のためには、目標を持ちながら介護の仕事を続けられるように、「初任者研修実務者研修介護福祉士」というキャリアパス(キャリアアップできるルート)も整備されています。その中で実務者研修は介護福祉士の質の担保となる、重要な位置づけの資格となっています。

実務者研修の受講科目について

無資格未経験でもOK

実務者研修は介護系資格や実務経験の有無に関わらず、どなたでも受講することができます。また、ほとんどのスクールでは修了試験がなく、すべての研修を受講することで修了となります

介護職員初任者研修修了者は受講科目免除あり

初任者研修やホームヘルパー2級・1級、介護職員基礎研修などの資格保有者は、受講科目の一部が免除されることがあります
保有資格によって受講科目が免除されるとともに、受講料も保有資格によって異なるスクールがほとんどです。例えば初任者研修修了者の場合は3万円程度、ホームヘルパー1級修了者の場合は5万~10万円以上、無資格者よりも受講料が安く設定されています。

保持資格と受講時間

すでに取得している資格 免除時間 受講時間 受講期間*
なし 0時間 450時間 6カ月
介護職員初任者研修 -130時間 320時間 4カ月
ホームヘルパー3級 -30時間 420時間 5カ月
ホームヘルパー2級 -130時間 320時間 4カ月
ホームヘルパー1級 -355時間 95時間 2カ月
介護職員基礎研修 -400時間 50時間 1カ月

* 受講期間はおおよその目安です。詳細は養成機関にお問い合わせください。

保持資格と免除科目

授業内容 時間数 介護職員
初任者研修
ホームヘルパー 介護職員
基礎研修
1級 2級 3級
人間の尊厳と自立 5時間
社会の理解 I 5時間
社会の理解 II 30時間
介護の基本 I 10時間
介護の基本 II 20時間
コミュニケーション技術 20時間
生活支援技術 I 20時間
生活支援技術 II 30時間
介護過程 I 20時間
介護過程 II 25時間
介護過程 III 45時間
発達と老化の理解 I 10時間
発達と老化の理解 II 20時間
認知症の理解 I 10時間
認知症の理解 II 20時間
障害の理解 I 10時間
障害の理解 II 20時間
こころとからだのしくみ I 20時間
こころとからだのしくみ II 60時間
医療的ケア*1 50時間
実務者研修受講時間数 450時間 320時間 95時間 320時間 420時間 50時間
介護職員初任者研修 修了者
授業内容 時間数
人間の尊厳と自立 5 免除
社会の理解 I 5 免除
社会の理解 II 30
介護の基本 I 10 免除
介護の基本 II 20
コミュニケーション技術 20
生活支援技術 I 20 免除
生活支援技術 II 30 免除
介護過程 I 20 免除
介護過程 II 25
介護過程 III 45
発達と老化の理解 I 10
発達と老化の理解 II 20
認知症の理解 I 10 免除
認知症の理解 II 20
障害の理解 I 10 免除
障害の理解 II 20
こころとからだのしくみ I 20 免除
こころとからだのしくみ II 60
医療的ケア*1 50
実務者研修 受講時間数 320時間
ホームヘルパー1級 修了者
授業内容 時間数
人間の尊厳と自立 5 免除
社会の理解 I 5 免除
社会の理解 II 30 免除
介護の基本 I 10 免除
介護の基本 II 20 免除
コミュニケーション技術 20 免除
生活支援技術 I 20 免除
生活支援技術 II 30 免除
介護過程 I 20 免除
介護過程 II 25 免除
介護過程 III 45
発達と老化の理解 I 10 免除
発達と老化の理解 II 20 免除
認知症の理解 I 10 免除
認知症の理解 II 20 免除
障害の理解 I 10 免除
障害の理解 II 20 免除
こころとからだのしくみ I 20 免除
こころとからだのしくみ II 60 免除
医療的ケア*1 50
実務者研修 受講時間数 95時間
ホームヘルパー2級 修了者
授業内容 時間数
人間の尊厳と自立 5 免除
社会の理解 I 5 免除
社会の理解 II 30
介護の基本 I 10 免除
介護の基本 II 20 免除
コミュニケーション技術 20
生活支援技術 I 20 免除
生活支援技術 II 30 免除
介護過程 I 20 免除
介護過程 II 25
介護過程 III 45
発達と老化の理解 I 10
発達と老化の理解 II 20
認知症の理解 I 10
認知症の理解 II 20
障害の理解 I 10
障害の理解 II 20
こころとからだのしくみ I 20 免除
こころとからだのしくみ II 60
医療的ケア*1 50
実務者研修 受講時間数 320時間
ホームヘルパー3級 修了者
授業内容 時間数
人間の尊厳と自立 5 免除
社会の理解 I 5 免除
社会の理解 II 30
介護の基本 I 10
介護の基本 II 20
コミュニケーション技術 20
生活支援技術 I 20 免除
生活支援技術 II 30
介護過程 I 20
介護過程 II 25
介護過程 III 45
発達と老化の理解 I 10
発達と老化の理解 II 20
認知症の理解 I 10
認知症の理解 II 20
障害の理解 I 10
障害の理解 II 20
こころとからだのしくみ I 20
こころとからだのしくみ II 60
医療的ケア*1 50
実務者研修 受講時間数 420時間
介護職員基礎研修 修了者
授業内容 時間数
人間の尊厳と自立 5 免除
社会の理解 I 5 免除
社会の理解 II 30 免除
介護の基本 I 10 免除
介護の基本 II 20 免除
コミュニケーション技術 20 免除
生活支援技術 I 20 免除
生活支援技術 II 30 免除
介護過程 I 20 免除
介護過程 II 25 免除
介護過程 III 45 免除
発達と老化の理解 I 10 免除
発達と老化の理解 II 20 免除
認知症の理解 I 10 免除
認知症の理解 II 20 免除
障害の理解 I 10 免除
障害の理解 II 20 免除
こころとからだのしくみ I 20 免除
こころとからだのしくみ II 60 免除
医療的ケア*1 50
実務者研修 受講時間数 50時間

免除:実務者研修で免除になる科目(各資格で学ぶ科目)
●:実務者研修で学ぶ科目

なお、2013年度からホームヘルパー2級は「介護職員初任者研修」へ移行し、介護職員基礎研修・ホームヘルパー1級は「実務者研修」に改編されています。

*1 「医療的ケア」は受講50時間とは別に、通学講座で演習を行います。

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介護職員初任者研修とどう違うの?

実務者研修と初任者研修はどちらも受講要件はなくどなたでも受講できる点は同じですが、さまざまな違いがあります。

<初任者研修との違い>
●介護福祉士試験の受験資格となる
●実務者研修の受講時間は450時間、初任者研修は130時間
●学ぶ科目が多く「医療的ケア」も学べる
●修了評価(筆記試験)がない
●サービス提供責任者になれる

まず、実務者研修は介護福祉士試験の受験資格となりますが、初任者研修修了では受験資格にはなりません
カリキュラムを比較すると、実務者研修は初任者研修の受講時間の3倍以上で、450時間の研修になります。実務者研修には介護計画を立て実際に介護の実技を行う「介護過程III」や、「医療的ケア」などの内容が盛り込まれています。また、初任者研修には修了評価(筆記試験)が義務化されていますが、実務者研修は義務化されていません。ただしスクールによっては試験を行うところもあるようです。
実務者研修を修了すると、訪問介護事業所で「サービス提供責任者」として働くことができることも、違いとして挙げられます。

実務者研修を取得するメリットは?

国家資格を目指せる

介護業界でステップアップするには欠かせない資格

実務経験が3年以上あり、かつ実務者研修を修了した場合は、国家資格の介護福祉士試験を受験することができます。介護業界で継続的に勤務しステップアップをしていきたい人は、実務者研修は取得しておくべき資格と言えます。

給与アップ

サービス提供責任者で給与アップ!

実務者研修を修了すると資格手当が支給されたり、パートも無資格者よりも時給が高く設定されるケースもあります。
また、訪問介護事業所で必置職種のサービス提供責任者として働くことができるようになります。サービス提供責任者になると業務手当や役職手当が付くこともあり、給与アップが見込めます。

サービス提供責任者とは
訪問介護事業所において要の存在で、利用者がより良いサービスを受けられるようにサポートする役割を担っています。ケアマネージャーの作成したケアプランに基づき訪問介護計画書を作成するほか、利用者の契約業務、ヘルパーのシフト作成や調整・指導などの業務を行います。必要なヘルパーが足りないときは自ら利用者の自宅を訪問し、身体介護・生活援助の業務を行うこともあります。

* 「ケアマネージャー」の表記について:厚労省や地方自治体による文書では「ケアマネジャー」が正式な表記とされていますが、当サイトでは、現在一般的に使用されていることから「ケアマネージャー」を使用しております。

医療行為を学べる

「たん吸引」や「経管栄養」の知識が身につきます!

実務者研修では幅広い介護知識や技能はもちろん、医学知識や医療制度、医療的ケアの知識についても体系的に学びます。医療行為である「たん吸引」や「経管栄養」の技術を、シミュレーターや実習を通して修得するので、研修修了後は現場でできることが増えます。
なお、介護職員が現場で実際に医療行為を行うには別に実地研修を受ける必要があります

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実務者研修の講座について 

「通信+通学併用型」講座が主流

実務者研修は通信講座と通学講座を併用するコースがほとんどです。この場合、「介護課程III」と「医療的ケア」の演習を通学講座で、残りの科目を通信講座で受講することができます。通学日数は6日~9日間のスクールが多いようです。

受講期間・日程

実務者研修を初任者研修など他の介護系資格を持たずに無資格で受講する場合は、修了まで約6カ月かかります。介護福祉士の受験を予定している人でまだ実務者研修を修了していない人は、受験日を考慮して受講日程を組みましょう。
介護福祉士の試験は例年1月(申込期間は前年の8~9月)に行われます。「10月までに実務者研修を修了する」などの計画を、あらかじめ立てておくことをおすすめします。

実務者研修の学習開始時期や学習時間を知りたい人はこちら

講座の開講曜日・時間など

実務者研修の通学講座は、木曜日コース、金曜日コースなど曜日固定で開催されているスクールが多いようです。働きながら受講する人も多いため、多くのスクールでは土日も講座を開講しています。1日の授業時間は9時頃~18時前後までのスクールがほとんどです。

実務者研修のスクールを選ぶ際のポイント

実務者研修は無資格者の場合で450時間、約6か月の期間学ぶ必要のある資格です。計画通りに資格の取得を目指すためにも、複数のスクールを比較して自分に合ったスクールを選びましょう。

受講費用を確認

受講費用は無資格者で10万円前後~20万円台、初任者研修やホームヘルパー2級保持者で8万円台~17万円台のスクールが多いようです。キャンペーンの有無などによって受講料が変わることもありますので、確認しておくと良いでしょう。キャンペーンには友達割引や期間限定の割引キャンペーン、関連施設に就職することでキャッシュバックされるものなどがあります。
介護事業所で働きながら受講する人は、職場から補助を受けられることもあるので、職場に資格取得支援制度があるかどうかも確認しておきましょう

教育訓練給付金対象の講座もありますので、受講を考えている講座が対象になっているか確認しましょう。ケア資格ナビでは、教育訓練給付金の対象講座を一覧で確認できます。実務者研修講座一覧給付金が目印です。

教育訓練給付金対象の講座もありますので、受講を考えている講座が対象になっているか確認しましょう。ケア資格ナビでは、教育訓練給付金の対象講座を一覧で確認できます。実務者研修講座一覧で都道府県選択後に表示される講座の説明欄に「教育訓練給付制度」と書いてある講座が対象です。

教育訓練給付制度について詳しく知りたい人はこちら

制度を確認

実務者研修は働きながら学ぶ人も多い資格です。仕事の状況によって講義を欠席してしまうことも考えられますので、授業の振替制度があるか、振替がしやすいか、振替が無料か有料かもスクール選びのポイントになります。また、病気などやむを得ない理由で受講期間中に修了できなかった場合に、受講期間を延長できるか、休学できるかどうかも確認しておくと良いでしょう。
介護の仕事に就いていない人は、就職支援が受けられるかどうかもポイントになります。

<確認する制度>
●振替制度
●受講期間延長制度
●就職支援制度
など

学習サポート環境を確認

実務者研修は学習期間も長く、自宅で学ぶ通信学習の時間も多い講座です。計画通りに学習を進めていくためにも、疑問や質問が出たときにすぐに解決できる環境がスクールにあるかどうかは重要です
自分で学びを進めなければならない時間が長いため、人によってはモチベーションを保つのが難しくなることもあります。そのため、定期的な連絡体制があるかどうかなど、自分に合った学習サポートがあるかどうかもスクール選びのポイントになるでしょう。

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実務者研修を修了したら

実務者研修を修了すると、介護の実践的な知識と技術を得ることができるため介護付き有料老人ホームなどの介護施設で活躍できます。介護職員として働けるのはもちろん、訪問介護事業所で欠かすことのできないサービス提供責任者として働けます。

介護付き有料老人ホームや訪問介事業所以外で活躍できる介護施設

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