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ケア資格ナビ> 医療事務ガイド> 医療事務になるには?未経験でもいきなりなれる?
安定して働けることから女性に人気の医療事務。
この記事にたどりついた方は、そんな医療事務の仕事が気になっている方ではないでしょうか? そして
どうすれば医療事務になれるの?
未経験でも医療事務の仕事につけるの?
資格は取った方がいいの?
……のような疑問や不安もお持ちかもしれません。
こちらの記事では医療事務になる方法をはじめ、
未経験や無資格で応募するときのメリット・デメリット
医療事務の代表的な資格や将来性などを紹介していきます。
医療事務になることを考えている方はぜひ参考にしてみてください。
医療事務になるにはまず何からはじめれば良いのでしょうか。
医療事務の資格や経験がなくてもなれるのでしょうか?
医療事務になるルートは大きく分けると以下の2つになります。
医療事務には国家資格は存在せず、資格がなければなれないわけではありません。また、求人のなかには「無資格・未経験可」のものもありますので、無資格で経験がなくても医療事務になれる可能性はあることになります。
「それなら経験も資格もないけれど、応募してみよう!」とお思いになるかもしれませんが、デメリットもありますので注意が必要です。
経験・資格の有無によるメリット・デメリットを確認してみましょう。
医療事務の求人の詳細を見ると、資格不問・未経験OKのものもなかにはあります。 そのような求人にいきなり応募し採用されれば、 就職する前に資格を取る時間やお金が掛からないというメリットがあります。就職してから、職場で医療事務の知識を覚えていくことになります。
ただし、経験者のみや経験者歓迎の求人も多く、職場の選択肢は少なくなるでしょう。未経験可でも経験者の方が同時に応募していた場合は、無資格・未経験の方は採用が不利になってしまうことがほとんどです。正社員募集などの人気の医療事務求人で採用を勝ち取るのは、ハードルがとても高くなります。
医療事務は医療保険制度や診療報酬算定などの専門的な知識も必要なため、無資格・未経験で入職すると、仕事を覚えることに大変さを感じる方もいるようです。
無資格・未経験でも応募は可能ですが、経験がないならあらかじめ資格を取得しておくと採用の可能性がアップします。また、職場によっては給料が優遇されることもあります。 医療事務は専門的な知識やスキルが必要です。学んだ知識とスキルは仕事に直結し、実務についたときも戸惑うことが少なくなるというメリットもあります。
また、資格取得のためにスクールに通うと、スクールの就職サポート制度を活用でき、採用までの近道になることもあります。
医療事務資格を取得するとなると、お金と時間はどうしてもかかってしまいますが、取得期間が1カ月程度の資格もあります。
医療事務の資格を持っていると医療事務のための知識やスキルがあることを証明でき、採用に有利に働きます。そのため、資格を取得してから就職に挑む方もたくさんいます。
「それなら資格を取得しよう」と思った方の中には、「できれば独学で取得したい」と考える方もいるのではないでしょうか。
医療事務の資格のなかには市販のテキストもありますので、そのテキストを購入して独学することも可能です。費用を最低限に抑えられるため、計画的に学習することが得意な方は独学にチャレンジしても良いかもしれません。
しかし、1冊のテキストを最後まで一人でやりとげ資格試験に合格するまでには、モチベーションを維持することが難しいこともあります。意志が強く自己管理がしっかりできる方以外は、独学での資格取得はややハードルが高いといえるでしょう。
多少費用がかかっても確実に資格を取得したい方は、スクールに通ったり通信講座を利用して取得を目指すことをおすすめします。多くの方は仕事をしながら、子育てをしながらスクール講座を受講しています。
医療事務の資格には国家資格はなく、たくさんの種類の民間資格があります。医療事務になるために「まずは資格を取得してみよう」と思った方は、どの資格を取得すべきか迷うこともあるかもしれません。
こちらでは代表的な資格と資格の選び方を紹介します。
この資格は医療事務資格のなかで一番知名度が高く、人気のある試験です。難易度も高いですが医療機関の評価が高く、就職にとても有利になる資格です。医科と歯科があり、学科試験のほか実技試験があります。
40年の実績のある人気の試験です。試験では、医療事務に必要な診療報酬請求事務や患者接遇などの能力が身についているかを審査します。多くの医療系の専門学校や短大・大学が団体で受験する試験です。在宅受験も可能です。
医療事務全般の基本的な知識と技術を審査する試験です。比較的難易度が低く、取得しやすい資格です。資格取得後は医療機関でそのスキルを発揮できます。初心者におすすめの資格です。
診療報酬に関する知識や医療関連法規に関する知識を問われる試験です。合格することで、一定の診療報酬請求事務の能力があることが証明されます。
医療事務の資格はさまざまな団体が主催する多くの民間資格があります。最高峰である「診療報酬請求事務能力認定試験」以外の資格は、難易度はさほど高いものではなく、どの資格でも就職への影響はあまり変わらないといえます。
自分の学びたい分野やかけられる費用、学習時間などを考えて、比較検討して選ぶと良いでしょう。
「医療事務になりたいけれど、そもそも需要や求人はあるの?」と心配になる方もいるかもしれません。 高齢化が加速している日本では、今後も医療業界がなくなることや医療の需要が減ることは考えにくく、医療事務の仕事もなくなることもないでしょう。
一方で、将来性があり女性が働きやすい医療事務は、人気の職種でもあります。安定して働ける医療事務は幅広い世代の女性に人気があり、一度就くと長く働く方もたくさんいます。辞める方が少ない結果、有効求人倍率は低い傾向となっています。
資格を取得しておくと選考の際にアドバンテージを持てることになりますので、取得しておいて損はないのではないでしょうか。
医療事務の仕事に興味がありながらも、仕事の大変さなどが気になる方も多いのではないでしょうか。
こちらでは一般事務との違いという観点から医療事務が大変なのかどうかを見てみましょう。
一般事務はさまざまな会社で募集されていますが、いわゆる一般企業で働くことになります。医療事務は病院やクリニックなどの医療機関で働きますので、働く場所は大きく違います。
一般事務はワードやエクセルなどのパソコン業務ができれば仕事ができますが、医療事務はレセプト業務を行う際の専門知識も必要とされます。また、医療事務は一般事務と違い窓口業務などの立ち仕事も多くなります。
医療事務と一般事務では、接する相手も変わってきます。一般事務は、会社にもよりますがおもに会社内の人と接することになります。医療事務は患者さんの窓口対応にも多くの時間をさき、医師・看護師ともコミュニケーションを取りながら仕事をします。
給料の面では医療事務も一般事務も大きな違いはないようです。
医療事務の場合、窓口で接する患者さんは具合が良くない状態で病院へ来ますので、ときには理不尽な対応をされることもあるかもしれません。 そのようなときの対応力・コミュニケーション能力は、一般事務よりも医療事務の方が必要とされる場面が多いといえるでしょう。
また、医療事務は一般事務よりも専門知識が必要とされます。その分一度経験し知識と技術を身に付ければ、引っ越しや出産で仕事を辞めても再就職はしやすくなります。
医療事務は立ち仕事も一般事務よりも多くなりますので、体力に自信がない方は大変さを感じるかもしれません。一方でずっと座っている方が苦手という方には向いているでしょう。
人により大変に感じることは変わり、職場によって残業が多いなどの大変さはどちらにもあり得ます。一般事務と医療事務のどちらが大変というよりも、違いを理解した上でどちらがご自身に向いているのかを考えることが、仕事を選ぶ際には大切です。
せっかく仕事をするなら、やりがいを感じながら働いて毎日を充実させたいものですよね。 医療事務はどのようなやりがいがあるのでしょうか。最後にこちらでご紹介します。
医療事務の仕事をしていると「ありがとう」と言われる場面がたくさんあります。患者さんと話すことが多い分だけ、直接感謝されることも多いのです。その言葉は、多くの医療事務のやりがいにつながっています。
医療事務は専門的な知識を求められる分、仕事を続ければ続けるほど自分のスキルとキャリアを高められます。転職の際も経験者はほぼ優遇されることになり、「手に職」をつけられることがやりがいにつながります。
医療事務は、不調を抱えている患者さんを直接的に治療することはできませんが、間接的に助けています。患者さんへの声掛けで不安をやわらげることもでき、医療機関の一員として病院を支えているからです。社会貢献につながる仕事といえます。
医療事務は一般事務と比べ、覚えることも多くなり大変なこともあるかもしれません。その分、やりがいも大きく覚えた知識とスキルはいつまでもどこでも役に立ちます。
医療事務として働いてみたいと思った方は、ぜひ行動に移してみてくださいね!