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医療事務の資格取得に必要な費用|資格の種類や受験資格、安く受講する方法も確認

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医療事務の資格取得にかかる費用は、受ける資格や、どのように合格を目指すかによって大きく異なります。
今回は資格別にかかる費用を紹介します。

そこでここでは、以下について解説します。

  • 医療事務の資格が必要かどうか
  • 資格の種類
  • 講座の受講費用や受験費用

医療事務に資格は必要?

医療事務の求人の詳細を見ると、<資格不問・未経験OKとなっているものがあります。
このことからもわかるように、医療事務は無資格・未経験で求人に応募し、就職することが可能です。

しかし、医療事務は医療保険制度や診療報酬算定などの専門的な知識を要する仕事です。無資格・未経験で入職すると、なかなか仕事を覚えられず苦労することが多いといわれています。

また、同じ求人に有資格者や経験者が応募できることを考えると、採用を有利に進めるためには資格を取得した方がよいでしょう。

医療事務資格取得までにかかる費用

医療事務の資格を取得するには、費用がかかります。
ここでは、複数の医療事務の資格について、講座の受講費用と受験費用、受験資格について一覧で紹介します。

資格名称 受講費用(税込) 受験費用(税込)
診療報酬請求事務能力認定試験 通信:42,800円~ 9,000円
医療事務検定試験 通信:37,400円
通学:60,500円
7,700円
医療事務技能審査試験
(メディカルクラーク(R))
通信:47,850円
通学:91,850円
7,700円
医療事務管理士(R) 通信:54,800円※ 7,500円
医療事務認定実務者(R) 通信:38,000円 一般受験:5,000円
認定機関の通信・通学受講生:4,500円

(全て、受験資格は特になし)

※医療事務管理士の講座は、講座料+受験料だと59,800円になります。

医療事務の費用を資格別に紹介

ここでは、上記の一覧表で紹介した資格について、概要や受験資格、費用の詳細を紹介します。

診療報酬請求事務能力認定試験(日本医療保険事務協会)

医療事務系の資格としてはもっとも難易度が高い資格です。
厚生労働省が唯一認定している公益財団法人 日本医療保険事務協会主催の資格試験になります。

試験は全国一斉統一で毎年7月と12月の年2回、全国の17の会場で実施されています。試験には、テキストやノートなどの持ち込みが自由です。

講座受講の標準学習期間 3カ月
受験科目 学科試験・実技試験
合格基準 第57回試験実施結果より
医科/学科試験75点以上、実技試験85点以上
歯科/学科試験80点以上、実技試験83点以上

参照:公益財団法人 日本医療事務保険事務協会

医療事務検定試験

日本医療事務協会が実施する医療事務資格です。

試験では、医療事務全般の基本的な知識と技術が問われます。資格取得後は医療機関で即戦力として活躍できることを目指します。

受験は、会場受験のほか自宅受験もでき、教材・資料の持ち込みが可能です。

講座受講の標準学習期間 通学コース/5日間 (5時間×2日・6時間×3日)
通信コース/3カ月
受験科目 学科試験・実技試験
合格基準 問題の総得点の70%程度を基準(難易度で補正した点数以上)

参考:医療事務検定協会 医療事務検定情報サイト
医療事務検定協会

医療事務技能審査試験(メディカルクラーク(R))

医療事務技能審査試験は医療事務資格の中でも受検者数が多い資格です。
医療事務の業務内容全般について幅広く問われ、試験は在宅試験です。

実技試験Iで患者接遇に関する記述問題が出題されます。患者さんからの質問に、受付担当者としてどのように解答するのかを記述で解答します。
この実技試験Iはテキストの持ち込みが不可です。

学科試験および実技試験IIにおいては、テキストの持ち込みが可能です。

講座受講の標準学習期間 通学コース/3ヵ月(最短1.5カ月で学べる短期クラスあり)
通信コース/3ヵ月(3ヵ月の無料延長制度あり)
受験科目 学科試験および実技試験I・II
合格基準 学科試験および実技試験I・IIのすべての得点率が70%に達した時点

参考:一般財団法人 日本医療教育財団

医科医療事務管理士(R)

医科医療事務管理士(R)は、技能認定振興協会による資格です。
医療事務のスキルを証明することができ、医療事務の専門家として就職活動が有利になる資格といえるでしょう。

試験には、指定会場で指定日に行う会場試験又は自宅で行う在宅試験と、パソコンを使い、自身の決めた日時で行うインターネット試験の2パターンがあります。

在宅受験の場合、試験日は毎月第4土曜日翌日の日曜日と固定されていますが、インターネット試験は好きな時に受験できます。

試験には、テキストやノートなどの持ち込みが可能です。

講座受講の標準学習期間 2~5カ月
受験科目 学科試験・実技試験
合格基準 在宅受験の場合
実技試験/点検・各作成問題ごとに約60%以上得点し、
かつ3問の合計で約80%以上
学科試験/約80点以上
インターネット試験の場合
70%以上の得点

参考:技能認定振興協会

医療事務認定実務者(R)(全国医療福祉教育協会)

医療事務資格の中では比較的新しい資格で、医療事務の基礎知識が問われます。
全てマークシート形式の試験で合格率はおおむね60~80%となっており、初心者でも取得しやすい資格といえるでしょう。

試験は、毎月実施されています。
基本的に在宅受験となり、参考書やノート等の資料のほか、電卓も持ち込み可能です。

講座受講の標準学習期間 3カ月
受験科目 学科試験・実技試験
合格基準 学科、実技それぞれ正答率6割以上

参考:全国医療福祉教育協会

医療事務講座の受講費用を安くする方法

医療事務の資格を取得するために、少しでも費用を抑えたいと考える方は多いはずです。ここでは、費用を抑える方法を4つ紹介しますので参考にしてください。

スクールのキャンペーンを利用する

スクールが実施するキャンペーンを利用することで費用を抑えることができます。

スクールによって、友達紹介やペア割など各種割引キャンペーンが実施されています。また、キャッシュレス決済に利用できるポイントの付与や、スクールの紹介先に就職することで受講料の一部をキャッシュバックする制度など、内容はさまざまです。

これらは、ほとんどの場合期間が限定されているため、期間に注意しましょう。

通信コースを選択する

同じ医療事務の資格であっても、通学コースのほかに通信コースが用意されている場合があります。その場合、通信コースの方が安い設定になっていることがほとんどです。

ただし、通信コースの場合は、不明点をすぐに質問できない、モチベーションが維持できないなどのデメリットもあります。資格取得がゴールであることを忘れず、これらのデメリットも考慮した上でコースを選択しましょう。

独学する

スクールの講座を受講するより、市販のテキストを使って独学する方が費用を抑えられます。

医療事務資格は受験資格がないものがほとんどのため、スクールの講座を受講せず資格を取得することも十分可能といえます。しかし、スケジュール管理が苦手、教材選びに自信がないという方は、スクールで学ぶことをおすすめします。

医療事務の試験では、ほとんどの試験で資料の持ち込みが可能です。理由は、現場では、問題を解くことではなく、診療報酬点数早見表やレセプト資料を参照して早く答えを見つけることが求められるためです。合格するには、わかりやすい教材を選ぶことが重要です。

教育訓練給付制度を利用する

教育訓練給付制度を利用することで、受講費用の一部において支給を受けることができ、受講料金の20%が戻ってきます。

教育訓練給付制度は、就職の促進を図ることを目的とした厚生労働省による制度です。厚生労働大臣に指定された訓練施設の講座を受講・修了することで、受給できます。

ただし、受給には以下のような一定の条件を満たす必要があります。

在職者
受講開始日現在で雇用保険の支給要件期間が3年以上あること など
離職者
受講開始日現在、被保険者資格を喪失した日(離職日の翌日)以降、受講開始日までが1年以内であること など

給付が受けられるかどうか詳しく知りたい方は、ハローワークに問い合わせてみるとよいでしょう。

教育訓練給付制度を詳しく知りたい方はこちら>>

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