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「手に職」を考えるなら…今こそ考えたい介護の仕事

02 Tenishoku

平成26年度厚生労働省の「就業形態の多様化に関する総合実態調査」において、パートや派遣などの非正規雇用労働者の内訳が4割に達したと発表されました。将来有望なキャリアを意識した仕事選びは、どのように行ったら良いでしょうか?

介護業界に人を呼び寄せるには?

長寿大国であり、超高齢者社会に突入している我が国では介護業界の求人は非常に多く、必要不可欠な職種です。労働の場となる介護施設の種類は民間運営と公的運営と二種類あり、サービスの内容、料金などによって、それぞれに特徴を持った運営がなされています。介護の仕事は利用者によりよい生活を提供するため、ケアマネージャー、介護福祉士、介護スタッフなど多くの職種の人たちが連携しています。利用者の生活の質を向上させるには、幅広い人材が必要ですが、人材確保のため、さまざまな場面で活躍可能な介護の仕事があるということを、まずは周知させようとする動きが始まっています。例としては大学と介護施設が連携して、学生が参加できるインターンシップ制度を設け、実際に学生に介護体験をしてもらうことで単位認定している大学もあります。こうした動きは、若いうちから介護業界に興味を持ち、就職を考えてもらおうとする戦略でもあります。

働きながらキャリアがつめる

施設によって様々ですが、介護に関係する資格がなくても、施設によっては、就業ができますし、働きながら資格取得の支援をしてくれる場合もあります。

介護職の主な資格

資格名 内容
介護職員初任者研修 介護職に携わる際に必要な基本的知識と技術を含んだ資格。
自治体によっては、助成金の制度もあります。
実務者研修 介護職員初任者研修よりもさらに専門的な研修。
質の高い介護サービスを実践するために必要な知識と技術を学びます。平成28年度介護福祉士国家試験から実務者研修の修了が義務付けられました。
介護福祉士 日常生活を営むのに支障がある人に対して、心身の状況に応じた介護を行い、並びにその人やその介護者に対して介護に関する指導を行うことができます。
資格取得には2つの方法があり、
(1)厚生労働大臣が指定した養成施設を卒業する
(2)3年以上、介護などの業務に従事して介護福祉士国家試験に合格することが必要です。

介護職は「キャリアがつめる」「どんな年齢からでも始められる」というメリットがあげられ、これからますます必要性が高まる重要な仕事であることが分かります。就職難打開のために政府は非正規雇用労働者から正規雇用労働者への転換を進めており、非正規雇用労働者の雇用の安定と処遇の改善に向けては「頑張る人が報われる社会」の実現を目指しています。介護業界もこの流れに乗り、介護職員の処遇改善に向けて動き出しています。安定した明るい未来のために介護職につくことを考えてみてはいかがでしょうか?

介護職員初任者研修について詳しく知りたい方はこちら>>

実務者研修について詳しく知りたい方はこちら>>

介護福祉士について詳しく知りたい方はこちら>>

* 「ケアマネージャー」の表記について:厚労省や地方自治体による文書では「ケアマネジャー」が正式な表記とされていますが、当サイトでは、現在一般的に使用されていることから「ケアマネージャー」を使用しております。

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