介護・福祉・医療資格講座紹介
ケア資格ナビ> 特集記事> 注目!レクリエーション介護士は無資格でも取得できる認定資格
レクリエーション介護士が注目されています。介護士と言っても介護従事者のためだけの資格ではなく、資格はないけど介護に興味のある人、レクリエーションが好きな人、自分の得意分野として介護レクを取り入れたい人、ボランティアに携わりたい人など、誰もが取得を目指せる資格です。
ここでは資格誕生の理由や存在意義、取得方法、取得に向いている人など、レクリエーション介護士とは何だろう?という疑問にお答えします。
レクリエーション介護士は、介護の知識や自分の趣味や特技を生かしながら、楽しくて安全なレクリエーション(レク)を提案します。自分のアイデアで企画を立て、実際にレクを実施する能力を身に付けます。
生活の中で楽しみを見出すこと、仲間と楽しい時間を過ごすことは高齢者の生きがいにつながります。レクリエーションは心と体の健康を育むことができるため介護の現場で重要視されており、毎月実施する施設もあります。しかし、高齢者の体を実際に動かして、レクリエーションで楽しませることは、なかなか難しいものです。そこでレクの知識を学びたい介護者自身、介護者に学ばせたい事業所の声を反映する形で、レクリエーション介護士は誕生しました。
このような効果があるレクリエーションは季節行事などと組み合わせて実施されることが少なくありません。しかし、季節行事に関連したレクを!と思ってもどのような企画を実施するのかを決定するのは大変です。レクリエーション介護士の資格を取得することで様々な角度からアプローチし、適切な提案ができるようになります。
レクリエーション介護士は無資格でも受験可能です。1級と2級がありますが、1級は2級で学んだ知識や、実際にレクを実施した経験が必要な上級資格のため、2級合格者が受験対象となります。まずは2級をクリアし、より知識や技術を深めたい人は1級取得を目指しましょう。
レクの企画や実施により、高齢者の心身を良好に保つ手助けができるレクリエーション介護士の資格を取得すると、どのようなメリットがあるのかをシーン別にまとめました。
介護施設従事者 | レクの質向上、マンネリ化解消、自信を持って働ける |
---|---|
介護に興味のある人 | 介護とレクの知識を得ることで、働くきっかけになる |
ボランティアに参加したい人 | 自分の得意なことをレクで発揮できる |
家族を介護している人 | 互いに楽しめるレクを学び、より良い関係が築ける |
仕事としてレクを担当する場合には、レクを楽しみにしている利用者の期待に応えられるよう安全に配慮し、できるだけ多くの人数が楽しめるレクを考えて実施します。
レクリエーション介護士を取得することで、レクの基礎知識の他、さまざまな利用者に合わせたレクを組み立てる力が養われるため、介護従事者は日々の業務で、すぐに役立てることができます。またボランティアで活用したい人は、一般財団法人日本アクティブコミュニティ協会の紹介制度を利用して施設を探すことも可能です。
レクリエーションに興味のある人、特技や趣味を生かしたい人は、ぜひニーズのある新たな資格にチャレンジしてください!