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新学期・新年度…始めるなら今!人気の資格5選

Haru Sikaku

今こそ学びたい人気の資格はこちら!

入学・卒業といったイベントが多く、環境も大きく変化する春。寒い冬が終わり、気温が上がって花や草が元気に活動し始めます。そんな春は自然と気分も明るくなりますね。心機一転という言葉がよく使われる春は、何かを始めるにはとても良い季節です。

「生活習慣を見直す」「部屋の整理整頓をして快適な空間を作る」などすぐに取り掛かれることも良いですが、少し時間がかかるけど将来役に立つ資格取得を目指すのも良いでしょう。実際春には「子どもが入園・入学・入社して、時間の余裕ができた」「すでに介護の仕事をしているけど、さらに上の資格にチャレンジしたい!」などの理由から資格取得を目指し、資料請求する人が多くいます。

ここでは人気の資格を5つ集めました。少しでも気になる資格があればぜひ資料を取り寄せてみてください。

持っていれば将来安泰!介護系の資格

新聞やテレビニュースなどで目にした人もいるかと思いますが、現在日本では高齢者の数に対して介護従事者が圧倒的に不足しています。 多くの介護施設では人材を求めており、介護の資格を持っていれば「家の近くで働ける」「年齢を重ねてもずっと働ける」「正社員・パートなど雇用形態も豊富で自分に合った働き方ができる」など、メリットが多いのも特徴です。

1.介護職員初任者研修

介護の基礎と応用を学び、修了後は高齢者や障害者の家や施設で排せつ・入浴などの身体介護や食事、掃除の手伝いといった生活援護を行うことができます。介護職のスタートラインともいえる資格のため、受講者は介護の知識がない人が多く、講座もそれを前提として進んでいきます。そのため誰にでもわかりやすい内容のものがほとんどです。

講義と演習、合計130時間を受講しなければなりません。この130時間ですが、15日程度の通学も必要ですが、最大40.5時間は通信での受講できるため、家に居ながら好きな時間に学習し、無理なく修了できます。通学と通信を合わせて受講する人がほとんどで、受講期間は早い人で1ヶ月、平均としては3~4ヶ月程度が多いです。

すべてのカリキュラムを修了すると筆記試験が行われ、それに合格すると介護職員初任者研修修了証が発行されます。 試験と聞くと緊張する人もいると思いますが、内容は今まで授業で繰り返し教わってきた内容のため、 比較的レベルは易しく設定されています。合格率は9割以上と言われ、まじめに取り組んでいればほとんどの人が合格できるものです。

介護職員初任者研修について詳しく知りたい人はこちら>>

2.実務者研修

介護職員初任者研修同様、介護の基礎から応用までを学びます。無資格、未経験でも受講でき、介護福祉士の受験に必須の資格でもあることから、今注目を浴びています。 介護職員初任者研修では学ぶことのできない医療的ケア(「たん吸引」や「経管栄養」)もカリキュラムに組み込まれており、介護の現場での需要も多いです。

また実務者研修修了者は訪問介護事業所に配置が義務付けられている「サービス提供責任者」になることができます。サービス提供責任者は利用者、ケアマネージャー、職員を結ぶ橋渡し的な役割を担い、訪問介護サービスや人材の管理など、さまざまな仕事を行います。介護業務に携わりながら、多くの役割を果たすため、介護職員の時と比べると給与も上がります。 サービス提供責任者は事業所が指名するため、介護職員初任者研修修了者も3年以上の実務経験さえあればなることができます。しかしその場合は介護報酬(事業所の売上)が10%減額されるので、減算対象外の実務者研修修了者や介護福祉士等が優先される傾向が高くなっています。

カリキュラムは講義+演習からなっており、決められた450時間を受講すれば実務者研修修了証が発行されます。介護職員初任者研修とは異なり、修了試験の実施に決まりなく、実施するかどうかは各スクールに委ねられています。 この450時間は無資格者の場合であり、 介護職員初任者研修修了者、介護職員基礎研修やヘルパー資格取得者であれば受講時間が免除され、受講料も減額されます

通学と通信を合わせた講座を受講する人が多く、介護の資格を持っていない人は修了まで平均6ヶ月かかりますが、有資格者は受講時間減るため、受講期間も短くなります。通学期間はまちまちで、無資格者で短い場合だと7日間で修了するスクールもあります。その分自宅で学ぶ時間は多くなりますが、自分のペースで学習できる利点もあります。

介護職員初任者研修よりも大変ですが、修了すれば国家資格である介護福祉士を目指すこともできるため、ステップアップしながら介護の仕事を続けていきたいと考えている人はこちらをおすすめします。

実務者研修について詳しく知りたい人はこちら>>

3.介護福祉士

介護福祉士は介護の上位資格で、より専門的な知識が必要とされます。スタッフの取りまとめなども任されるため、取得後は現場のリーダー的存在として活躍でき、施設マネージャーとしての勤務も期待できます。取得するには試験に合格しなければならず、実務経験ルートであれば受験資格として3年以上の実務経験と実務者研修の修了が求められます。

独学で試験に挑戦する人もいますが、試験内容が専門的で難しいため、出題の傾向と対策が学べる講座を申し込む人もたくさんいます。各地のスクールでは受験対策講座が開催されており、通信と通学の2パターンが存在します。

出題範囲を一から復習できるものから、頻出問題を模擬試験として実施するものまで、学ぶ内容はスクールによって違うので、自分のレベルを判断した上で受講する講座を決める必要があります。

国家資格のため、試験は簡単なものではありません。しかし取得すれば介護業務だけでなく、管理部門も任されることが増え、仕事の幅が広がります。また給与アップが見込め、通算5年以上の実務経験があればケアマネージャー(介護支援専門員)の受験も可能となるため、チャレンジする価値は十分にあります。

介護福祉士について詳しく知りたい人はこちら>>

4.ケアマネージャー(介護支援専門員)

上記は介護業務がメインの仕事ですが、ケアマネージャーは利用者と面会し、ケアプランを作成・決定するのが主な仕事です。ケアプランとはサービスを利用する人に、いつからどのようなサービスをどのくらい実施するかの計画であり、そのために利用者の生活環境や状態を把握し、サービスを検討するアセスメント業務も必要となります。

プラン作成には介護の知識だけでなく、利用者に対してのヒヤリング能力も求められます。また利用者宅訪問以外にも、サービス担当者会議の出席などもあるため、スケジューリング能力も備えていなければなりません。

介護福祉士同様、独学で受験する人もいます。しかし介護福祉士の合格率が60%程度なのに比べ、ケアマネージャーはここ数年15~20%と低いため、合格するためには試験対策が重要となります。テキストすべてを丸暗記すれば合格の可能性は高まりますが、ポイントを重点的に学べる講座を受講すれば、必要な個所を無駄なく学習できます。

ケアマネージャーについて詳しく知りたい人はこちら>>

根強い人気!医療事務

5.医療事務

医療機関に欠かせない存在の医療事務は受講者も多く、人気の職種です。診療報酬明細書(レセプト)の作成が主な仕事となりますが、医療機関によっては受付も兼務します。

パート・正社員など雇用形態も豊富にあり、一度スキルを身につければ全国各地で働くことができます。また育児等の理由で一度退職しても復職しやすいのも利点です。

医療事務になるには診療報酬の算定方法はもちろん、医療用語の勉強も不可欠です。その他スクールでは窓口対応も含め、医療事務として勤務する上で必要な基礎知識を学びます。スクールによって「短期間で取得可能」「パソコンの操作方法まで学習できる」「就職までサポートしてくれる」など学習内容や特色が異なるため、講座を選ぶ際には比較検討されると良いでしょう

医療事務について詳しく知りたい人はこちら>>

教育訓練給付金も活用できます!

以上、春に人気の資格として5つあげましたが、興味がわいたものはありましたでしょうか。これらは教育訓練給付金の対象資格であり、指定講座や給付条件を満たしていれば給付が受けられ、実際にかかる受講費用を安くすることも可能です

資格は持っているだけで知識や技術の証明となり、就職や日常生活に役立つものも数多くあります。「成長したい人」「自分を変えたい人」、この機会に資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

* 「ケアマネージャー」の表記について:厚労省や地方自治体による文書では「ケアマネジャー」が正式な表記とされていますが、当サイトでは、現在一般的に使用されていることから「ケアマネージャー」を使用しております。


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