データ参考:公益財団法人介護労働安定センター
「介護労働の現状について」
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“いつもの家事”が生かせる職場がある
訪問介護をはじめとする介護の仕事は、掃除や洗濯・料理といった、家庭で培ったスキルを生かせます。- POINT
- 介護サービスの中でも家事スキル(技能)を生かしやすい「訪問介護」利用者が最も多い。
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30~60代のパート女性が活躍している業界
求人が多く、結婚・子育てが落ち着いてからでも就職しやすい介護業界。
家庭と仕事を両立している女性が多いので、子育てなどの悩みを相談しあい、支え合うことができます。- POINT
- 介護業界で働いている人の約8割が女性。さらに全体の半数近くが非正規職員。
また1年間の介護職員の採用率を見ると、正規職員より非正規職員の方が高い。
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- 平均年齢は46.8歳。他の業界と比較しても高め。
仕事の満足度は「仕事の内容・やりがい」に次いで「職場の人間関係、コミュニケーション」が31.1%で2位。
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未経験から踏み出せる‟はじめの一歩“
未経験はもちろん、事務スキルやコミュニケーション能力など、異業種で習得してきたスキルを生かしながら働けます。- POINT
- 中途採用が全体の約8割だから、介護未経験でも大丈夫。
介護職以外の業種から転職した人が54.4%で最も多い。
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- 介護の資格は、キャリアパスが明確でわかりやすい。
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これから先も長く働き続けられる
高齢者の人口は2040年にピークを迎えると言われており、それまではどんどん増え続けることが予想されています。よって介護業界の需要は、これからしばらく続くはずです。- POINT
- 約50%の施設・事業所が10年以上経営を続けている。5年以上働き続けている人が、増えてきている。
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- 長く働く人ほど離職率が低くなっていく。
「今の仕事を続けたい」が53%、「今の勤務先で働き続けたい」が56%。
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常に優秀な人材が求められている業界
どの地域でも常に介護の人材が不足しており、求人情報はほぼ途切れることがありません。未経験でも、介護の資格さえ持っていれば就職に困ることはほとんどありません。- POINT
- 「人手が足りない」と感じながら働いている人が半数以上。前年度と比較して、不足感は1.3ポイント上昇。
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仕事は忙しいの?
介護の仕事の忙しさは、施設や仕事の種類によって異なります。例えば、手厚い介護環境を整えている施設もあれば、日帰りでレクリエーションを楽しむための施設もあります。夜勤が必要か、スタッフの人数はどのくらいか、などといった情報をできるかぎり集め、働いた後のイメージを明確にしておくことが重要です。
また、介護業界にはさまざまな種類の仕事があります。現場で直接利用者の介助を行う人もいれば、利用者に合った介護計画を立案し、定期的に効果を測定する人もいます。後者のような責任の問われる業務は、上級資格を取得することで携わることができるようになります。仕事内容が変われば忙しさにも変化があります。自分に合った業務を目指して、事前にキャリアアップの道筋を考えておくのも良いでしょう。 -
お給料は十分もらえるの?
パートとして働いた場合、給料は通常の飲食店のスタッフなど一般のアルバイトとそれほど変わりません。ただし、飲食店などと違い介護業界には資格がありますので、その資格に応じて一定の手当てがつくことがあります。 一般的に、介護業界の正社員の給料は他業界と比べて低いと言われていますが、パート・アルバイトとして働くのであれば、扶養控除内に抑えることができるので、求人の多さから見ても働きやすい業界のひとつと言えるでしょう。 -
残業はあるの?
(公財)介護労働安定センター 平成26年度介護労働実態調査「介護労働の現状について」によると、非正規職員全体の68.9%が残業なしと回答しました。ほぼ1週間の中で1時間未満の残業時間に抑えられています。
主婦として仕事に就くなら、自分の適性や働ける時間帯に合わせて無理なく続けられる仕事を選びたいものです。
介護の仕事は家事のスキルを生かして活躍することができ、キャリアを積み資格を取得することでケアマネージャーなどの
マネジメント職に就くことができます。また全国的に求人が多く長く働き続けやすいうえ、子育て中の主婦が未経験でもはじめやすい仕事です。
スムーズに働き始めたいなら、まずは取得しやすい介護の基礎が身につく介護職員初任者研修など、介護の資格を確認してみませんか?