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介護ロボットを使いこなそう!「スマート介護士」資格創設

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人手不足に悩まされている介護業界ですが、その解決策のひとつとして想定されるのが介護ロボットです。政府は介護ロボット開発について、重要分野としてこれまで継続して支援を行っており、ロボットの導入費用を補助する制度を始める自治体も少しずつ増えています。

しかし、介護労働安定センターの「介護労働実態調査」や介護ロボットオンラインの調査によると、現状では8割近い事業所が介護ロボットを導入していません。その理由は「価格が高いから」が半数以上と最も多く、次に多いのが「機器の扱いが難しそう」でした。

介護ロボットを導入することは介護人材不足を補うだけでなく、介護職員の身体的な負担を軽減でき、介護現場にゆとりが生まれ介護の質も上がることが期待できます。
費用の面で、政府や自治体が補助金などでさらなる後押しを行うことが、普及につながっていくと考えられます。

参考:公益財団法人介護労働安定センター「介護労働実態調査」(2016)

介護ロボットを適切に扱う「スマート介護士」資格

介護ロボットを導入していないふたつ目の理由は「機器の扱いが難しそう」でした。せっかく導入しても使いこなすことができない可能性があるとなると、高い機器の導入はさらに難しくなると言えます。

そのような背景もあり、介護ロボットなどを適切に活用できる人材の育成のため、社会福祉法人善光会のサンタフェ総合研究所により「スマート介護士」資格が創設されました。スマート介護士は、介護現場で介護ロボットやセンサーを効果的に活用することで、介護の質の向上と介護業務の効率化を図ることを目的とした資格です。
今後、スマート介護士が、介護ロボットを不安なく導入するための助けになっていくことで、ロボットの普及も加速するかもしれません。

スマート介護士資格試験
第2回試験:2019年8月25日(日)
受験申込開始日:2019年5月24日(金)
お問い合わせ先:スマート介護士資格運営事務局
主催:サンタフェ総合研究所

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