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まるで老人ホーム!?刑務所の現状

Koreijukeisha

政府は2017年度から、全国70の刑務所施設のうち、65歳以上の高齢受刑者が2割以上を占める32の施設に、介護専門のスタッフを配置する方針を固めました。

介護専門スタッフは非常勤で各施設に1人ずつ配置になる予定。

また、2017年度予算の概算要求に人件費として約6,000万円が盛り込まれます。

高齢者が多い刑務所の現状

入所者数においては、2006年がピークで減少しているものの、65歳以上の高齢入所者の割合は増加傾向にあります。

高齢者の検挙人員は、20年間で4倍以上になっています。また、高齢者人口比(高齢者人口10万人当たりの検挙人員)も上昇しており、検挙人員の増加は、高齢者人口の伸びより上回っています。また、高齢者の入所受刑者の人員も増加しており、平成25年は6年と比べて約5倍に増加しています。

法務省HPより

中には病棟で介護を受ける入所者も。
刑務所では、転倒予防のための柔軟体操など高齢者用のプログラムを取り入れたり、所内をバリアフリー化したりしています。また職員は本来の業務の他に入所者の介護業務などを行っています。刑務所やその職員が抱える負担が大きくなっている実態があります。
高齢の受刑者たちは、出所しても行き場がなく、刑務所よりも生活が厳しくなることから、軽犯罪を起こして刑務所に再び戻ってくるケースが多いことも特徴です。
刑務所では、食事や薬、居場所が確保されています。現場の職員がオムツ交換や特別な食事も用意します。高齢の受刑者のために刑務所が負担する医療費も増えており、それを賄っているのは国民の税金です。はやい社会復帰の環境づくりが望まれます。

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