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介護業界なら転職回数が多くても仕事が見つかる?

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総務省が発表した2020年5月の労働力調査によると、コロナ禍の影響を含めた完全失業者は198万人。元の生活に戻れる日はまだ遠く、この先も数字は伸び続けるかもしれません。

接客業・観光業などで働いていた人は大きな打撃を受け、中には次の職場を探し始めた人たちもいます。
その転職先として注目を浴びているのが、介護業界です
慢性的に人手不足が続いているこの業界なら、異業種からの転職者も採用されやすいのではないかと考えられているのでしょう。

採用試験の際には、これまでの学歴・経歴などを審査されることになります。その際に、過去の転職回数が何回まで許されるのか気になる人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では介護業界はもちろん、その他の業界の実情も含めて、転職回数やそれにまつわる疑問について考えていきたいと思います。

こんな方におすすめ!

  • 転職を繰り返し続けて自分に自信が持てない
  • 履歴書に転職理由をどう書いたら良いか悩んでいる
  • 転職回数が多いと採用にどう影響するのか気になる

転職回数のボーダーラインは?

結論から言うと、今やほとんどの人が転職を経験したことがある世の中になりつつあります
まずはすべての業種における転職回数の平均値を見てみましょう。

参考:職業生涯を通じた キャリア形成 - 厚生労働省(151P目)

厚生労働省による「職業生涯を通じた キャリア形成」の151P目を見てみると、 女性の場合は初職から離職せずに就業し続けている人は少なく、40代後半では約4割の人が2回以上転職している と書かれています。男性は女性よりやや転職回数が少ないようですが、それでも過去より転職回数が増えてきています。
近ごろはジョブホッパーといって、好待遇またはスキル向上を目指して転職を繰り返す人も出てきました。
さらにコロナウィルスの流行という特殊な背景も相まって、これまでに数回程度の転職しかしていない人は、転職回数を過度に心配する必要はないと言えるでしょう。
ただし、転職回数が他の人より多いのではないかと感じている人や、在職期間の短さに不安要素が残る人は、何かしらの対策を考えておいた方が安心です。

また、公的な資料こそ出ていないものの、介護業界は他の業種と比べて平均転職回数が多く、これから転職を考えている人にとってはチャレンジしやすい業界であると言えます。
さらに、採用にあたって転職回数という数字だけが決め手になることはありません。採用者はこの数字を通して、あなたが本気でこの職場で働きたいと思っているか、長く働き続けてくれそうかどうか、ということを読み取ろうとしているのです。

そのため、実際に採用試験に臨むときは、何回転職したという事実よりも、どうして転職したのかを適切に伝えられると良いでしょう。
転職の理由付けがしっかりしていれば、不安材料を払拭できるだけでなく、自分を効果的にPRできるかもしれません!

介護職の採用担当者は、転職回数から何を読み取ろうとしている?

採用者は転職回数を通して、あなたが本気でこの職場で働きたいと思っているか、長く働き続けてくれそうかどうかを読み取ろうとしています。
大切なのは以下の3つのポイントです。

1.コミュニケーションがきちんととれるか
→介護の仕事に適性があるかどうか
→他のスタッフと円滑な人間関係を築けるかどうか
2.粘り強さがあるか
→職場のルールに従って長く働き続けてくれるかどうか
3.向上心があるか
→将来を見据えてスキルアップを図れるかどうか

1.コミュニケーションがきちんととれるか

介護の仕事で最も大きな比重を占めるのは、身体介護などと呼ばれる“高齢者と接する仕事”です。
利用客との意思疎通が信頼関係や安全性の担保に繋がるということもあり、コミュニケーション能力が重視される傾向にあります。
中には書類審査を行わず、いきなり面接試験から採用者を決める介護事業所もあります。

異業種から介護業界へ転職する場合、自宅で両親の介護をしたことがある人を除き、ほとんどの人が未経験の状態で現場に入ることになります。このような場合、求職者の介護のスキル、技術的な才能を測ることはできません。

しかし、これまで一度も介護の経験がなかったとしても、接客業で培った接遇マナーをいかすことができるかもしれません。あるいは、前の職場でチームをまとめた経験がある人は、将来的に介護施設の中核を担うポジションで活躍するビジョンを描くことができるでしょう。
他にも、持ち前の明るさで利用者の話題を引き出せる人、主婦としての家事スキルを生活支援で活用できる人など、職場によって求める人材像がマッチする可能性があります

逆に、どの職場でも人間関係をうまく構築できていないと判断されてしまうと、雇用者も前向きに採用に踏み切れなくなるおそれがあります。
介護の現場は他の職場と同様、スタッフ間の人間関係がきっかけで退職に繋がるケースが少なくありません。
コミュニケーションを通じてスタッフ同士で連携を取り、円滑に業務を進められそうだと判断されれば、内定に一歩近づくことができます。

2.粘り強さがあるか

高齢者はあなた自身やあなたの周りの人たちよりも、身体が動かしづらかったり、言いたいことをうまくまとめられなかったりすることがあります。
介護の仕事では、そんな人たちのことを十分に理解し、時には辛抱強く待ちながら、根気強く向き合うことが大切です。
あまり転職をせずに長く決まった職場に勤務していた人は、上記で必要とされるような粘り強さを持っていると判断されやすいでしょう

また、介護の現場では利用者一人ひとりに合った対応が求められるため、同じ職場で長く働き続けてほしいと思っている職場が多い傾向にあります。
あなたがひとつの職場で長く働き続けていればいるほど、採用側は安心してあなたを雇いやすくなります。

3.向上心があるか

では、短いスパンで何度も転職を繰り返した人は、介護の業界でどうアピールするのが良いでしょうか。
介護業界ではキャリアアップが推奨されており、資格の取得を通じて給与アップや就ける役職が増えるという『キャリアパス』制度が設けられています。

もしあなたが転職先で様々な仕事に挑戦し、積極的にスキルアップを図ろうとしていたのであれば、自分に足りない力を補おうとしている人、将来を見据えて計画的に行動している人であると見られることもあるでしょう。
こうした人はキャリアビルダーと呼ばれ、計画的に人生設計をしているということでポジティブなイメージで受け取られることが多いようです。

このように、転職回数の多さや少なさにとらわれるのではなく、行動に意味を持たせることができれば、採用担当者にとってプラスに解釈される可能性もあるのです。

介護業界に転職する場合、転職回数が多い人は何に気を付ければ良い?

さて、ここまでの流れで転職回数の多い人は、転職理由を明確にすることが重要であるとお伝えしてきました。
どのような経験がアピールしやすいのか、今一度振り返ってみましょう。

【こんな人は介護業界への転職でアピールしやすい】

  • 接客業を経験したことがある人
  • チームをまとめたことがある人
  • 家事のスキルがある人
  • 相手の話を根気強く聞ける人
  • ひとつの職場で長く働いた経験のある人
  • 資格取得やスキルアップのために行動したことがある人

介護の仕事に転職する際は、まず事前に転職理由をしっかりと分析し、きちんと自分の言葉で説明できるようにすることが大切です。

これまで身に付けてきたスキルばかりを見るのではなく、仕事や家庭に対する自らの向き合い方を見つめ直し、それらをいかしてどのような仕事をしたいか考えられると良いでしょう。
上記の内容を履歴書にまとめ、書ききれなかった部分を面接の際に補足できると理想的です。

介護業界への転職理由とアピールポイントを書き出してみよう

例)ジュエリーショップの接客販売員として3年間働いた経験のある人の場合
<転職理由>
3年目に子どもの高校受験が始まり、シフトが合わなくなったため、職場の人と相談ししっかりと引継ぎを行った上で円満退職した。今は子供が入寮し、自由にシフトを組むことができる。
<アピールポイント>
お客様のニーズを引き出すためにコミュニケーションをとる機会が多く、その時間が好きだった。立ち仕事だったので体力に自信もある。これらの経験をいかし、利用者の方の話をしっかりと受け止められる介護職員になりたい。

もしも無計画な転職が多かったり、他の人と比べてアピールポイントが少ないかもしれないと感じた人は、介護職員初任者研修のスクールへ申し込みを済ませてしまうのも手段のひとつです。

「今はまだ勉強中だが、これから資格を取得する予定である」、という前向きな姿勢を見せることで、介護業界への本気度を示すことができます。
採用側も、「これから初任者研修を取ってくれるのであれば、〇年後にはこんな仕事が任せられる」という見通しが立つので、あなたと一緒に働いているイメージを浮かべやすくなり、採用への意欲が高まります。

まとめ

介護業界は確かに人手不足ですが、介護職員は施設の“顔”です。どのような人が働いているかによって事業所の評判が変わり、売り上げにも大きな影響を与えます。
だからこそ、誰でもすぐに雇ってもらえるわけではありません

しかし、いま介護の仕事をしている人の多くは、未経験から介護の世界に飛び込んだ人たちです。働く前から介護の経験を積んだり、特別なスキルを身に付けなければいけないわけではないのです。

あなたが培ってきた、基本的な人との接し方であったり、仕事への向き合い方がそのまま自己PRの材料となります。そういった意味では、転職に踏み切りやすい職種であると言うことができるのではないでしょうか。

また、ほとんどの介護業界の採用担当者が、異業種からの転職者を歓迎しています
これから高齢者が増える日本において、少しでも長く介護の仕事に携わってくれる仲間を求めているのです。
今までの経験を活かし、介護の世界に新たな風を吹き込むことで、あなた自身が変われるチャンスでもあるでしょう。

よりアピールポイントを増やしたい人は、まずは介護職員初任者研修に挑戦してみましょう。平日4日通学するコースであれば、集中的に学習を進めることができるので、最短1ヵ月で取得が可能となります。
自信を持って準備を重ね、あなたにとってベストな職場を見つけましょう。

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