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受講必須!ケアマネの実務研修とは?

Practice Training

介護支援専門員実務研修について

ケアマネ試験に晴れて合格した後に、研修があることをご存知ですか? そもそもケアマネ試験の正式名称は「介護支援専門員実務研修受講試験」で、「介護支援専門員(ケアマネ)になるための実務研修を、受講する資格があるかどうか」を判断する試験でもあるのです。
この記事では「介護支援専門員実務研修」とはどのようなものなのかを説明していきます。

試験終了後~ケアマネになるまでの流れ

まずは、ケアマネ試験合格後の必要なステップを確認しておきましょう。

1)合格通知とともに実務研修の案内受け取り 2)実務研修申し込み 3)実務研修の受講 4)修了評価に合格 5)研修修了証明書の受け取り 6)都道府県への登録申請 7)介護支援専門員証の受け取り

7のステップまでくると、ケアマネとして働くことができます。ただし、介護支援専門員証には有効期限があるので、5年ごとに更新が必要です。その際は所定の更新研修を受講します。

ケアマネ実務研修の目的と内容は?

試験合格後、受講する実務研修の目的はケアマネージャーが公正中立などの理念を持って、より質の高いケアマネジメントができるようになるために行うとされています。研修では、ケアマネジメントに必要な内容が網羅されています。

2016年度の研修から時間数が変更に

実務研修の時間数はこれまでは44時間でしたが、任意研修であった実務従事者基礎研修(33時間)を統合し、2016年度の研修から87時間に変更されました。修了時には修了評価が実施されます。
増え続ける高齢者が自分らしい暮らしを地域で継続していくためには、もっと地域や医療機関と連携して地域包括ケアシステムを作り上げる必要があります。
その中で地域にある社会資源の活用や多職種との連携を深めるためには、ケアマネージャーの資質の向上が必要と判断されたため、このような変更となりました。

研修課目(赤字:新たに追加された内容) 時間

介護保険制度の理念・現状及びケアマネジメント 3時間
ケアマネジメントに係る法令等の理解 2時間
地域包括ケアシステム及び社会資源 3時間
ケアマネジメントに必要な医療との連携及び多職種協働の意義 3時間
人格の尊重及び権利擁護並びに介護支援専門員の倫理 2時間
ケアマネジメントのプロセス 2時間
実習オリエンテーション 1時間
講義
・実演
自立支援のためのケアマネジメントの基本 6時間
相談援助の専門職としての基本姿勢及び相談援助技術の基礎 4時間
利用者、多くの種類の専門職等への説明及び合意 2時間
介護支援専門員に求められるマネジメント(チームマネジメント) 2時間
ケアマネジメントに必要な基礎知識及び技術
受付及び相談並びに契約 1時間
アセスメント及びニーズの把握の方法 6時間
居宅サービス計画等の作成 4時間
サービス担当者会議の意義及び進め方 4時間
モニタリング及び評価 4時間
実習振り返り 3時間
ケアマネジメントの展開
基礎理解 3時間
脳血管疾患に関する事例 5時間
認知症に関する事例 5時間
筋骨格系疾患と廃用症候群に関する事例 5時間
内臓の機能不全(糖尿病、高血圧、脂質異常症、心疾患、呼吸器疾患、腎臓病、肝臓病等)に関する事例 5時間
看取りに関する事例 5時間
アセスメント、居宅サービス計画等作成の総合演習 5時間
研修全体を振り返っての意見交換、講評及びネットワーク作り 2時間

ケアマネジメントの基礎技術に関する実習
合計 87時間

引用元 厚生労働省 介護支援専門員実務研修ガイドライン

講義と演習

ケアマネ試験で得た知識を生かして、より実践的な内容を受講します。具体的には講義ではケアマネジメントに係る法令をはじめ、高齢者ができるだけ地域との関わり合いを保てるよう、社会資源の有効活用などを学びます。
演習ではアセスメントや居宅サービス計画等作成の総合演習などを行います。

実習

実習ではケアマネジメントの基礎技術を学びます。例えば居宅介護支援事業所などで、実際に勤務しているケアマネと一緒に利用者宅を訪問したり、サービス担当者会議に同席するなど、現場での業務を間近で見て学ぶことができます。

ケアマネジメントの重要性

ケアマネジメントとは介護サービスの提供に関わる一連の業務のことです。ケアマネは介護サービスを利用する本人や家族が希望する生活が送れるように、介護サービスを選定してケアプランを作成します。その後はケアプラン通りにサービスが行われるように、サービス事業者との連携や調整を行い、状況を確認します。
ケアマネはこうしたケアマネジメントを実践できる専門職であり、ケアマネの資質の向上は、自立支援を推進していく上では必要不可欠なことです。

これからのケアマネ

実務研修では認知症、内臓の機能不全などさまざまな疾患の事例や看取りに関する事例も学ぶため、介護に限らず、医学的にも豊富な知識を兼ね備えることができます。
ケアマネは長く働ける職種であり、通算5年以上の実務経験などの要件を満たせば主任介護支援専門員(主任ケアマネ)研修という上位資格の研修を受講することができます。キャリアアップが目指せるケアマネは、ぜひ取得したい資格です。

居宅介護支援事業所の管理者は主任ケアマネに

2021年度からは、居宅介護支援事業所の管理者として主任ケアマネージャーを配置することが義務付けられます。このことから、主任ケアマネージャーはいっそう需要が高まる役職となるでしょう。

* 「ケアマネージャー」の表記について:厚労省や地方自治体による文書では 「ケアマネジャー」が正式な表記とされていますが、当サイトでは、現在一般的に使用されていることから「ケアマネージャー」を使用しております。

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ケアマネ―ジャーになった後は

ケアマネージャーの仕事内容は多岐に渡るので、仕事をしているうちに必要なスキルが見つかるパターンが多いようです。パートで計画作成担当者として働く人や、主任ケアマネを目指すまでの間の実務経験を積む人は、今こそがスキルアップのチャンスです! 自分の業務に特に深い関わりを持つ資格はチェックしておきましょう。

今すぐ取れる!合わせて持っておきたい資格

  • 介護事務:小さな事業所で働く場合、請求作業も担当することがあります。
  • 福祉用具専門相談員:居宅・訪問・地域包括などには福祉用具の専門家が少ないケースも。
  • 福祉住環境コーディネーター:居宅や地域包括にて、住宅改修の相談に応じられます。
  • 介護予防:地域包括で働くケアマネにおすすめ!介護報酬改定で注目されています。
  • 行動援護従業者:訪問先の事業所が行動援護を提供しているなら取得しておきたい。

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