ケア資格ナビ> ベビーシッターガイド
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ベビーシッターには国家資格はありませんが、ベビーシッターの仕事をする人が取得するような民間の認定資格があります。
ベビーシッターの仕事をするには必ずしも資格は必要としませんが、ベビーシッターの仕事には、子どもたちの成長を支えるために必要な知識やスキルが必要なため、民間の団体でベビーシッターの資格制度を用意しています。
ベビーシッターの仕事をしたい人や、子育て中の人に注目されているベビーシッターの資格はいくつかあります。
くわしくベビーシッターの資格について、ご紹介します。
ベビーシッターの資格にはさまざまな資格がありますが、こちらでは、以下のような資格をご紹介します。
これらの資格はどんな資格なのか、くわしく見ていきましょう。
「ACE認定チャイルドマインダー」とは、日本チャイルドマインディング&エデュケア協会が認定している資格です。
家庭的な保育サービスを行う専門家として、自立心を育成するような少人数保育のスペシャリストを目指しています。
標準学習期間は6カ月程度で、資格を取得することができます。
保育所や派遣業の経営や子ども関連事業、子育てに役立てたいという人に注目されており、さまざまな保育サービス事業に対する目的を持った人が資格を取得しています。
「ACE認定ベビーシッター」は「ACE認定チャイルドマインダー」同様、日本チャイルドマインディング&エデュケア協会が認定している資格です。
ベビーシッターを仕事として考えている人や子育て中の人、子どもに関わる仕事をしたい人向けの資格になっています。
子どもの成長過程や保育をする上で必要なリスク管理など、基本的な知識や正しい知識を学びたい人に求められています。
標準学習期間は3カ月程度となっていますので、短期間で資格を取得したい人に合致した資格と言えます。
目的によって資格が選べるベビーシッターの資格ですが、資格はなぜ必要なのでしょうか。
ベビーシッターの資格はベビーシッターとしての能力を示すことができるので、雇用主や保護者から信頼を得るためには、必要となってきます。
保育サービス中の虐待事件なども背景にあり、厚生労働省はベビーシッターを依頼するとき、「全国保育サービス協会」に加盟している企業や「ガイドライン適合状況調査サイト」を確認するよう推奨しています。
また全国保育サービス協会のベビーシッターには、資格を取得した人が登録されています。
企業によっては資格を持っていなくても、ベビーシッターの仕事をすることができる企業もありますが、民間の認定資格はベビーシッターに対する信頼性を高めるために設けられていますので、資格を持っていることで、採用の可能性が高まります。
そのためベビーシッターの資格は、持っていると役に立つ資格と言うことができるでしょう。
さてそれでは、ベビーシッターの仕事をしている人は、どんな場所で働いているのでしょうか。 メリットについても言及します。
ベビーシッターならではのメリットも数多くあります。 例えば現代の子どもの保育事情の中でベビーシッターは、保育園や幼稚園が対応しないような 日・祝日・夜間・宿泊などの保育を補う仕事を行っています。
待機児童問題が発生した場合には、ベビーシッターが自宅に訪問して保育することも可能です。
自宅にベビーシッターを頼めば、乳幼児の場合は送迎時に子どもをベビーカーに乗せて移動させる必要がなくなるため、保護者の負担を減らすこともできます。
また保育園や幼稚園では、熱があるなどの病気中の子どもの保育は行わないことが多いため、「病児・病後児保育」を行うベビーシッターもいます。
このようにベビーシッターが存在していることで、家庭生活がうまくまわるケースが数多くみられているのです。
多くの場所で活躍しているベビーシッターですが、ベビーシッターにはさまざまな仕事があります。
ベビーシッターの仕事には、大きく分けると以下のような仕事内容があります。
「世話」とひとことで言っても、世話をする乳児や子どもの月齢や年令によって、仕事内容には少し違いがあります。
区分 | 仕事内容 |
---|---|
新生児・乳児 |
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幼児 |
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小学生 |
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「遊び」を取り上げてみると、乳児の遊びであれば「絵本の読み聞かせ」や「おもちゃ遊び」など、幼児になると、「外遊び」が含まれます。
また幼児や小学生では、「水泳」や「書道」などのお稽古ごとの送迎を行う場合もあります。
食事面ではアレルギーのある子どももいますので、子どもの体調にあった配慮が必要です。 ベビーシッターには、その子どもの月齢や年齢、体調に合った対応が求められています。
家事は、おもに保護者が出産や病気などで家事ができない場合に行います。
子どもの世話をしながら家事を行うことが多いので、その場合には時間内に頼まれたことをこなしていくスキルが必要になります。
料理・洗濯・掃除・アイロンがけなど家事は多岐にわたり、ときには、整理整頓などを頼まれることもあります。 保護者からは、 「ベビーシッターを頼んで良かった」と思ってもらえる仕事のひとつでもありますので、プロとしての見せ場を発揮できるやりがいのある場ともなります。
ベビーシッターの仕事には、子どもの世話や家事だけではなく、事務的な業務もあります。
仕事を始める前に預かる子どもの環境を確認し、子どもに関する必要な情報を事前に把握します。 業務を終えたあとは 報告書などを記入し、事業所や保護者に報告します。
忙しい業務の中で書類を作成することは大変なことですが、ベビーシッターとして働く上で、保護者から信頼され継続的に利用してもらうためにも大切なことです。 ていねいに作成しておくと、引き継ぎ者がいるときなど参考になるため役に立つことでしょう。
ベビーシッターの給料は、厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、年収は382.4万円、ハローワーク求人統計データ(令和2年度)によると、求人賃金(月額)は21.8万円となっています。
企業に雇用されていれば事故などの場合の補償制度があり、正社員で働いたり、パート・アルバイトで働いたり、ライフスタイルに合わせて選択することができます。
また保育士免許があれば、給与面で考慮される場合があるようです。
ただしベビーシッターの仕事の場合、スポット的に利用する人も多いため、個人事業主として働いている人が確実な収入を得るには、リピーターの確保が必要です。
また子どもは成長し、ベビーシッターを必要としない時期もきますので、定期的な依頼が滞らないような 個人事業主としての工夫も大切です。
そのことから考えるとベビーシッターとして働きたい人で、確実に定期的な収入を得たい人は企業に属した働き方を、リスクもあるが自分で事業を開拓し、個性を生かした保育サービスを行いたい人は個人事業主としての働き方を選択するといったような決断も必要となってくるでしょう。
ベビーシッターの仕事は、将来に期待が持てる仕事です。
2016年から始まった内閣府の「企業主導型ベビーシッター利用者支援事業」では、令和2年度で3.8億円だった予算が令和3年度の予算では7.8億円にアップしています。
この事業では子育てをしながら多様な働き方をしている保護者に対して、ベビーシッターの利用料金の一部を助成し、ベビーシッター事業者やベビーシッターサービスに従事する人の資質向上のための研修や啓発活動を実施しています。
この事業の中で、2019年にマッチング型のシッターサービスが導入されてからは、利用者やシッター登録数が増加しています。 マッチング型のシッター事業は、低コストで予約が簡単にできると言われています。
シッターに対する評価も公開されており、利用者から安心感を得ているため利用件数も伸びている状況です。
将来的に少子化傾向や核家族化は続くと予測されているため、今後も子育て世代をサポートするベビーシッターの存在は、国からも期待されると考えることができるでしょう。
それではベビーシッターの資格が取得できるスクールでは、具体的にはどんなことを学ぶのでしょうか。
ベビーシッターの資格が取得できるスクールの講座をご紹介します。
資格名称・学び方 | 資格取得条件 |
---|---|
ACE認定チャイルドマインダー (通学講座) |
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ACE認定ベビーシッター (通信講座) |
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スクールでベビーシッターの資格取得を目指す場合、スクールが開催している養成講座を修了するか、または認定試験に合格することが必要です。
具体的にはどんな内容を学ぶのか、講座の内容を見ていきましょう。
ACE認定チャイルドマインダーの講座では、子どもに関わる仕事を目指す方にとって役に立つ内容を学びます。
子どもの健康と安全について学ぶカリキュラムでは、米国MEDIC FIRST AID International, Inc.による専門的なプログラム「小児メディックファーストエイド」を取り入れているため、蘇生法や救急法を学ぶことができ、「小児救急救護法国際認定カード」を取得することができます。
また、将来的な開業支援に向けたビジネスカリキュラムも講座内容に取り入れています。
ACE認定ベビーシッターの講座では、おもに以下のような内容を学びます。
講座ではオリジナルの遊びグッズで、数多くの遊び方を学ぶことができます。 また 連絡帳など実践に即したアイテムを使って、就業後、すぐに役立つ能力を身につけます。
ベビーシッターの仕事をしたことのない方でも安心して業務に就けるよう、実践的に学ぶことができます。
ベビーシッターの資格は、スクールで取得することができます。
民間の団体がさまざまな資格制度を設けているため、どのスクールに通って、どの資格を取得するのかを決めることは大切なことです。
スクールの中には、学び方に「通学講座」や「通信講座」があります。 自分のライフスタイルにあった学び方を選択することも必要です。
スクールではさまざまなベビーシッターの資格が取得できますので、スクール選びのポイントをご紹介します。
ベビーシッターのスクールは多数ありますが、スクール選びのポイントのオススメは「資格取得後の働き方」を選ぶことです。
スクールの講座には、団体や企業に登録してベビーシッターとして働きたい人向けの講座、開業して事業主として働きたい人向けの講座があります。 子どもの保育に関する内容はどちらの講座にもありますが、開業に役立つ内容を学べるのは、ACE認定チャイルドマインダーです。
「資格取得後の働き方」をしっかり決めておくと、スクール選びに役立ちます。
それでもスクールは数多くありますので、選択に迷うときもあるでしょう。そんなときは事前にスクールを調査し、比較することが大切です。 スクールの資料があれば、くわしいカリキュラムや費用などが書いてあり、 比較しやすくなります。
「ケア資格ナビ」では、ベビーシッター資格のスクール資料を無料で一度に複数請求することが可能です。
資料請求は、下の緑のボタンからかんたんに請求できます。
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