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特別養護老人ホームで働くには?仕事内容から資格・職種まで解説! 

施設入居を考える人から一番人気の高い特別養護老人ホーム。基本的に要介護度の高い高齢者が入居するため、介護職員は多くのケアに携わることになります。
介護職の就職先としても人気の特別養護老人ホームの、特徴や働く際の条件、必要な資格や職種などを確認してみましょう。

特別養護老人ホームとは

特別養護老人ホーム(特養)は、自治体や社会福祉法人が運営する公的な施設で、「介護老人福祉施設」とも呼ばれます。有料老人ホームよりも利用者の月々の負担額が少ないため、施設への入居を考えている人から人気です。

入居対象は原則として65歳以上かつ要介護3以上の認定を受けている人で、自宅で生活するのが困難な、重度の認知症や寝たきりの人も入居できます。
また要介護1や2の人でも「認知症などで日常生活に支障をきたす」など、特例の要件にあてはまる場合は入居することができます。

特別養護老人ホームで働くメリットは?

特養は要介護度の高い人が多い分、身体介護を行う割合が多く認知症の人の対応もするので、「介護技術をしっかり身に付けたい」という人の就職先として人気です。多くの介護経験を積むことができ、頻繁に研修を行う施設もあるので、専門的な知識と実践的な技術をしっかり身に付けることができます。特養で働くと、介護職員としてどこの職場でも通用するスキルを身に付けることができるとも言われています。

特別養護老人ホームの勤務条件や特徴

勤務時間 ・シフト制勤務(早番/遅番/夜勤など)
・年間休日110日前後
勤務形態 ・正社員
・パート
給与 ・正社員:月給17万円前後~
・パート:時給850円前後~
※上記は介護職員の場合
※施設により別途、資格手当・夜勤手当あり
就業する際の条件 ・無資格でも就業可能
・特定業務を行う場合や役職を目指す場合は別途資格が必要
特徴 ・夜勤あり
・要介護度が高い人が多いので、介護の仕事をしっかり覚えられる

参考:クリックジョブ介護
厚生労働省 平成28年度介護事業経営概況調査結果
厚生労働省 平成28年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要

基本的にシフト勤務となり、夜勤もあります。夜勤手当が支給されたり、介護福祉士などの資格を持っている場合は資格手当が支給される職場が多くあります。資格を持っていることで、パートの場合でも時給ベースが上がることがあるので、資格取得を目指すことをおすすめします

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特別養護老人ホームの仕事

特養で働く介護職員は、身体介護や生活援助を中心に行います。一日の仕事の流れは有料老人ホームなどの施設と基本的には変わりませんが、特養は入居者の多くが要介護度が高いので身体介護が比較的多いと言えます。

一日の業務の流れ

下記は一般的な特別養護老人ホームの一日の業務の流れです。特養では、利用者の起床時から就寝時、また寝ている間まであらゆる介護業務を行うことになります。

■ 6:00~ 入居者起床
ベッドから起き上がれない人の介助をします。洗顔や着替えの手伝い、オムツ交換・トイレ誘導を行います。車いすを使用するときの介助や歩行介助を行いつつ、朝食会場へ誘導します。
■ 7:00~ 朝食
一人では食事ができない人に、食事介助をします。要介護度が高い人が多いので、誤嚥・誤飲に特に注意を払いながら行います。服薬が必要な人には薬を確認して飲ませます。食後には口腔ケアを行います。
■ 9:00~ 入浴
入浴介助を行います。安静が必要で入浴ができない人には、身体を拭くことで清潔を保ちます。手が空いたときに清掃業務を行います。
■ 11:00~ 昼食
食事介助と服薬の手伝いをします。食後に口腔ケアをし、トイレ誘導・排泄介助を行います。
■ 13:00~ レクリエーション
介護職員があらかじめ企画した、比較的簡単なレクリエーションを実施します。機能訓練士による機能訓練も行われます。外部からのボランティア団体を招くこともあります。
■ 15:00~ おやつ
おやつを食べる手伝いをし、水分補給も行います。終了後にはトイレ誘導と排泄介助を行います。
■ 16:00~ 夕食
食事介助と服薬のお手伝いをします。食後に口腔ケアを行います。
■ 18:00~ 入居者就寝
着替えの介助、就寝前の服薬の介助、トイレ誘導と排泄介助を行います。
■ 21:00~ 見回り
1時間ごとに、見回りを行います。自力で寝返りができない人に、床ずれ予防のために体位変換を行います。また、必要な人におむつ交換やトイレ誘導をし、緊急用コールの対応もします。
業務の合間に行う作業
食事の量をチェックする食事表や、体温・血圧・脈などを記録するバイタル表など、申し送りに必要な事務的な業務をそのつど行います。また、レクリエーションの企画を考えたり、清掃業務や洗濯業務も行います。

特別養護老人ホームで活躍するには

特養では、現場で介護をする人の他にもさまざまな職種の人が活躍しています。介護職員として特養で働き始め、経験を積みスキルを上げながら、ケアマネージャー*や生活相談員を目指してみるのはいかがでしょうか。

特別養護老人ホームに必要な職種を確認

職種 仕事内容と必要な資格
施設長(管理者) ホーム全体の管理・運営を行います。施設長の要件は社会福祉主事の要件を満たす者などがあります。社会福祉主事の要件として社会福祉士が認められています。
ケアマネージャー 利用者やその家族から相談を受け、ケアプランを作成します。ケアマネージャーの資格が必要で、その他の職種と兼務可能です。
生活相談員 入所・退所の調整や手続き、生活相談、事務業務などを行います。社会福祉士などの資格要件があり、自治体によっては介護福祉士ケアマネージャー資格も認められる場合があります。
介護職員 日々の介護業務や、レクリエーションなどを担当します。就職に必要な資格はありませんが、介護福祉士の資格を持っていると現場のリーダーとして活躍できます。
医師 入所者に対して健康管理及や療養上の指導を行います。医師免許が必要です。
看護職員 健康管理業務、機能訓練補助業務、投薬などを指導します。働くには正看護師か、准看護師の資格が必要です。
機能訓練指導員 心身機能維持向上のためのプログラムを作成・実施します。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、准看護師、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師などの資格が必要です。
栄養士 ケアマネージャーと相談の上、献立の作成や栄養管理などを行います。栄養士または管理栄養士の資格が必要です。
調理員 栄養士が考えた献立をもとに、調理を行います。
事務員 介護保険制度に基づいて介護給付費を国や地方自治体に請求する事務をはじめ、労務管理や経理などを行います。介護事務の資格を保有していると即戦力として働くことができます。

* 「ケアマネージャー」の表記について:厚労省や地方自治体による文書では「ケアマネジャー」が正式な表記とされていますが、当サイトでは、現在一般的に使用されていることから「ケアマネージャー」を使用しております。

特養では、業務内容から見てもわかるように、介護全般の知識はもちろん身体介護のスキルが大いに役に立ちます。基本的な知識と技術を学べる介護職員初任者研修、医療的ケアも学べる実務者研修はもちろん、現場の介護のプロフェッショナルといえる介護福祉士を取得していると、自信を持って要介護度の高い利用者の介護ができるでしょう。また、入居人数が多い施設が多いので、複数名のケアマネージャーが活躍する施設もあります。

特別養護老人ホームで活躍できる資格を確認

介護の資格 ポイント 講座資料
介護職員初任者研修
(初任者研修)
  • 介護職員として勤務できる
  • 介護の基礎知識を学ぶことができる
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実務者研修
  • 介護職員として勤務できる
  • 介護福祉士受験に必須
  • 医療的ケアも学べる
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介護福祉士 国家資格
  • 介護職員として勤務でき、現場のリーダーになることもできる
  • サービス提供責任者や生活相談員として勤務できる場合もある
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ケアマネージャー
  • 利用者に適切な介護サービスを計画する
  • 利用者や家族からの相談業務を請け負う
  • 生活相談員として勤務できる場合もある
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社会福祉士 国家資格
  • 関係者との連絡や調整などの業務を行う
  • 生活相談員として勤務できる
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介護事務
  • 介護保険給付費の請求業務を行う
  • 介護保険の基礎から請求業務までを学べる
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