ケア資格ナビ> 社会福祉士受験資格取得講座ガイド
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2020年以降景気に左右されず、安定した仕事につきたいと思っている人が多くなっています。またリモートワークで余暇時間が増え、資格を取得しようとする人も増えています。
中でも社会福祉に関する仕事は、需要があり人の役に立つことができるやりがいのある仕事です。
このページでは、社会福祉士の受験資格について解説するとともに、受験資格を得られる講座で科目履修をして受験する方法をご紹介します。
社会福祉士とは、心身に障害がある人や経済的な理由などで、日常生活を営むことに支障がある人に対して、福祉に関する適切な助言や指導などの相談援助を行う人のことです。
社会福祉士は、社会福祉業務に携わる名称独占の国家資格です。
社会福祉士になるには、12の資格取得ルートのうちいずれかの方法で受験資格を得たあとに、「社会福祉士国家試験」に合格し、登録する必要があります。
この受験資格には、短期養成施設等や一般養成施設等で受験に必要な科目履修を行うことで受験資格を得られるルートがあります。
社会福祉士の資格取得のための12ルートのうち、養成施設で科目を履修し受験する方法は、9ルートあります。
この9つのいずれかの科目を履修して受講が修了すると、受験資格を得ることができます。
引用:社会福祉士国家試験 受験資格(資格取得ルート図) 社会福祉振興・試験センター
それでは、社会福祉士試験に必要な科目を履修して受験資格を得られる人はどんな人なのでしょうか。
確認していきましょう。
まず福祉系の大学や短大を卒業している人が、社会福祉士の受験に必要な科目を履修していない場合、6カ月以上学ぶ短期養成施設等の講座で、受験資格に必要な科目を履修すれば受験資格を取得することができます。
また一般の大学や短大を卒業している人は、1年以上学ぶ一般養成施設等の講座で、受験資格に必要な科目を履修すれば受験資格を取得することができます。
具体的には、どのような人がそれぞれの講座の対象になるのか確認してみましょう。
4年制の大学を卒業した人の場合、相談援助業務の経験は必要ありませんが、福祉系短大などを卒業して、受験資格を取得したい人の場合は科目履修の他に相談援助業務の経験が必要になります。
ケア資格ナビの掲載スクールでは、短期養成課程が9カ月の講座、一般養成課程は1年6カ月の講座でカリキュラムが組まれています。
基本的には通信講座ですが、それぞれに6日間のスクーリングが設けられています。
相談援助実習指導が必要な人は、10日間のスクーリングが必要です。スクーリングは東京、埼玉、群馬、神奈川、宮城(一般課程のみ)などで行われています。
通信講座で学ぶ科目を見ていきましょう。
共通科目 | 専門科目 |
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講座では、これらの科目をレポートにして3カ月に1回提出します。1回の提出につき、6~8科目のレポートを提出します。
必要な科目を履修し、条件に応じてスクーリングを修了すると、晴れて社会福祉士の受験資格を取得することができます。
さまざまなケースの人が上記のように科目履修を修了することで、受験資格を得られると分かりましたが、実際には受験資格を得るまでに、期間はどれくらいかかるものなのでしょうか。
経歴ごとの最短取得期間を見ていきたいと思います。
福祉系大学を卒業、児童福祉司などで実務経験のある人などの場合は、9カ月の短期養成課程の科目履修を修了すれば、社会福祉士の受験資格を得ることができます。
経歴 | 最短取得期間 |
---|---|
福祉系大学など(4年制) | 9カ月 |
福祉系短大など(3年制) | 1年9カ月 |
福祉系短大など(2年制) | 2年9カ月 |
児童福祉司・身体障害者福祉司・査察指導員・知的障害者福祉司・老人福祉指導主事で実務を4年以上経験した人 | 9カ月 |
一般大学など(4年制) | 1年 |
一般短大など(3年制) | 2年 |
一般短大など(2年制) | 3年 |
相談援助実務を4年以上経験した人 | 1年 |
上記の表にもありますように、一般短大(3年制)を卒業した人の場合、1年以上の一般養成施設等の科目を履修することに加え、1年の相談援助業務の経験が必要になるので、最短取得期間が2年となっています。
この相談援助業務とは、どんな職種を指すのでしょうか。
社会福祉士の受験資格につながる相談援助業務は、以下のように5つの分野の職種に分類され定められています。
おもな職種を見ていきましょう。
分野 | 施設種類 | 職種 |
---|---|---|
児童分野 | 児童相談所 |
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高齢者分野 | 介護老人保健施設 |
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障害者分野 | 身体障害者更生相談所 |
|
その他の分野 | 保健所 |
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現在廃止事業の分野 | 知的障害者デイサービスセンター |
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相談援助業務の実務経験として認められる職種はこの他にもたくさんあります。
実務経験の対象となる施設や事業、職種は「社会福祉士及び介護福祉士法施行規則」などによって定められており、厚生労働大臣が個別に認める場合を除いて、それ以外の職種などは実務経験の対象にはなりません。
くわしくは以下をご確認ください。
社会福祉士の受験資格 相談援助業務(実務経験)についてくわしく知りたい人はこちら>>
社会福祉士試験の受験資格について確認できたところで、社会福祉士として働くためには、どんな人が向いているのでしょうか。
社会福祉士の仕事は、相談者の悩みや問題を聞くことから始まります。その悩みや問題を解決するためには、相談者の気持ちを理解することが大切です。
似たような悩みや問題でも相談者が変われば、要望は異なります。相談者がその悩みや問題に対してどうしたいのか、まずはそこを明確にすることから始まります。
相談者は話が上手な人もいれば、そうでない人もいます。話が苦手な人が相談者でも、話しやすい雰囲気づくりが上手な人やコミュニケーション能力のある人は、社会福祉士として向いています。
仕事上、かかわる人は相談者だけでなく、さまざまな業種の人々と連携しますので、上手にコミュニケーションをとっていきましょう。
社会福祉士の相談業務は多岐にわたります。知識や情報をたくさん持ち、それらを活用することが上手な人は、相談者の問題を早く解決へと導くことができます。
困難ケースもありますので、さまざまな対応能力を持つことも求められます。
困難ケースでは、時間を要することがあります。さまざまな人の話を聞き、問題解決に向けた対応をするには忍耐力が必要です。
問題が多岐にわたる場合は、その問題をどこからどのように解決するかなど、まとめる力が必要になることもあります。
社会福祉士の仕事は、一人でできるものではありません。ひとつの問題解決に向けて、自治体や関係機関、家族など、さまざまな人々がかかわります。
それらの人々の中で、中心となって援助活動を進めていくのが社会福祉士です。社会福祉士自身がチームワークを保つことで、よりよい解決方法へと結びつけます。
社会福祉士はさまざまな問題を抱えている人の相談業務にあたるため、常に相談者の支えとなります。問題解決のためには労を惜しまないことも求められます。 ストレス社会と言われる現代には、なくてはならない職業ですが、実際にはどんな場所で働くのでしょうか。そしてその仕事に将来性はあるものなのでしょうか。
社会福祉士はソーシャルワーカーとして医療機関などに勤務したり、介護事業所や介護施設、障害者施設などで生活相談員として勤務したりすることが一般的です。
社会福祉の需要の増大で、福祉に関する相談援助を行う社会福祉士の需要も増え続けています。 社会福祉士は医療・介護・福祉など幅広い分野で働けるため、今後も活躍が期待される資格です。
近年では、特に医療・介護業界におけるニーズが注目されており、ケアマネージャーの資格を持った人が社会福祉士を取得したり、看護師の資格を持った人が社会福祉士の資格を取得したりして、地域で活躍しています。
これから、将来的にやりがいのある社会福祉士の資格取得にチャレンジしてみませんか? 受験資格のない人は、まずは資料を請求してどんなふうに学べるのかを確認してみましょう。
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