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社会福祉士を目指す人へ 社会福祉士の仕事内容を紹介 ~地域包括支援センター編~

Social Interview

インタビューにご協力いただいたのは…

佐藤智之さん(30代)
家族は妻と3才、1才の女の子。
「仕事が終わって家に帰り、娘と遊ぶことが毎日の楽しみです」

地域で活躍する社会福祉士は、どんなふうに仕事しているの?

国家資格として位置付けられている「社会福祉士」は日常生活を営むのに支障がある人の相談を受け、関係者との連絡や調整、援助などの役割を果たしています。実際に地域包括支援センターの管理者として働く佐藤智之さんにお話を伺いました。

介護保険制度が導入されたとき、福祉の仕事をしようと意識しました

Q. 社会福祉士になろうと思ったきっかけを教えてください。

大学入学の年が、ちょうど介護保険制度の始まる年だったことがきっかけで福祉系の大学に進学したことからです。恥ずかしながらそれほど高い志はありませんでしたが、大学で福祉について学んだり、実際に仕事をしたりする中で「社会福祉士」としての仕事の魅力に気が付いていきました。

Q. 介護職に関した資格を、いつごろどのように取得したか教えてください。

四年制の福祉系大学に在学中、国家試験に合格し、社会福祉士を取得しました。初めは老人保健施設で介護職員として入職し、その後、支援相談員としてのポストが空いたので支援相談員になりました。現在勤めている地域包括支援センターでは管理者として7年ほど前から勤務しています。6年前にはケアマネージャー*の資格も取得しました。

Q. 社会福祉士の資格の他、なぜ、ケアマネージャーの資格を取得したのですか?

現在勤めている地域包括支援センターではケアマネージャーさん達の相談にも応じるため、勤務して1年目にケアマネージャーの仕事をもっと知りたいと思いました。社会福祉士として実務経験を経ながら、ケアマネージャー試験にチャレンジすることが可能だと感じたので、通信講座の参考書を買い、勉強しました。仕事をしながらのチャレンジでしたが、仕事そのものがケアマネージャー試験の内容に直結することが多かったので、試験自体には1回でパスすることができました。

Q. 社会福祉士の仕事とは、どのようなことを行いますか?

社会福祉士として働く分野は、医療・高齢者・児童・障害など多岐に渡っています。個別のケースワークが基本ですが、いろいろな関係機関や団体をつないで、幅広い視点から支援・解決を図っていくことが基本だと思っています。私は老人保健施設での経験がありますので、それを生かして地域包括支援センターでの業務にあたっています。老人保健施設との業務を比較すると主な業務内容は以下の通りです。

老人保健施設

  • 入所・通所利用についての問い合わせ対応
  • 入所中・通所中の利用者、ご家族の方、ケアマネージャーの相談を受けること
  • 退所する利用者がいる場合の外部との連絡調整
  • 他機関との連絡調整(病院、市役所など)
  • 施設内・施設外の会議への参加
  • 送迎や人手が足りないときには介護職員としての仕事

地域包括支援センター

  • 利用者への相談援助業務(介護保険・認知症・高齢者虐待予防など)
  • ケアマネージャーの支援
  • 介護予防教室の運営(出前講座の開催など)
  • 認知症に関する事業の展開
  • 高齢者を支える地域ネットワークづくりなど

これら施設の業務は一例であり、その他、上記の業務以外にも別途対応が必要になることがあります。

Q.地域包括支援センターにおける社会福祉士としての仕事内容を教えてください。

勤務は朝9時~午後6時くらいまでで、土・祝日が休みです。基本的にはシフト制で動いています。

一日の中の主な業務は以下の通りです。

  • 電話連絡:相談支援・関係者調整のための電話
    (担当利用者・医療介護関係者・関連団体・地域団体など)
  • 窓口・電話・訪問などによる相談対応
  • 自宅・病院・施設などへの利用者訪問
  • 独居・高齢者世帯・虐待対応などの安否・状況確認訪問

その日によって行う業務は変わりますが、利用者さんの相談対応は日々行っています。

Q.地域包括支援センターではどんな相談が多いのでしょうか?

地域包括支援センターは高齢者や家族のみなさんが、住み慣れた地域で安心して暮らしていけるように、社会福祉士の他、ケアマネージャー、保健師・看護師などの福祉や保健の専門職が、互いに連携をとりながら、皆さんの相談に応じています

主な相談

  • 家族が病気やケガで入院中。退院した後の生活が大変なので、介護保険サービスを利用したい。
  • 高齢の家族が家に閉じこもってばかりいて、心身の機能低下が心配
  • 高齢者施設について教えて欲しい
  • 福祉用具をレンタルしたい。住宅改修をしたい
  • 父(母)の物忘れが多く、一人で家にいるのが心配
  • 物忘れが心配だけど、本人は「大丈夫」と言って家族の話を聞かない
  • 病院に行ってもらいたい
  • 高齢者虐待・消費者被害の疑いがある
  • 介護が必要な状態にならないように予防したい
  • 地域の高齢者向けのサロンなどに出かけたい(高齢者向けサロンを立ち上げたい)

私達の相談業務は「住み慣れた自宅・地域で安心して暮らしていくこと」につながっています。 公的な制度だけではなく、地域にあるいろいろな、人・団体・サービスを利用して、高齢者を支えていくことを心がけています。

Q.一カ月の主な業務スケジュールを教えてください。

毎日の業務の他に以下のような月に数回の業務があります。

  • 行政機関に関する会議への出席 月に1~2回
  • 地域団体への出前講座 月に2~3回
  • ケアマネージャーとしての業務(給付管理や利用者宅訪問など)

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Q.社会福祉士の仕事の魅力を教えてください。

「自分が関わった方の人生に大きな影響を与える」ということに、とても大きな意味を感じています。 相手から学ぶこともとても多いですし、いろいろな人や機関、団体とのやりとりが多く、人脈も広がります。また、そういった ネットワークを利用して支援がうまくいったときの達成感が大きいです

Q.社会福祉士をやっていて良かったなと思う具体的な事例があったら教えてください。

認知症で、お一人暮らしの方がいらっしゃったのですが、その方はなかなか他の人に心を開いてくださらず、担当のケアマネージャーも支援の仕方を思慮していました。どういうわけかその方は私には心を開いてくださり、日々の暮らしの中でコミュニケーションを深めるようにして相談業務にあたっていました。

あるとき、その方の財産に関する問題が起きたのですが、私がいたことで成年後見人をたて、財産を守ることができました。そのときには社会福祉士として役割が果たせたと実感しました。

社会福祉士をはじめとする相談援助業務は、支援の必要な人を中心として、さまざまな役割を果たす人がチームとなって支援を行います。一人として欠けたのでは、支援は成り立たず、困っている人を助けることはできません。困っている人の悩みが解決でき、快適に生活できることに貢献できたとき、やはりこの仕事をやっていて良かったと感じます。

Q.社会福祉士として向いているなと思う人はどんな人だと思われますか?

  • 自分自身を理解できている人(自分をコントロールできる人)
  • 客観的に物事を見られる人
  • 相手に自分を合わせることができる人
  • 相手の立場になって物事を考えられる優しい人

Q.これから社会福祉士になろうとしている人にメッセージをお願いします!

社会福祉士の資格を取得すると、私のような介護関係の職場に勤務したり、行政機関、病院、児童センターなど、さまざまな場所で働くことができるので、子どもから大人まで幅広い年齢層の人たちの支援を行うことができます。困っていたり悩んでいる人の思いをくみ取って、よりよい生活を過ごしてもらうことが社会福祉士の使命なので、人として成長することができると思います。

いろいろな方の人生に寄り添うことになるので、やりがいもあります。社会貢献したい方、チームで仕事をしたい方など、私が実際にこの世界で仕事をするようになってから、この仕事の魅力に気が付いたように、皆さんも社会福祉士の資格を取得すると自分の世界が変わるかもしれません。

*「ケアマネージャー」の表記について:厚労省や地方自治体による文書では「ケアマネジャー」が正式な表記とされていますが、当サイトでは、現在一般的に使用されていることから「ケアマネージャー」を使用しております。

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