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無料で介護資格が取得できる、ハローワークの制度ってどんなもの?

  • 最短1ヶ月で資格取得をめざせる介護職員初任者研修
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※表示の最安講座・最短期間はこのサイトで紹介している一例であり、地域・コースによって差があります。
※タイミングにより最安講座の募集が終了している場合があります。

介護の仕事に就く前に取得する資格は「介護職員初任者研修」がおすすめです。
短期間で基礎的な知識・技術を学ぶことができ、修了後は好条件の職場への就職が狙いやすくなります。
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ハローワークで介護の資格を取得できる制度があります

ハローワークで介護の資格を取得できる制度があります ハローワーク(公共職業安定所)は、職業紹介や雇用保険関連業務、職業訓練のあっせんなどを行う機関で、厚生労働省が所管しています。

ハローワークでは、希望する職種に就くために行われる公的訓練「ハロートレーニング」への申し込みができます。

ハロートレーニングで取得できる資格には技術系・事務系などさまざまありますが、介護職を希望する人向けには初任者研修*、実務者研修、介護福祉士の講座があります

  • 初任者研修:ビギナー向けの介護資格。受講期間は約3ヵ月程度。
  • 実務者研修:初任者研修よりもややレベルの高い介護資格。受講期間は約6ヵ月程度。
  • 介護福祉士:リーダー向けの介護資格。受講期間は約2年程度。

ハロートレーニングには、雇用保険が受給できる離職者と学卒者・在職者向けの「公共職業訓練」と、雇用保険を受給できない離職者向けの「求職者支援訓練」があり、どちらにも介護系資格の講座が開講されています。

こちらの記事では、求職者支援訓練を利用するときの手順などを紹介していきます。

*「ホームヘルパー2級」は2013年4月1日の介護保険法施行規則改正によって「介護職員初任者研修」となりました。

ハローワークで介護資格を取得するには

ハロートレーニングの求職者支援訓練は無職の人が対象です。また、対象となるには以下の全ての要件を満たす必要があります。

求職者支援制度の対象者

  • ハローワークに求職の申し込みをしている人
  • 雇用保険被保険者や雇用保険受給資格者でない人
  • 労働の意思と能力がある人
  • 職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークが認めた人

テキスト代や交通費などは自己負担ですが、資格取得や技術習得のための訓練は無料で受けることができます。

さらに職業訓練受講給付金の対象者であれば、月額10万円の職業訓練受講手当と通所手当、寄宿手当が支給されます。

支給されるには「世帯全体の収入が月25万円以下」「全ての訓練実施日に出席している(やむを得ない理由がある場合でも8割以上の出席率)」などの条件があります。

訓練を受けるためには、ハローワークに赴いて多くの書類を提出したり、面接や筆記などの選考を受ける必要があります。

参考:職業訓練受講給付金の支給要件(厚生労働省)

訓練開始までの流れ

ハローワークで介護の研修を受講するには、以下のような手続きが必要です。

求職申し込み
ハローワークへ行き、求職申込書を提出し、ハローワークカードを受け取る
受講コースの選択
職業相談を受け、希望コースを選び、受講申込書などの必要書類を受け取る
(職業訓練受講給付金希望であれば必要書類を提出し、事前審査を申請する)
受講申込書の提出
ハローワークで受講申込書に受付印を押印してもらい、訓練実施機関に提出する
選考を受ける
訓練実施機関による面接や筆記選考を受ける
就職支援計画の作成
合格通知が届いたら、訓練開始日前日までにハローワークへ行き、就職支援計画書を作成してもらう
訓練開始
実施される訓練の間も就職活動をし、月1回の来所指定日にハローワークへ行く。
この際活動内容を記入した就職支援計画書を提出し、職業相談を受ける
(職業訓練受講給付金対象者は支給申請も行う)

民間スクール講座でも給付金が利用できます!

介護の資格はハローワーク以外に、民間のスクールでも受講することができます。

ハローワークの求職者支援訓練は、雇用保険を受給できない人が利用する制度でしたが、雇用保険を受給できる人を対象に、教育機関に支払った金額の一部が支給されるという「教育訓練給付制度」が設けられています。

入学料や受講料の20%(上限10万円)が戻ってくるため、対象者の人は民間スクールを利用する際に積極的に活用しましょう。

教育訓練給付金の支給対象者

  1. 受講開始日において雇用保険の被保険者期間が3年以上(初めて支給を受ける人は、当分の間、1年以上)あること
  2. 受講開始日時点で一般被保険者でない人は、資格を喪失した日(離職日の翌日)以降、受講開始日までが1年以内(適用対象期間の延長が行われた場合は最大4年以内)であること

出典:厚生労働省HP

給付金の対象者は、上記の1または2に該当する人で、厚生労働大臣が指定する一般教育訓練を受講し修了した人です。

つまり、雇用保険の被保険者または被保険者の人が、初めて教育訓練給付金を受給する場合、雇用保険の加入期間が1年を超えている必要があります。

給付制度の対象講座は教育訓練講座検索システムで確認できます。
ケア資格ナビの資料請求一覧の特長欄でも、給付制度を使える講座に「給付」のアイコンを表示しています。

教育訓練給付金制度について詳しくはこちら>>

介護職員初任者研修をスクールで受講するメリット

ここまで、ハローワークで受講するための要件や、民間スクールで給付金を受け取るための要件について見てきました。

最後に、ハローワーク・民間スクールそれぞれのメリット・デメリットを比較してみます。

受講料 日程
ハローワーク ほぼ無料 限定的
民間スクール 有料(給付金あり) 自由度が高い

ここからは民間スクールの特徴について、それぞれ具体的に解説します。

民間スクールは、ハローワークよりも日程の融通が利く

民間スクールは、ハローワークよりも日程の融通が利き、通信学習も可能ですハローワークで実施される講座は、申し込む人も多く定員オーバーで受講できないことがあります。また、募集時期が限定され、自治体によってばらつきもあるので、自分の希望に合う講座を受講することが難しい場合があります。

平日の朝から夕方まで受講しながら、月に一度、決められた日にハローワークに行かなければならないので、スケジュール調整も大変です。

いっぽう民間スクールの講座は、ほとんどが通信・通学併用タイプで、「講義」の一部を通信学習(自宅学習)で学ぶことができるため、通学時間の短縮が可能です。
また夜間や週末に受講できる講座もあるので、働きながらでも受講可能で、筆記試験や面接による選考もありません

価格は割高だが、ハローワークと比べてメリットもある!

「スクールの講座は金額が高いのでは」と心配する人もいますが、初任者研修は介護の資格の中でも比較的安価に受講できます。
対象者であれば教育訓練給付金制度も利用できるため、最大10万円が返ってきます。

ハローワークと比較すると出費は増えますが、

  • 自分のスケジュールで勉強ができる
  • すぐに受講がスタートできる
  • 最短1カ月程度で修了できる

など、忙しい人には嬉しいメリットもたくさんあります。

ハローワークも選択肢のひとつではありますが、スクールも視野に入れて講座選びをすることが、資格取得への近道となるでしょう。

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