ケア資格ナビ> 食育・薬膳ガイド
食育や薬膳の資格には、さまざまな民間の認定資格があります。
食育や薬膳に興味がある人や仕事に関連づけたい人は、食育や薬膳の知識やスキルを修得する必要があるため、民間の団体が食育や薬膳の資格制度を設けています。
さまざまな資格があるので、自分の興味がある分野の資格を選択して取得することができます。
食育や薬膳の資格をくわしくご紹介しましょう。
食育の資格には、さまざまな種類があります。
講座の学び方やオススメの対象者を見ていきましょう。
食育の資格には、以下のような資格の種類があります。
資格の種類 | 学び方 | 対象者 |
---|---|---|
食育健康アドバイザー | 通信講座 |
|
管理健康栄養インストラクター | ||
食学調味料アドバイザー | 通信講座 |
|
スポーツニュートリションアドバイザー | 通信講座 |
|
こちらの資格は標準学習期間が6カ月程度となっており、いずれの資格も講座の内容をしっかり理解すれば、資格を取得することができます。
食育の資格にはたくさんの資格がありますが、薬膳の資格についても、さまざまな資格があります。
薬膳は、病気を未然に防ぐという「中国伝統医学」(中医学)の考えに基づいています。
薬膳の資格は、そういった薬膳の基礎知識をはじめ、薬膳に使われる食材の効能などを学びます。
中には漢方の観点からアプローチする資格もあります。
学び方は通学講座や通信講座があり、最短2カ月程度から取得できる資格もあります。
これまでご紹介してきたような食育や薬膳の資格には、取得するとさまざまなメリットがあります。
どのようなことなのか、具体的に解説します。
食関連の仕事では、食育や薬膳の資格を持っていると、転職時に採用担当者に関心を持ってもらうことが期待できます。
また飲食業界で働きたい方や食育や薬膳の講師として仕事に就きたい方で、食に関する資格を持っていない方にとっては、資格取得が実力や能力の証明になります。
すでに食の仕事をしている方で名刺を使う方は、食育や薬膳の資格名を自分の職種と並列して表記することもできます。
専門的に食育や薬膳を学んでいるということを相手に知ってもらうことができ、好印象となるでしょう。
食育や薬膳の資格を取得することで、自分の仕事にプラスアルファの価値をつけることができます。
例えば、医療従事者の方や鍼灸師、柔道整復師、整体師、エステティシャンなど、健康や美容に関する仕事に携わっている方の場合、いま用いている療養方法からのアプローチと食事方法を含めた2本立てのアプローチが可能となります。
「他の人と差をつけたい!」と考えている方には、最適な方法です。
世界保健機関(WHO)が定義しているセルフメディケーションは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当すること」です。
セルフメディケーションには、栄養バランスの良い食事が欠かせません。
食育や薬膳の資格を取得することで、健康的な生活を意識した栄養バランスの良い食事方法を学ぶことができるため、日常生活からセルフメディケーションを実践することができます。
継続的な健康生活を食生活から心がけたい方にオススメなのはもちろんのこと、知識やスキルと一緒に資格を取得できるため達成感も得ることができます。
昨今の就職事情を見てみると、食に関する求人で食育や薬膳の資格は持っていると評価される歓迎資格となっています。
求人票の概要欄には、食育や薬膳の資格を歓迎する記載をよく見かけることができます。
食に関する職場の求人で多いのは、飲食店です。
飲食店での仕事は、一般的な料理人や薬膳料理を扱う料理人としての求人、レストランなどの店長候補の求人などがあります。
料理講師の仕事について見てみると、「正社員」の募集もありますが、一方では正社員になるまで時間がかかったり、「委託契約」のみであったりすることもあります。
食育や薬膳の資格をいかせる仕事は、ほかにもあります。
食育や薬膳の資格をいかした仕事には、ほかにも家事代行サービス業や児童福祉事業があります。
専門の知識や調理スキルを持っているため、そのスキルを家事代行サービス業や児童福祉事業と関連付けて仕事をすることができるからです。
家事代行サービス業では利用者の好みに合った料理メニューが提供できれば、リピート率が高くなり、会社から信頼されます。
児童福祉事業の場合は、保育士として働いている人がスキルアップのために資格を取得し、仕事にいかすことがあります。
また保育士でない人の場合でも、幼稚園や保育園などの調理員として働いたりする場合に、役立てることができます。
こうして見てみると、食に関する求人は働ける場が多いことがわかります。
食の資格取得者や、食に関するスキルを持った人を求めている求人が多いためです。
収入のことだけを考えると、求職の際は収入の安定した「正社員」を選ぶか、収入は不安定でも「好きな仕事だけができる職場」に就職することを選択する必要も出てきます。
食育や薬膳の資格をいかす場合は、従事する職場によって給料は変わると予測されますが、いったいいまは、どのような状況なのでしょうか。
食育や薬膳資格を持っていると歓迎されるような「仕事の給料例」を見ていきたいと思います。
職種・業界 | 給料例 |
---|---|
飲食物調理従事者 | 所定内給与額*23万3200円 |
料理教室講師 | 月給20万円~ |
家事代行サービス業 | 時給1100円~ |
厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」(企業規模10人以上)によると、「飲食物調理従事者」の給料は、所定内給与額が23万3200円となっています。
栄養士は24万5600円ですので、飲食物調理従事者の給与帯とそれほど変わりはありません。
料理講師の場合は大手料理教室の給料例を見てみると、新卒正社員で月給20万円~となっています。
また委託で講師を行う場合は、講師のスキルによってレベル分けされ、レベルが高い位置に属している講師の方が高収入となります。
さて、収入の中でも大切なボーナスはどうでしょうか。
ボーナスについては一般的には業績が反映されますので、景気に左右されることが多い仕事です。
「インセンティブ制」を導入し、業績が思わしくない場合は減額されることなどもあります。
このことから食の資格を生かした仕事は、職場によって収入が変わるので、求職の際に収入が条件となる人は、給与条件に着目し、自分が働きたい職場を選択する必要があります。
それでは、食育や薬膳の資格取得ができるスクールでは、どんなことを学ぶのでしょうか。
* きまって支給する現金給与額のうち、超過労働給与額を差し引いた額のこと。
食育の資格では以下のような内容を学びます。 代表的なおもな項目をご紹介します。
食育の資格を取得するには、これらの項目の他にもたくさんの項目を学びます。
老化のほかに、「学校教育における食育」など、子どもたちに食の大切さを伝える内容も含まれていますので、老若男女問わず、さまざまな年代における食育について深く学ぶことができます。
食の資格で仕事を得たい方にオススメの講座です。
* 漢方の理論に基づいて体質や症状、体調、季節などをふまえ、治療するために食材を選び調理すること。
薬膳の資格が取得できるスクールでは、中医学理論に則った「薬膳」について学ぶことができます。
薬膳は中医学理論に基づいて、食材を選んで調理するため、スクールで専門的な指導を受けると、しっかりとその知識やスキルを身につけることができます。
いまの仕事に関連させて資格を取得したい方、家庭生活の中でいかしたい方など、毎日の食事で健康を保ちたい方にオススメの講座です。
このように食育や薬膳の講座では、さまざまな内容が学べるので、スクールを選ぶときには、どんな内容を学ぶのか確認しておくと、スクール選びのポイントにもなるでしょう。
食育や薬膳の資格は、スクールで取得することができます。
スクールではこれまでご紹介してきたような、食育や薬膳の専門的な知識や技術を学ぶことができるため、スクール選びは大切です。
またスクールごとに取得できる資格は異なる場合がありますので、「資格を取得したい!」と考えたら、スクールの資料で比較してみると、スクールごとの特徴の違いなどがわかり、選択しやすくなります。
「ケア資格ナビ」では、無料で一度にたくさんの資料請求を行うことができます。 資料請求は下の緑のボタンからかんたんに請求できます。
いま、食育や薬膳で一番学びたいことが学べるスクール講座を選んで、自分の目的に合った資格が取得できると、この先のあなたのキャリアや暮らしにもプラスとなることでしょう。
ぜひ、この機会にあなたに合ったスクールを選んで見てください!