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医療事務とは?資格取得講座は最短1カ月から!

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目次

女性に人気の医療事務とは?

医療事務とは、病院やクリニックで患者さんに受付や会計を行ったり、診療報酬の請求事務などを行うスタッフのことです。

医療事務の仕事は専門的な部分もあることから、一度身に付けるとブランクがあっても比較的復帰しやすく、安定して長く働くことができます。未経験でもスキルを身に付けることで、就職・転職が有利になります。

働き方も正社員からパートまで選べることから、結婚や出産などでライフスタイルが変わりやすい女性に人気の職種です。そのため、より良い条件で就職をするには、資格の取得が大切です。

今回は、医療事務の仕事についてご紹介したのち、資格について詳しく解説します。

医療事務の仕事内容

医療事務は主に以下のような仕事を行います。

レセプト業務(診療報酬請求業務)

患者さんは医療機関を受診すると、窓口で最大3割分の金額を払います。医療事務は残り7割以上分の金額を、健康保険組合や市町村などの保険者に対して請求します。この業務をレセプト業務と呼びます。
レセプトとは「診療報酬明細書」のことで、毎月決まった時期までに作成して審査支払機関に提出します。

受付業務

病院やクリニックでは、来院する患者さんに対して受付業務を行います。保険証や診察券を預かるほか、受付時に患者さんに熱を測ってもらったり症状を尋ねる場合もあります。
患者さんのほかには、業者や来客などの対応も行います。

会計業務

診療にかかった患者さんの自己負担分の費用を、会計窓口で精算します。
精算方法は現金、クレジットカード、電子マネーなど病院やクリニックによってさまざまです。いくつもの精算方法がありますので、どんな方法でもできるだけスムーズに行います。

クラーク業務

クラーク業務とは、比較的規模の大きな病院の診療科ごとにある受付業務です。一般的な受付業務や案内のほか、検査予約・案内などを行います。
外来クラークや病棟クラークなど、業務を分業している病院もあります。病棟クラークでは、入退院患者の事務手続きや面会者の受付なども対応します。

事務的業務

病院やクリニックの運営に必要な備品のチェック、管理などを行います。備品が不足している場合は発注を行い、運営に支障をきたさないよう配置しておきます。
また施設内の清掃や消毒などを行う場合もあります。

医療事務の仕事についてもっとくわしく知りたい人はこちら>>

医療事務の給料はどれくらい?

平均年収 約280万円
平均年収(男性) 約350万円
平均年収(女性) 約270万円
時給 1000円前後~

医療事務の給料は地域によっても差がありますが、平均年収は280万円程度です。男女別に見ると、男性が約350万円、女性は約270万円となっています。
医療事務の場合は、パートで働く人もいます。時給の場合ですと1,000円前後~ですが、「実務経験がある」「派遣」などの条件がある場合は、さらに高待遇となることもあります。

医療事務の給与についてもっとくわしく知りたい人はこちら>>

医療事務になるには? 資格は必要?

医療事務は、求人に応募し採用されることでなることができます。

ただし、医療事務の業務には診療報酬算定など専門的な知識が必要な仕事もあります。そのため、あらかじめ医療事務の知識とスキルが身に付く資格を取得しておくと、仕事の理解が早いとみなされ、就職や転職の際にアドバンテージになることもあります。

医療事務は人気の高い職業なので、これから目指す人は取得しておきましょう。

医療事務資格を取得するメリット

医療事務の資格は、以下の4つの理由から取得のメリットがあると考えられます。

  • 就職・転職に役立つ
  • スムーズに仕事をスタートできる
  • 給料アップにつながる
  • スキルアップできる

就職・転職に役立つ

就職・転職の前に医療事務の資格を持っておくと、医療事務に関する一定レベルの知識や、スキルを持っていることをアピールできます。
採用担当者としては無資格者を雇用するよりも、資格取得者を採用した方が指導時間が削減できるため、資格取得者を優先的に採用したいという思いが強い傾向にあります。

スムーズに仕事をスタートできる

資格保有者は、入職前に医療事務の実務をある程度理解しているので、無資格者よりもスムーズに仕事をスタートできます。
また、あらかじめ仕事に対する理解があるため、入職後のミスマッチを防ぐことができ、自信を持って仕事に取り組めます。

給料アップにつながる

病院やクリニックのなかには、医療事務の資格を持っている人に資格手当を支給している場合もあります。
無資格ですでに医療事務の仕事に就いている人は、資格を取得することで給料アップを目指せることもあります。

スキルアップできる

医療事務の資格は「医科」「歯科」など種類があり、資格の勉強をすることで専門知識やスキルを増やしていくことができます。
すでに医療事務の仕事をしている人や資格を持っている人は、難易度が高めの資格にチャレンジして、さらなるステップアップを図ることもできます。

医療事務の資格について

医療事務の資格には国家資格はありませんが、多くの民間資格があります
医療機関の知名度・信頼度が高い資格や、受験者数が多い人気の資格などがあります。難易度も低いものから高めのものまで幅広く揃っています。

資格取得を目指す講座は、定番の診療報酬の知識を学べるものはもちろん、患者接遇やパソコンのスキルまで学べるものなど、学習内容の範囲もさまざまです。

一般的な医療事務の民間資格全般の概要

受講資格

どなたでも受講できます。

資格取得方法

スクールの講座を受講後に、民間資格の取得を目指します。
講座修了後、試験に合格すると資格を取得できます。また、講座を修了することで資格の認定証が発行される講座もあります。

受講期間

通学講座の受講期間は、短期集中型の講座で1カ月程度、平均的には3~4カ月程度です。
通信講座なら、一定期間内に修了することを目標に自分のペースで学ぶことができます。

受講料

ケア資格ナビでご紹介しているスクールの受講料は、20,000円程度~350,000円程度と、幅広く設定されています。

受講内容

医療事務の講座としては、

  • 基本的な医療事務の知識を学ぶ講座
  • コンピュータも同時に学べる講座
  • 医療事務資格試験の対策講座

などがあります。
比較的受講料が高めの講座は、それらを総合的に学べる講座が多くなっています。

医療事務の資格はどうやって選ぶ?

医療事務の資格を選ぶ際には、自分がどの程度のレベルの知識やスキルを身に付けたいのかがポイントになります。転職や就職のためなのか、スキルアップのためなのかなど、自分に合った資格かどうかを見極めましょう。

医療事務の資格の種類

こちらでは、医療事務の資格をいくつか具体的にご紹介します。 医療事務の資格のなかでも知名度が高いのは「診療報酬請求事務能力認定試験」と「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク(R))」です。この2つの資格は医療機関からの認知度も高いことから、毎年多くの人が受験しています。
そのほかの資格も、医療事務として働く際に役立つスキルが身に付きますので、資格を選ぶ参考にしてください。

診療報酬請求事務能力認定試験

診療報酬請求事務能力認定試験は、「日本医療保険事務協会」が実施する資格試験です。
医療事務資格の中でも難易度の高い資格試験ですが、医療機関からの評価も高く資格手当を支給している医療機関もあります。

基本情報
受験資格 どなたでも受験できます
受験科目 医科・歯科
試験方法 学科試験・実技試験
試験日 年2回(7月・12月)日曜日または祝日
試験時間 3時間
受験手数料 9,000円(税込)

出典:診療報酬請求事務能力認定試験の概要 公益財団法人 日本医療保険事務協会

診療報酬請求事務能力認定試験について詳しくはこちら>>

医療事務技能審査試験(メディカルクラーク(R))

医療事務技能審査試験(メディカルクラーク(R))は、医療事務資格としては最大規模の試験で「日本医療教育財団」が主催しています。医療事務に必要な能力として、診療報酬請求事務や患者接遇などが身に付いているかを審査します。
合格者にはメディカルクラーク(R)の称号が付与されます。多くの医療系の専門学校や短大、大学などが団体で受験している資格です。

基本情報
受験資格 どなたでも受験できます
受験科目 医科・歯科 (「医科」と「歯科」の併願はできません)
試験方法・時間 ■在宅試験
・学科試験:医療事務知識/筆記(択一式)/25問/60分
・実技I:患者接遇/筆記(記述式)/2問/50分
・実技II:診療報酬請求事務/診療報酬明細書点検/4問/70分
試験日 医科 年12回(毎月)
歯科 年6回(5月・7月・9月・11月・1月・3月)
受験料 7,700円(税込)(医科・歯科)

出典:医療事務技能審査試験(メディカルクラーク(R)) 一般財団法人 日本医療教育財団

医療事務技能審査試験(メディカルクラーク(R))について詳しくはこちら>>

医療事務検定試験

医療事務検定試験は、「日本医療事務協会」が実施する医療事務の検定試験です。医療事務全般の基本的な知識とスキルを審査します。
試験では医療保険制度の知識や医療費算定の知識が問われます。資格の取得後は医療機関で活躍することができます。医療事務の基本を習得したい人におすすめです。

基本情報
受験資格 ・日本医療事務協会が認定する医療事務講座を修了した者
・受験申請のあった高校・専門学校・短期大学・大学等
・受験申請のあった一般受験申込み者
試験方法 学科試験・実技試験(会場受験)
試験時間 2時間
受験料 7,700円(税込)

出典:医療事務検定試験 日本医療事務協会

医科2級医療事務実務能力認定試験

医科2級医療事務実務能力認定試験は、「全国医療福祉教育協会」が認定する医療事務の認定試験です。
試験では診療報酬明細書の作成技能を含む診療報酬に関する知識や、医療関連法規に関する知識を問われます。

基本情報
受験資格 どなたでも受験できます
試験方法 ・一般受験:在宅受験
・団体受験:会場受験
・学科試験・実技試験
(医科点数表・参考書・ノート等の資料・電卓 持ち込み可)
試験日 年3回(6月・11月・3月)
試験時間 2時間
受験料 一般 7,700円/団体 7,200円

出典:医科2級医療事務実務能力認定試験 全国医療福祉教育協会

医療事務OA実務能力認定試験

医療事務OA実務能力認定試験は、「全国医療福祉教育協会」が認定する試験です。
試験では医療事務と医療事務コンピュータの基礎知識、コンピュータを使用する際に必要なオペレーションスキルを問います。

基本情報
受験資格 どなたでも受験できます
試験方法 ・一般受験:在宅受験
・団体受験:会場受験
・学科試験・実技試験
(医科点数表・参考書・ノート等の資料・電卓 持ち込み可)
試験日 年3回(8月・11月・3月)
試験時間 90分(学科30分/実技60分)
受験料 ■一般受験:7,700円(CD-ROM版 在宅試験)
■一般受験:10,000円(ダウンロード版 在宅試験)
■団体受験:7,200円(会場試験)

出典:医療事務OA実務能力認定試験 全国医療福祉教育協会

医療事務の資格の内容をより詳しく知りたい人は、以下のページも参考にしてみてください。
医療事務 資格の種類とおすすめは?>>

医療事務資格試験の合格率と難易度は?

医療事務の試験の合格率は30%前後~90%程度まであり、かなりの差があります。 それぞれ確認してみましょう。

試験名 合格率
診療報酬請求事務能力認定試験 医科 30%前後/歯科 40%前後
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク(R)) 非公開
医療事務検定試験 80%~90%程度
医科2級医療事務実務能力認定試験 おおむね60%から80%
医療事務OA実務能力認定試験 おおむね60%から80%

医療事務資格試験のなかで一番合格率が低く、難易度が高いといえるのは、「診療報酬請求事務能力検定試験」になります。 ほかの医療事務の民間資格は60~90%と合格率が高いので、難易度は比較的低く、 スクール講座をきちんと受講し内容を理解していれば十分合格できる試験が多いといえます。
難易度が高い「診療報酬請求事務能力認定試験」を受験したい場合は、スクールの試験対策講座を受講するなど、しっかりとした準備をしておくと良いでしょう。

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医療事務は独学で合格できる?

医療事務の資格を目指す人のなかには独学をする人もいます。
その場合は、専用のテキストや診療報酬の点数表、過去問を書店やインターネットから自分で探し、購入することになります。

自分で一から計画を立て、テキストの内容を完璧にマスターできれば、独学での合格も不可能ではないでしょう。

しかし、独学で合格するには、無理のない計画を立て、しっかりと学習を継続しなければ難しいともいえます。
実際、テキストなどを一式揃えたものの、途中で手が止まってしまった……という声も多く聞きます。

スクール講座の利用は合格の近道

自分で継続して学習する自信がない人は、スクールの講座を利用することをおすすめします。

スクールに通うとなると独学よりもお金はかかりますが、医療事務試験を熟知した講師がポイントを押さえた授業をしてくれますので、結果的に資格取得への近道となります。周りにも同じ目標を持った仲間がいますので、モチベーションも維持しやすくなります。

スクールによっては就職サポートがあるのもメリットです。

医療事務のスクールと講座の選び方

医療事務のスクール講座は複数あります。自分に合ったスクールや講座を選ぶことで目標となる資格の合格に近づきますので、ポイントを押さえて選びましょう。

  • 資格の種類
  • 受講料
  • 受講期間
  • 受講方法(通信・通学)
  • 開講日(平日・土日)
  • カリキュラム・講師陣
  • アクセス
  • 就職サポート

資格の種類

医療事務の資格には先にも触れましたが、さまざまな種類があります。
スクールによって取得できる資格の種類が異なりますので、まずはどの資格が自分に必要なのかを決めましょう。

受講方法(通信・通学)

医療事務の講座には通信コースと通学コースがあります。 忙しい人や自分のペースで学びたい人には、「通信講座」が便利で人気です。自宅で計画的に学習するのが苦手な人や、講師から対面で学びたい人には「通学講座」がおすすめです。

受講期間

医療事務の知識やスキルを全般的に学べる講座、試験対策を学べる講座など、目的に応じて受講期間は変わります。
自分の目的やスケジュールに合わせて、無理のない日程で学習できる講座かどうかを確認しましょう。

開講日・時間(平日・土日)

スクールの開校日は、働いている人や忙しい人でも通いやすいようになっており、平日だけでなく土日に開講されている講座もあります。
働きながら学びたい人は、「週末のみ通学する」などライフスタイルに合わせて選択しましょう。

カリキュラム・講師陣

目標とする資格試験に合格するために、必要なカリキュラムをしっかり学べる講座を選びましょう。

医療事務の場合、仕事のほとんどでパソコンを使用するため、パソコン操作を学べるカリキュラムも人気です。
また経験豊富な講師陣が揃っているスクールですと、ポイントを押さえた効率的な学習が可能です。

受講料

スクールの受講料は、受講しやすい価格から高めの講座まで幅がありますので、自分の受講可能な範囲を確認しましょう。
なお、医療事務のスクールには、受講費用の一部がハローワークから支給される「教育訓練給付制度」の指定講座がありますので、高めの講座でも安く受講できることもあります。
支給を受けるには条件がありますので、支給対象になっているかハローワークでチェックしてみましょう。

ケア資格ナビでは教育訓練給付金の対象講座をアイコンで確認できますので、確認してみてください。 給付金アイコンが目印です。

アクセス

医療事務を通学講座で学ぶ場合、「自宅から近い」などアクセスが便利な場所に立地したスクールを選ぶと、負担が少なくモチベーションが保ちやすいでしょう。

就職サポート

スクールでは、就職サポートを行っていることもあります。スクールと医療機関が契約して、就業相談会を実施する場合もあります。
資格を取得してスムーズに就職したい人にとっては、魅力的なメリットです。

医療事務に向いている人は?

  • 事務処理能力がある人
  • コミュニケーション能力がある人
  • 明るく気配りができる人

事務処理能力がある人

医療事務に求められるスキルのひとつに事務処理能力があります。いまはどこの病院やクリニックでもパソコンを使い、診療報酬請求や会計業務などを行います。
そのためパソコン業務を正確に、かつ迅速に行える人は医療事務に向いているでしょう。
診療報酬請求は締め切りが定められていますので、先を見通せるようなスケジュール感を持って働ける人も良いでしょう。

コミュニケーション能力がある人

医療事務の仕事は、患者さんや医師、看護師など多くの人と接します。そのため状況にあった会話や対応ができるコミュニケーション能力のある人は向いています。
患者さんには思いやりのある言葉かけ、医師や看護師には伝達事項などを簡潔に伝えられると良いでしょう。

明るく気配りのできる人

病院やクリニックに来る患者さんは、身体のどこかに不調があり来院します。体調が悪くてうまく伝えられない人もいますので、患者さんの気持ちに寄り添って、気配りができる人は医療事務として活躍できるでしょう。

また医療事務は受付として、病院やクリニックの顔となる人です。笑顔で明るく対応してくれると、患者は安心して来院することができます。

医療事務のやりがいと将来性

医療事務は、「医師や看護師にはなれないけれど、医療の分野で活躍したい」という人におすすめの仕事です。医療スタッフを支えることができ、患者さんが元気になって退院する姿を見ることもできる、やりがいを感じられる仕事です。

高齢化はますます進み、医療機関を受診する人も増えていくと予想されますので、将来的にも医療事務の仕事がなくなることはないでしょう。

資格を目指す人はまずは資料で検討

医療事務の仕事に興味はあるけど不安のある人は、まずは資格の勉強をしてみるのが良いでしょう。

ケア資格ナビでも、医療事務の資格を取得するための講座をたくさん掲載しています。無料で資料請求ができますので、まずは請求して資格の種類の検討からはじめてみてください。

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