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訪問介護で働くには?仕事内容から資格や職種まで解説!

訪問介護員(ホームヘルパー)が、高齢者などの自宅で身体介護や生活援助を行う訪問介護。
訪問介護事業所は、働く人が勤務時間や勤務日を選べる場合が多いので、子育て中の女性をはじめとするパートタイマーに人気です。

では、訪問介護事業所で働くと、実際にはどのような仕事をするのでしょうか? 仕事内容から必要な資格や職種を確認していきましょう。

訪問介護とは?

訪問介護とは、訪問介護員が高齢者や障がい者などの介護サービス利用者の自宅を訪れ、身体介護や生活援助を行うサービスです。施設入居と違い自宅で介護サービスを受けられるので、利用者にとってはストレスが少なく、施設入居に比べ費用負担も少ないというメリットがあります。

訪問介護のサービスを受けられる人は要介護1~5と認定された人で、ケアマネージャー*がケアプランを作成後、そのケアプランに基づき必要なサービスを受けることができます。

高齢者が増え続け施設も足りない現状、国も在宅介護を推奨しており、訪問介護の需要は今後ますます高まっていくとみられています。

訪問介護の仕事は女性に向いています!

訪問介護の仕事は女性におすすめの仕事と言えます。
訪問介護のサービスでは、身体介護はもちろんですが生活援助を求めている人が多くいます。生活援助の内容は、掃除や洗濯、買い物や食事の準備といった、主婦にとっては日常的に行っている家事がメインです。

普段から行っている家事を介護サービスという仕事に生かすことができ、さらに高齢者などの利用者は生活の質が上がります。家庭的な料理を食べることができ、部屋がきれいになった利用者に喜ばれることが多く、大変やりがいのある仕事と言えます。

訪問介護事業所の勤務条件や特徴

勤務時間 訪問介護の業務に従事する時間に応じる
勤務形態 ・正社員
・パート
給与 ・正社員 月給17万前後~
・パート 時給800円前後~
※上記は介護職員の場合
就業する際の条件 ・介護職員初任者研修以上の資格
・サービス提供責任者を目指す場合は資格が必要
特徴 ・夜勤がない事業所が多く、土・日休みの事業所が多い
・直行・直帰できる事業所が多い

参考:クリックジョブ介護
厚生労働省 平成28年度介護事業経営概況調査結果
厚生労働省 平成28年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要

訪問介護事業所は、夜勤がない事業所が多く、土曜・日曜が休業日になっている事業所も多くあります。勤務時間も訪問件数で調整できたり、登録制を取り入れている事業所の場合は空いた日に仕事を入れてもらえるなど、施設勤務に比べ勤務時間や勤務日が選びやすくなっています。
自分の都合で仕事のスケジュールを組めるので、家事や子育てに忙しい女性や扶養内で働きたい人に選ばれる職場となっています

訪問介護の仕事をする前に資格を取得!

訪問介護事業所で働く場合、施設で何人もの職員とともに働く場合と違い、利用者の自宅で基本的には1人で介護サービスを行います。仕事の場が利用者宅というさまざまな環境の中、1人で判断し介護サービスを行うには、一定の知識や技術が必要です。
そのため、訪問介護員として働くには介護職員初任者研修以上の資格取得が、介護保険法で定められています

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訪問介護事業所の仕事内容

身体介護として入浴や食事の介助、トイレの手伝いやおむつ替え、通院介助などを行います。生活援助として掃除や洗濯、食事の用意、買い物などを行います。
サービスは利用者に行うものなので、利用者が家族と同居している場合でも、利用者に関わる部分のみ行うことになります。例えば洗濯をする場合、利用者の使用したもののみを洗濯することになります。

一日の業務の流れ

下記は、とある訪問介護員の一日の業務の流れです。訪問介護員は1日に数件、利用者宅を訪問します。訪問件数によって1日の業務時間が変わります。
業務を始める前には利用者にサービスの説明と確認を行い、承諾を得てから業務に入ります。

■ 9:00~ 自宅出発
当日訪問する利用者のサービス内容や家の場所を確認します。準備と確認後、利用者宅へ車で向かいます。訪問先へは10分前には着くようにします。
■ 9:30~ 利用者Aさん宅訪問
利用者Aさん宅の部屋の掃除や布団干しを行います。掃除をして良い場所、捨てて良いものなどは確認しながら行います。ゴミ出しを行うこともあります。
■ 11:00~ 利用者Bさん宅訪問
利用者Bさんの入浴介助を行います。他の部屋と温度差がないように脱衣所や浴室を温めます。体温や血圧などバイタルチェックで問題がないことを確認します。入浴介助にともない、着替えの手伝いなども行います。
■ 12:00~ 休憩
お昼の休憩を取ります。午後の利用者のサービス内容を確認します。
■ 13:30~ 利用者Cさん宅訪問
利用者Cさんに頼まれた日用品と食材の買い物を行います。トラブルを防ぐために、預かったお金や買うものについてしっかりメモを取ります。
■ 15:00~ 利用者Dさん宅訪問
利用者Dさん宅の掃除をします。その後、夕食の調理をします。食事は作る前に何を作ったらよいかを利用者Dさんに確認してから行います。食材の傷み具合や賞味期限も確認し、調理の際には柔らかさなども利用者Dさんに合うように行います。
■ 16:30~ 帰宅
その日1日の報告を事業所に電話連絡し、1日の記録を付け、業務終了です。

その他の作業など

  • それぞれの利用者のサービス終了後、記録簿の記入をします。
  • 時間が空いた場合は自宅へ戻って休憩をしたり、事務所へ行き報告業務を行うこともあります。
  • 月の半ばや月末に、事務所に記録簿を提出します。

訪問介護事業所で活躍するには?

訪問介護事業所では、訪問介護員の他にも活躍している職種の人がいます。どのような職種の人が活躍しているのでしょうか? またその職種に就くためにはどのような資格が必要なのでしょうか? 確認してみましょう。

訪問介護事業所に必要な職種を確認

職種 仕事内容と必要な資格
管理者 訪問介護事業所の責任者です。特に資格要件はありません。サービス提供責任者と兼務が可能です。
サービス提供責任者 ケアマネージャーや訪問介護員と連絡・調整を行います。ケアプランに従い訪問介護計画書を作成したり、訪問ヘルパーのシフトを組んだりします。サービス提供責任者になるには、「介護福祉士資格」、「実務者研修修了」、「3年以上の実務経験と初任者研修修了」*のいずれかの要件を満たす必要があります。
訪問介護員(介護職員) 利用者の自宅で身体介護や生活援助を行います。初任者研修修了、実務者研修修了、介護福祉士の資格が必要です。

*「3年以上の実務経験と初任者研修修了」の場合は、介護報酬が減算になります。なお、サービス提供責任者は自治体によって要件が異なる場合があります。

訪問介護事業所で活躍できる資格を確認

訪問介護事業所で訪問介護員として働くには資格が必要です。また、サービス提供責任者になるためにも資格が必要なので、ステップアップを考える人は実務経験を積みながら上位資格の取得を目指すことをおすすめします

介護の資格 ポイント 講座資料
介護職員初任者研修
(初任者研修)
  • 介護職員として勤務できる
  • 介護の基礎知識を学ぶことができる
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実務者研修
  • 介護職員として勤務できる
  • 介護福祉士受験に必須
  • 医療的ケアも学べる
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介護福祉士 国家資格
  • 介護職員として勤務でき、現場のリーダーになることもできる
  • サービス提供責任者や生活相談員として勤務できる場合もある
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* 「ケアマネージャー」の表記について:厚労省や地方自治体による文書では「ケアマネジャー」が正式な表記とされていますが、当サイトでは、現在一般的に使用されていることから「ケアマネージャー」を使用しております。

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