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「介護うつ」が増えています。ならないための対策は?

Kaigoutu

2016年に行われた厚生労働省の「国民生活基礎調査」では、介護する人の68.9%の人が「悩みやストレスを抱えている」と回答しています。そして、悩みやストレスを抱え過ぎたり、肉体的な負担や経済的な負担などの原因から「介護うつ」の状態になる人が増えてきています。いまや自宅で介護をしている4人に1人が介護うつ*とも言われている現状があります。

介護うつとは、高齢者や病気の人の介護を続けることで、介護する人の心身の負担が大きくなり、体だけでなく心も不調になりうつ状態になることです。
介護うつになると、介護を必要とする高齢の家族などに十分なケアができなくなり、暴言をはいたり暴力をふるってしまったりすることもあります。介護うつの症状が進行することで、自殺や介護殺人などを引き起こしてしまうこともあります。うつ病は本人や家族が気付かないうちに症状が進行してしまうこともあるので、注意が必要です。

介護うつの症状には「食欲不振」「睡眠障害」「疲労感」「不安感」「意欲や興味の低下」「思考力や集中力の低下」などが挙げられます。このような症状がしばらく続く場合は、医療機関へ相談するなど早めに手を打ちましょう。

* 出典:週間医学界新聞2929号「認知症介護における介護者のうつを考える」

「介護うつ」にならないための対策は?

介護うつにならないようにするためには、ストレスや身体的疲労をため過ぎないことが大切です。悩みがある場合は家族や親せき、友人などに相談したり、地域包括支援センターの窓口へ相談しましょう。「訪問介護」や「通所介護」などの介護サービスを積極的に利用すると、心身の負担を軽くすることができます。

介護うつは、責任感が強く真面目な人ほどなりやすいと言われています。周りに頼らず家族だけで要介護者を介護していくことは素晴らしいことですが、何もかもを一人で行うことが最善ではないことも多くあります。
近くに一人で介護をしている人がいた場合は、積極的に話を聞いたり、介護サービス利用を促していく活動も、今後はますます必要になるでしょう。

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