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高齢者の健康をサポートする栄養ケア・ステーションの取り組み

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「栄養ケア・ステーション」をご存知でしょうか? 地域社会に暮らす高齢者に対して、食や栄養を中心に健康をサポートする拠点として全国各地で展開されています。

栄養ケア・ステーションには管理栄養士や栄養士が常駐し、健康に関する相談に無料で応じます。食や栄養の相談が中心ではありますが、それ以外にも健康診断の結果や体の不調などの相談にも乗ることから、健康面に不安を抱える高齢者を支える立ち位置となっています。
最近では、コンビニエンスストアと薬局が一体型となった店舗にも設置され、新しい試みとして各地に設立されています。

コンビニエンスストアは全国に55,000店舗以上、薬局は58,000店舗以上と多く存在しています。気軽に立ち寄りやすくさまざまな日用品を揃えているコンビニエンスストアと、医薬品を扱う薬局を組み合わせた利便性が一体型店舗の特徴です。そこで栄養相談も受けるというシステムは、店舗を利用する高齢者に注目したものです。

高齢者の食の問題は、さまざまです。ものを噛んだり飲み込んだりする筋力が低下することで食欲がなくなります。また、同じく筋力や体力の低下により活動が減るため、空腹になりにくくなることもあります。薬を服用している人は副作用で口内が乾燥したり味覚障害が起こったりすることで食欲がなくなってしまうほか、薬によっては食欲そのものがなくなることがあるのだとか。
特に一人暮らしの高齢者は毎回の食事を作るのが大変で、簡単に済ませるために栄養の偏ったメニューや出来合いの食品に頼りがちです。また、経済的な理由で野菜やタンパク質の摂取が減ってしまう、血圧やコレステロール値を気にして必要以上に肉類や脂肪分を控えてしまう傾向があります。

こういった食生活は、低栄養という状態を招きかねません。低栄養とは、食事量が減り、必要なエネルギーやタンパク質が不足した状態のことをいいます。低栄養になると免疫力が落ち、体が弱くなるので風邪などを引きやすくなります。また、脱水症状になる危険もあります。

このように健康を損なうことを防ぐため、栄養ケア・ステーションは無料相談のほかに、有料で食事のバランスチェックや個別の栄養相談も受けつけています。

専門的な知識を持った人がアドバイスをしてくれる環境は、貴重なものです。質の良い食事はQOLを高め、健康で元気な心身をつくります。栄養相談により一人暮らしの高齢者の生活や健康が支えられることは、要介護者の減少にもつながる取り組みとなるでしょう。

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