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介護業界にAI!ケアプラン作成システムの開発へ

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昨今、多くの介護サービス事業所や社会福祉法人で、経営促進や作業効率化のため、介護ソフトや介護ロボットの導入が進められています。これまでアナログがメインだった介護業界も、近年の人手不足や高い離職率、職員一人あたりにかかる負担を鑑みて「自動化可能な部分を切り分ける」とした動きが活発です。

2017年4月14日、介護ソフト事業大手のセントケアHD株式会社(以下、セントケアHD)と株式会社産業革新機構は、世界初となる「AIによるケアプラン作成システム」の開発について新会社を設立し、他数社も含めた共同出資の形で開発を進めることを表明しました。共同出資の総額は15億円にものぼり、革新的なアイデアと技術に対し、各方面から期待を寄せられていることがうかがえます。

新会社によると、このシステムでは過去にサービスを受けた要介護者のケアプランをAIが学習することで、要介護者の自立支援や重度化予防へつながるケアプランを作成するとしています。自動生成されたケアプランはケアマネージャーへ提供され、要介護者の希望や状態を加味し、人の手によって最適な形に調整されます。これまで、ケアマネージャーが最初から最後まで行っていた作業のうち、一部をAIが担うことになります。

システムの中核となるAIは、長年AIの研究開発で功績を挙げる、アメリカのActivityRecognition社と事業提携することで研究開発を進める方針です。また、自治体や出資者である介護サービス事業者、社会福祉法人などと連携し、AIが生成したケアプランを活用した調査研究を行い精度を高め、本格的な事業化を目指すと発表しています。

ケアマネージャーは、介護保険制度でも多くの介護サービス事業で配置を義務付けられた職種で、資格取得に最低でも5年以上の実務経験を必要とし、介護現場に欠かせない人材です。一方で、貴重な人員ながら専任業務が多く、業務過多から離職してしまう人も少なくありません。
今回のAIによるケアプラン作成が、高齢者の自立支援やケアマネジャーの負担軽減につながることが期待されます。

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